【感想・ネタバレ】アーモンドのレビュー

あらすじ

【2020年本屋大賞翻訳小説部門第一位受賞作!】“感情”がわからない少年・ユンジェ。ばあちゃんは、僕を「かわいい怪物」と呼んだ――韓国で30万部突破!「書店員が選ぶ今年の本」(2017)に選ばれた感動のベストセラー小説、ついに上陸! 扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳のユンジェは、目の前で家族が通り魔に襲われたときも、無表情で見つめているだけだった。そんな彼の前に、もう一人の“怪物”が現れて……。「わが子が期待とは全く違う姿に成長したとしても、変わることなく愛情を注げるか」――出産時に芽生えた著者自身の問いをもとに誕生した、喪失と再生、そして成長の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

扁桃体が小さいと感情がわからない。
そいう事知らなかった。
恐怖、悲しみ、怒り、苦しみ、喜びがわからない息子を
普通の子のように見えるよう母は特訓するが、想像は
できるようにはなるが、共感はできない。
母が事件で植物状態になり、一人ぽっちになったユンジュに
素行の悪いゴンが現れる。人一倍激しい感情を持つ彼とひょんなことから親しくなる。
女友達ドラの存在がユンジュの心に何か不思議な重い石が
一つずしんと飛び込んできた。
少しずつ何かが変わっていく。
些細な変化をとても自然な流れとして表現してる。
ユンジュは泣くことも笑うこともできようになった。
感動。

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2026年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

単純な物語だが好みだった。私も少し共通する部分もありつつ読み進められた。生まれつきのハンデを乗り越えるという点ではありきたりではあるがそれまでの過程が深く濁っていて面白かった。恐怖の淵にいる時人は恐怖を感じないのではないのだろうか。彼の祖母が言ったかわいいモンスターとはきっと必要な言葉だったのだろうか。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画を1本みたような感覚。
クライマックスからの物語の締め方が美しい。

感情を感じられない男の子と、感受性が豊かな不良の男の子が中心となった成長物語。最初はなんとも言い難い複雑な関係だったけど、そこからお互い知りたいという気持ちが見られ、徐々に「友情」へと結びつく。

これは、敢えて救われない結末でも面白い。

「遠ければ遠いでできることはないと言って背を向け、近ければ近いで恐怖と不安があまりにも大きいと言って誰も立ち上がらなかった。ほとんどの人が、感じても行動せず、共感すると言いながら簡単に忘れた。」

自分の中に落とし込めるまで時間がかかりそうだけど、こんな作品に出会いたくて色々な本を手に取っている。出会えてよかった。

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2026年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感情を持たないユンジェともう一人の男の子の物語。どちらも違う方面で怪物と呼ばれ、みんなから変な目で見られている。そんなふたりがどのように交わっていくかが描かれています。

ユンジェが感情が無い分、無駄なことが削ぎ落とされているのでとても読みやすい(あとがきでも著者が言ってます)

感情がないユンジェが、感情がある人がなぜその感情を元に行動を起こさないのか?と疑問を呈するのが印象的でした。
サイコパスと呼ばれる人が多い中で、感情がないからといって感情がある人に比べて冷酷であると考えるのは安易。
感情があるのに他人事のように見ているだけだったり、思ったことを言わない伝えない動かないその方が問題ではないのか。

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2026年05月31日

ネタバレ 購入済み

話題のヤングアダルト……ということで読むのを後回しにしていたが読み出すと止まらず、遅読な私には珍しくあっという間に読了。感情を理解出来ないという主人公の語り口が淡々としており、不必要な描写がなく、結果的にかなり読みやすく仕上がっている。

いやあ……海外文学を読んでいると度々遭遇する理不尽な暴力に、誰も彼もがぶち当たって、そのたびに涙が溢れて止まらなかった。主人公は愛が理解出来ないというが、母や祖母の愛でもってよほど人間らしく育っていると思う。
偶々愛情と疎遠になってしまったゴニが周囲の人々によって怪物になろうとするのはどうにも痛々しく、悲しい。よくある事なんだけど、本来はとても素直な子供が環境に歪まされるのは、やっぱり辛い。
しかし同時に、大人になった自分はこういう子供達に向き合う事ができるだろうか?と考えさせられた。綺麗事じゃない。たぶん難しいだろう。共感ってのは人と違うものを避けるためにも使うから。
共感とはなんだ、助けない人々、遠巻きに見ている人々の気持ちとは、と考える主人公の言葉があまりに真っ直ぐで、読み終わってもまだ泣ける。
取り敢えずヤングアダルトらしいすっきりした終わりで私は救われた……。本当に良かった……。

#切ない #感動する #ドキドキハラハラ

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2024年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ユンジェに友達ができて良かった。
という浅い感想になってしまうが、人とつながり人の感情に触れたり、恋(なのかな?)を知ったりすることで、人の気持ちを理解できない扁桃体の小さな少年が成長していく物語。

初めての韓国作品だった。
家族を重んじたり、学校や時折の暴力などの描写、ああ韓国って感じ、と思いながら読んだ。
ユンジェはなんて呼ぶんだろう、ジュンジェヤ、かな、ユンジェナ、かな、なんて思ってみたり。

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2026年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

家族愛と青春。
感情がわからず共感が出来ない主人公が直情型の同級生と触れ合うことで、感情理解が発芽し、少しずつ人の心を理解していく。また、恋愛もすることで自分の感情がどういうものかが表に出せるようになっていく。
私も感情が表にあまり出ず、人から誤解されることも多いので主人公の気持ちがよくわかる。
ショッキング過ぎる冒頭と終盤はこの小説を劇的にさせる事に貢献しているが、人によっては嫌悪感を抱くかもしれない。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生まれつき扁桃体が小さく、感情をうまく感じ取ることができない少年ユンジェが、母親や祖母、シム博士、そしてゴニやドラとの関わりを通じて、少しずつ人の感情を理解していく物語。

物語の最後には、友達を守るために自分を犠牲にして行動するところまで成長したのだと思う。人との関わりの中で少しずつ変化していくユンジェの姿は、この作品の大きな魅力だと思う。

ただ、私は「感情を理解すること」と「感情を感じること」の境界が少し曖昧に感じられ、そこに引っかかってしまった。

ユンジェは母親から感情について教えられてきたため、相手が「嬉しそう」「悲しそう」といった、相手の感情の状態を認識することはできる。しかし、それは「感情を理解している」ということなのだろうか。それとも、単に相手の状態を認識しているだけなのだろうか。

例えば、ゴニがユンジェの感情を引き出そうとして蝶を殺そうとする場面で、ユンジェは蝶が「苦しんでいる。やめろ」と言う。この時点でも、ユンジェはすでに他者の苦痛を認識し、それに対して「やめろ」と行動を起こしている。では、物語を通してユンジェが新たに獲得した「感情を理解する」とは、これと何が違うのだろうか。

相手の感情を認識すること、感情の意味を理解すること、そして自分自身の中にその感情が芽生えること。その違いがこの物語の中では私にはやや曖昧に感じられたため、ユンジェの成長を十分に実感できなかった。

これは私の読解の仕方によるものなのかもしれない。それでも、今回はどうしてもそこが気になってしまった。
機会があれば、再読してみたいと思う。

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2026年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感情が無い場合の物事の捉え方がこんな感じなんだなとわかり勉強になった。感情がないと物事を捉えられなさそうだが、感情が無いからこそ鮮明に理解できている部分があるような?なんか言葉にできないんですがそんな感じに思いました。最後ハッピーエンドでよかった…!

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2026年07月25日

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