【感想・ネタバレ】翼のレビュー

あらすじ

大手精密機器メーカーに勤める田宮里江子は、大学時代の親友の夫・長谷川岳志と10年ぶりに遭遇する。岳志は、親友の恋人でありながら、初対面でいきなりプロポーズしてきた男だった……。直木賞作家のTwitter連載小説として話題となった恋愛小説。何度も読んで、何度も涙するという読者が続出した。鉄筆文庫の創刊第一作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「僕たちの人生は誰かを不幸にしないためにあるわけじゃないよ。愛する人を幸せにするためにあるのだし、そして、何よりも自分自身が幸福になるためにあるんだ」
きみがずっとそばにいてくれるのなら、それでもいいんじゃないかと、ただ共に生き、共に死にたかっただけ。登場人物の岳志の里江子に対する想いや行動は否定されてしまうものだろうけれど、自分の幸せを追求する、好きな人と過ごしていく人生でありたいっていう凄くシンプルな欲求だと思える。
叶わないと知って絶望した結末…しがらみで幸せになれないって何なんだろう。

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2021年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説、というにはあまりにパーソナルな、ドキュメンタリーのような、そのくせそこここが、今の自分に重なって、響いて、通りすぎた。
長谷川岳志のいうことが、すごくよく解った。
そして、それを真正面から認めて、生きていた彼がそれ故に長らえられなかったことも、よく。
好きだな、愛しいな、貫いて欲しかったな。

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2016年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

田宮里江子が、
長谷川岳志と再会することがきっかけでした。
運命の人が隣にいない人生に意味はある?
と、
話題になってたみたいなんですが、
ちょっと違和感。

白石一文さんがそんな、
運命の人が隣にいない人生に意味はあるって言う?
つか、
そもそも運命の人ってなに?
あまり、
期待しないで読み始めました。

ちょいちょい気になったところを述べていくかな。

翼って言うと、
もう、
天使の翼なんかをイメージしてしまうけど、
カラスです。
真っ黒な羽根は自由のしるし!
自由というか、
天上天下唯我独尊って感じなんですよね僕的には。
なんとなく。
自由って言葉は弱くって曖昧な感じがするんですよ。
そんな曖昧な感じじゃないんでしすよねカラスの羽根ってイメージは。
まさに、
天上天下唯我独尊なんです。

自分が死んでも、
誰かの記憶に自分があるうちは、
「死」ではない。
と、
こんな内容はどっかで聞いたことあるなぁ。。。
データとしての自分。。。
自分が自分で生きている実感を持てない状況はイコールして「死」ですよ。
それだけ。
誰かの中になんてどうでもいい。
生も死も、
自分の実感の中にしかありません!
そして、
自分も含めて、
あまり、
生きることや死ぬことに執着してないのが人間ですよね。
たぶん、
重大な病気や事故を経験して、
その、
最中にある時だけ実感するんですよ「生」や「死」を。
それに、
携わってる医者って大変よね。。。

「さほど」
何事も「楽しもうとしないとどんどん醒めていく」
人生だって、
ただ、
流していくだけだと醒めていくだろうしつまらなくなっていって、
生きる実感なんて味わえないでしょう。
自問自答。
「今現在人生楽しんでいますか?」

自分も含めて、
あまり、
生きることや死ぬことに執着してないのが人間ですよね。
と、
書いてますが常に自問自答。
幼いころから「死」におびえていた経験がある自分でも、
この年まで来ると、
やっぱり「死」は怖いし、
占い師やっててスピリチュアル的に転生や死後の世界について模索したり、
何かを知ったりして、
だいぶ、
落ち着いてきましたが、やっぱり「怖い」ものなんですね。
これ、
あと数年、数十年経って、
自分の中で何が変わるか楽しみながら生きていこうと思ってます。
何かの間違いがあって、
突然死してしまうことだけが残念なんで、
そういうことがないようにお願いいたします!

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2016年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ツッコミどころもあるし、すごく共感できるわけではないのだけど、不思議と惹きつけられて読んでしまう白石ワールド。

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2021年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めて白石さんの本を読んだのだけれど、読みやすくてサクサク読めた。

愛とか死とかについて書かれているところがどことなくノルウェイの森を彷彿とさせた。

でも、なんでだろう、なんか岳志の行動が意味不明すぎる。そこまでしたくなっちゃうのか、とか思ってしまう。結局彼は周りのことを考えていない人なだけで、周りはそんな彼に巻き添えをくらっているだけではないのか、と。

こうゆう、愛について書いてあるようなのって結局男か女かどっちかが死ぬ結末になっていて、「あー、また死んだ。」とか思ってしまう自分もいた。確かにお互いに惹かれあっていた2人のうちの片方が死んでしまうと読んでいる側からすれば共感してしまい、感動している気にはなるけど、なんでもかんでも死に結びつけるのかあ…とも思ってしまう。

でも、死は誰にでも共通することだから、あらゆる小説において死について深く書かれることは、ある意味当然なのかもしれない。

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2019年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公と岳志の恋愛ものかと思ったら恋を超えた運命(岳志の一方的なものだが)の話だった。
人生に関する哲学めいた言葉は安定の白石一文流。
「僕たちの人生は誰かを不幸にしないためにあるんじゃない(中略)自分自身が幸福になるためにあるんだ」
元夫の伸也との子どもを身ごもった朝子も印象に残った。

みな生きること、愛することに全力だ。愛する人は必ずしも今隣にいる人ではないかもしれない、それでもその人を愛することを諦めない、自分に嘘をつかないことが自分の幸福につながるのではないかと思わされた。

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2017年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

親友の夫となった男こそが主人公・田宮里江子の『運命の人』だったが気づいた時には遅かった…ということで。
時系列があちことにいくので、あれ?となることしばしば。
(解説によればそれが「白石節」らしい)
岳志とのことよりも、城山・坂巻関連の話のほうが面白かった。

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2015年07月06日

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