【感想・ネタバレ】たとえば、君という裏切りのレビュー

あらすじ

病に冒されたベストセラー作家に最期のインタビューをするライター、アルバイト先の常連の女子大生に恋をする大学生、公園で出会ったお姉さんから遠い国のお話を聞くのを楽しみにしている少女――彼らが好きになってしまった“あの人”はいつも自分ではない“誰か”を想っていた。三つの物語は時を越え、“ある人”の深い愛に結実する。あまりに切なく、震える純愛ミステリー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

3つそれぞれの物語が最後ひとつに組み合わさり進む展開。
共通して下田涼花のストーリーかな。
彼女の執念、執着が多くの人を巻き込んでいくかたち。
ただ、彼女の独占的な行動は関わった人達を不幸にしていってる印象。
特に本物の小堀充希があまりに報われず哀しい。そんな感想です。

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2020年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あー、全部繋がる話なのかなと想像していたら、その通りの短編集だった。
2つめの話は大した盛り上がりもないまま終わっていったが、つなぎとしての物語だけでなく、これ単体での面白さももう少し欲しいところ。ただ、名前や入れ替わりといった設定はこちらの想像のちょっと上を行っていた。
印象に残る短編集だ。

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2019年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

岡山への電車で読んだ。おまえのなりすましかー!って、最後びっくりした。話がつながっていないように見えて全部つながってる。好き。余命わずかの引退する鴨志田玲、編集者の下田涼花、ライター。

「下手に趣味が合ったらそれはそれで細かい好みの違いとかが気になるのでは。ならいっそ全然異なる嗜好と価値観同士の方がお互いを素直に尊敬しあえるのではないか」ってせりふについてだけど、 いや、程度の問題では。

少なくとも相手が何を話しているか大体わかってないと尊敬もできない。同じ日本語でも全く興味のない分野の固有名詞は外国語と同じ。外国語なら意味が分からない、文化の違い、で諦めもつくけど相手の内容がさっぱり理解できないっていうのは結構つらいものがある。

 

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2021年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3つの短編が最後に1つに繋がる。
第3章で大まかなつながりは見えたものの最後にもうひと捻りあり、感心させられた。
各短編の脇役と思っていた登場人物が後々伏線だったことが分かってくるのも面白かった。

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2020年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

たぶん出会わなければよかった嘘つきな君にも読んでいたので話が繋がっているんだろうなと思って読んでしまった。
でも結末は驚きました

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2019年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中まで、恋愛色だとか、普通な空気感が強くて、なんでこれ読もうと思ったんだっけかな…?と思いながらも、とりあえずは最後まで読むか、と読み進めた。
最後の章ですべてがつながって(まあ名前を騙ってたり、離婚での苗字変更が使われててずるいなーとは思ったけど)、想像以上にたったひとりの自分勝手な、後味の悪い終わり方に、読んでよかったー!となった。個人的には気持ちのいい、終わりの裏切りだった。

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2022年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想書きますよ、書きますけれど、これは何にも知らずに読むほうが絶対面白いですよね。作家買いをしたものだから、内容についてはちぃとも知らず、連作短編だと思い込んで読み始めました。

第1章の語り手はフリーライター。売れっ子の覆面作家から突然コンタクトがあり、難病に侵されているその作家の独占取材をしてほしいと言われる。作家の死亡によってその章は完結。当然その裏の話がこれから紡がれるのだろうと思いながらの第2章。ところが、なんじゃこりゃ、別立ての話か、それにしてもしまらん、どうせぇっちゅうねんなどと悪態をつきかけ、第3章で「おみそれしました」。

複数の人物の「それ」が変わっているのはちょっとずるいかなとも思うのですが、毎度のことながらこの作家には鮮やかに騙される。そしてとても嫌な話かつ面白い。性別が謎だと今日まで思っていましたが、猥談はいかにも男性。

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2020年01月02日

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