【感想・ネタバレ】春とみどり(2)のレビュー

書店員のおすすめ

1人でいたくないけど、輪の中に入れない……。
仲良くなりたいけど、一歩が踏み出せない……。
新しい環境に飛び込んだ時の、居心地の悪さや心細さを感じている人に、ぜひおすすめしたい作品です。

本作は、人付き合いが苦手な主人公・みどりが、学生時代の唯一の友だちのつぐみの死をきっかけに、つぐみの娘・春子を通して、新しい一歩を踏み出す物語です。
勇気がでなくて、他人を受け入れたり、わかり合ったりすることができなかったみどりは、クラスの中心で太陽のように明るいつぐみに救われます。みどりにとってつぐみは、社会人になっても忘れられない、大切な人。そんなつぐみの一人娘を、「与えてもらったものを返したい」と引き取り、2人きりの生活が始まります。

つぐみと顔がそっくりで、まだ中学生なのに大人びていてしっかりしている春子と、いい大人なのに一人暮らしもままならないみどりのでこぼこな同居生活。
他人と暮らすことで、みどりは人を思いやることや分かり合うことを知っていきます。

人が変わるのに遅いことはなく、人はどこまで変わってゆけるのですね。
自分の居場所を作るのに必要なのは、ほんの少しの勇気だけ。
喜びも悲しみも分かち合える幸せ、変化していく喜びを、噛みしめたい作品です。

ユーザーレビュー

ネタバレ購入済み

授業参観

yubr00 2019年12月16日

授業参観の日のエピソードが一番好きで、映画館のシーンも印象的でした。次の巻からどうなるのか気になる感じでした。

このレビューは参考になりましたか?