【感想・ネタバレ】闘争の倫理 スポーツの本源を問うのレビュー

あらすじ

「勝ちたいためにきたないプレイをする人がいる。しかし決して楽しいゲームはできない。そこにフェアなプレイを行なうための闘争の倫理ができあがる」 「人間の持っている本性を、勝負のなかであらわにし、それを人間はどういうふうにコントロールしていくべきかということを身につけるのが、スポーツ教育の目標のような気がしている」 戦場からの生還後、母校・早大のラグビー復興と教育に精力を注ぎ、日本代表監督としてオールブラックス・ジュニアを撃破し、イングランド代表には3対6の大接戦を演じてみせた、戦後ラグビー界の伝説の名指導者。「戦争をしないために、ラグビーをするのだ!」と説く、思想・哲学の名著を鉄筆文庫化。 <解説>藤島大(スポーツライター、『人類のためだ。』著者) <推薦>岡田武史(FC今治オーナー、元サッカー日本代表監督) 題字/川原世雲

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Posted by ブクログ

早大で長年ラグビー部監督を務められた大西鉄之祐さんによるスポーツ論。ほとんど哲学書です。
戦争体験から、人間が究極の状況においてなお自己をコントロールできるようになるために、戦後はスポーツ教育に取り組まれます。教育としてのスポーツ。そこに金が絡むことを否定する。まさにアマチュアリズムを正面から説かれています。スポーツだけでなく、禅、西洋哲学も深く学ばれていて、語られる内容は難しいところも多いですが、スポーツというのはここまで深く捉えて考えることができるのかと驚かされました。

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2022年05月01日

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