あらすじ
【99%の医者が抗がん剤を使わない!?】
~それなのに、効果が期待できない治療をなぜ患者にすすめるのか~
医学の専門家である医者でさえ、治療法を迷うのが「がん」という病気です。手術の決断を迫られたとき、抗がん剤が効かなくなったとき。さまざまな局面で患者さんは、難しい選択を迫られます。
では、医者ががんになったら、医者の家族ががんになったら、どんな治療を選択するのか。そこにがん治療の真実が隠れていました。本書の中で詳しく触れていますが、医者が抗がん剤を使わない理由のひとつに、「医者たちが西洋医学の限界やリスクを知っている」ことがあげられます。
医者は専門外の病気であっても、自分や家族ががんになれば、主治医選びに妥協はしません。主治医の治療方針が「違う」と思えば、自分の意見をはっきり述べ、セカンドオピニオンを求めることもあります。
この本には、医者が患者さんたちに言えないたくさんの真実が詰まっています。がんになった医者が、それぞれの局面で選んだ方法は、多くのヒントになるものと信じています。
【本書の構成】
第1章 医者は患者にすすめてきた抗がん剤を使うのか
医者の選択1 自分自身や家族ががんになっても抗がん剤治療は受けない
医者の選択2 抗がん剤の副作用で、突然死ぬこともある。
「打たない」治療をすすめる医師を探す
第2章 がんになった外科医が外科手術をためらうのはなぜか
医者の選択 7 手術をしたがる外科医を信用しない
医者の選択8 術後の後遺症を防ぐために、「腕のいい外科医」以外には絶対に切らせない
第3章 「効果の期待できない」治療をなぜ医者は患者にすすめるのか
医者の選択10 病院がもうかるために、「自分が患者なら拒否したい」治療を行う
医者の選択11 医療訴訟を避けるために、マニュアルに沿った治療しかしない
第4章 なぜ医者は患者にはすすめない代替医療を選ぶのか
医者の選択13 西洋医療にこだわらず、セカンドオピニオンを使い、自分にあった治療法を探す
医者の選択15 「生活習慣の改善」、「ストレスの緩和」でがん細胞の増殖を抑える
第5章 医者は自分が患者になったとき、「死」とどう向き合うか
医者の選択22 末期がんになったら、延命のための治療は一切しない
医者の選択24 最期まで自分らしく生きることを考える
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いい本だったと思う。
人間死ぬことを考えていない。
いつまで生きるのか、もしガンになたったらどうするのか?
日ごろからもう少し死に向き合わなくてはいけない。
Posted by ブクログ
医者は自分ががんになったとき99%抗がん剤を使わない。延命治療もしない。
家族は少しでも延命してほしいからいろいろ口を出すかもしれないけど、
最後は病院ではなく自宅で過ごしたい人が多いので、患者の意思を尊重するべき。