あらすじ
ふしぎな黒猫に誘われて、学校の校庭から、子どもたちだけが住む世界に迷いこんでしまった悟。やがて、悟は仲間とともに、この世界を支配している竜と闘うことになります。予想できない展開の連続の中で、子どもたちは〈一番確かなもの〉を探していく。壮大な冒険のドラマ。
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Posted by ブクログ
✳︎✳︎Audible✳︎✳︎
「もう消えてしまったよ、俺とお前だけの世界だからな」にぞわぞわぞわ…真実がここにあるな。
きっとこの世界も、自分が消えてしまったら無くなってしまうのだうと思うと…わかっていても確かだと思う今の世界がひっくり返る気分。
6歳息子は謎が難しいらしく、話の筋を追うだけで精一杯そうだけど、それでも続きを聴きたいとせがみせがみ2人して夢中。
なんだか人の名前が覚えられなくて、最後まで「かおり」しかピンとこなかったけど、全くそんなことは問題でなくて、だれかが何なのか、本当に確かなものはなんなのか、予備知識なしで聴くのは面白くて幸せな時間でした。
子供達だけで生活している世界とか、時間が若さだとか、『はてしない物語』や『モモ』を彷彿とさせて、エンデ好きにはたまらないはず…わたしがなぜか日本のファンタジーを子どもの頃通らなかったので、大人になった今楽しんでいます。
Posted by ブクログ
再読。
自己の認識と、社会性の芽生えを扱うジュブナイルでありながら、何よりも幾つもの謎と冒険に心躍らされるファンタジー。構成も面白く、その見せ方も気が利いていて小洒落ている。思春期の子どもたちに是非読んでほしい児童文学の傑作。
Posted by ブクログ
この感動は未だかつてない。
これほどだとは思わなかった…!
騙されたと思って読んでみてほしい。
この世界で一番確かなものは?
それは…すごい話。展開も良かった。戦いも良かった。これはどういう結末なのか先をいろいろよそしたが、全く違った。ここまで考えられていて最後も綺麗にまとめる。すごい。
こんな話を書いてみたい。いやとうていかけない…!
子ども向けとは思えない。これは歴代ナンバーワンだ。
Posted by ブクログ
「実は何人もいた」、「爺さんが剣を石に突き刺していた」という事実に度肝を抜かれたのをよく覚えている。
❇︎
最後、元の世界に戻ってきて最初の日常に戻る…この後味の良さはそこらへんじゃ味わえない