【感想・ネタバレ】世界史で学べ!地政学(祥伝社黄金文庫)のレビュー

あらすじ

●覇権国アメリカの時代は2050年に終わる●悪魔に変貌した中国が目指す海洋進出戦略●朝鮮半島──侵略され続けた国家の宿命●インドの台頭は世界をどう変えるのか●アフリカの大地で行なわれた米ソの代理戦争とは……。駿台予備学校・世界史科講師にして大人気ブロガーの著者が、世界を9ブロックに分けて分かりやすく解説した目からウロコの画期的1冊!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

mac

ネタバレ

・国や民族が、地球の表面の陸地に暮らしている以上、その位置関係は、おのずと、独自の意味をもってしまう。
・ハートランド:背後から攻められない場所。ユーラシア大陸中心部。
大陸では、四方八方から攻められる可能性がある。
もし、背後から攻められないと「確定」しているような場所があり、
そこに凶悪な輩が陣取ったりすると、
その「城」を拠点に次々と周りを落としていくことが可能になってしまう。
ハートランドの後ろは北極海のため、無人である。
背後を突かれる可能性がない。(海軍の侵入は不可能)
長期戦では、冬将軍の厳しい寒さの前に、異国の軍隊が攻め入ったとしても、
いずれ敗北を余儀なくされる。(陸軍の侵攻は困難である)
戦略的縦深(国境から首都までの距離)が長い。(ロシアの首都はモスクワ)
この理想的な防御陣地を押さえているのが、ロシアである。
・世界島:ユーラシア大陸全域およびアフリカ大陸。いわゆる「旧世界」。
・東欧を支配するものは、「ハートランド」を制し、
ハートランドを支配するものは、「世界島」を制し、
「世界島」を支配するものは、世界を制す。
・「もし、中国と朝鮮(韓国・北朝鮮)、そしてロシアが三位一体となり、そうやってできた大きな勢力が、日本を隷属させた時、世界中にとてつもない災厄が降りかかることとなろう。
なぜなら、そのとき彼らは、ユーラシア大陸中心部という戦略的絶対優位を確保し、大陸の資源を持つのみならず、海へのアクセスをも手にする事ができるからだ。」
・「もし、各国が中国と個別同盟を結んだ場合、最後は必ず裏切られ亡国へと至るだろう。かつて、秦(古代中国)が東南アジアの国々にしたように。したがって、中国を共通の大敵とみなし、東南アジア各国が結束して対抗しなければ、生存は覚束ない。」
・「ロシアは「世界島」の中心部(ハートランド)を押さえている。ここを発する大河は全て北極海か、内陸湖のカスピ海へ注ぐ。
海軍はハートランドへは侵入できない。
鉄道の普及がユーラシア大陸内陸部の移動を容易にしたため、ロシアの膨張は加速する。
ロシアの東欧支配を阻止し、地中海方面へのアクセスを妨害しない限り、生存は不可能だ。」




0
2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何気にニュースをみて、その事柄を漠然と受け止めていただけだったけど、本書を読むことで、それぞれの国の歴史的なな背景を知ることで、深く洞察することができるようになる。

0
2020年07月11日

「社会・政治」ランキング