【感想・ネタバレ】春とみどり(1)のレビュー

1人でいたくないけど、輪の中に入れない……。
仲良くなりたいけど、一歩が踏み出せない……。
新しい環境に飛び込んだ時の、居心地の悪さや心細さを感じている人に、ぜひおすすめしたい作品です。

本作は、人付き合いが苦手な主人公・みどりが、学生時代の唯一の友だちのつぐみの死をきっかけに、つぐみの娘・春子を通して、新しい一歩を踏み出す物語です。
勇気がでなくて、他人を受け入れたり、わかり合ったりすることができなかったみどりは、クラスの中心で太陽のように明るいつぐみに救われます。みどりにとってつぐみは、社会人になっても忘れられない、大切な人。そんなつぐみの一人娘を、「与えてもらったものを返したい」と引き取り、2人きりの生活が始まります。

つぐみと顔がそっくりで、まだ中学生なのに大人びていてしっかりしている春子と、いい大人なのに一人暮らしもままならないみどりのでこぼこな同居生活。
他人と暮らすことで、みどりは人を思いやることや分かり合うことを知っていきます。

人が変わるのに遅いことはなく、人はどこまで変わってゆけるのですね。
自分の居場所を作るのに必要なのは、ほんの少しの勇気だけ。
喜びも悲しみも分かち合える幸せ、変化していく喜びを、噛みしめたい作品です。

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人付き合いが苦手な主人公のみどりが
中学時代に親友だったけど連絡先が分からず
疎遠になっていたつぐみが亡くなり、
その娘を引き取って育てる話で
1巻だとふたりの関係がまだなんとも言えない感じで
続きが気になる。

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2020年12月13日

ネタバレ 購入済み

設定がイイ

この作者さんの読み切りで興味を持ち、こちらの新作も読みました。設定も好みな感じで、メインの二人のキャラもイイ!

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2019年12月16日

匿名

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ふたりぐらし

主人公の雪平みどりは会社員をしている女性。
職場で誰とも話したり接したりしない彼女は社会にいながら社会から切り離されたような日々を送っていた。
みどりは春というものが出会いや別れ、新しい環境やそこでの自己紹介などの理由で苦手だった。
そんな彼女の元に母からある電話がかかってきた。
それは中学時代の親友であるつぐみの葬儀があるということだった。
つぐみは教室の隅でうつむいているようなみどりと違ってみんなの輪の中で笑っているような女の子だったのだが、葬儀に出向いたみどりはそんな彼女の元を訪れるかつての友達がいないという状況を目にした。
その絶望感に打ちひしがれていると、つぐみにそっくりな少女がその場にいた。
なんと彼女、春子はつぐみが10代の時に出産した娘だった……。

傷を抱えた不器用な二人の暮らしがこれからどうなるのか気になる。

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2023年12月11日

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春緑1

う~ん。不思議とさらっとした雰囲気で読み進められるけど、本当はそれなりに重いというか、繊細で難しい内容ですよね。う~ん。主人公の選択はステキなことだと思います。

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2023年12月04日

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