あらすじ
「ナオの全てを私が面倒を見る」ヘイゼルの瞳をした端正な外国人・リュシーに突然キスを奪われた天涯孤独で人見知りの尚行。伴侶になってくれと懇願され、尚行は断りきれずリュシーの豪邸で生活することに。お風呂、ご飯、お姫様抱っこから恥ずかしいことまで…。手づから生活の全てをお世話され、優しさに飢えた心が熱い求愛に満たされるのを感じ始めたある日、リュシーのとんでもない事実を知らされる。リュシーは人間でなく竜だというもので!? 運命の伴侶を乞い願う溺愛系人外BL!
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面白かったです!一目惚れからの、なし崩しの関係で好きになって…という流れが、吊り橋効果?みたいで、あまり好きではないのですが、ちゃんと思いあっていることがわかって、ほっとしました。
シンデレラストーリー
素敵なお話でした。竜人と人間が魂の番になって絆を結ぶ内容ですが、なるほど人間には相手が番であることも永遠の愛(恐ろしく長い一生)を確約することも分からない。そのすれ違いが切なかったです。当て馬の女は腹立つけど彼女によってナオが自分を殺して来世で幸せになって、と願うシーンは涙が止まらなくなりました。
人外と人間との永遠の愛
半獣半人と人間の価値観、本能、寿命の違いなど、
種族の違いを乗り越えて本当の愛を誓い合う二人に胸を打たれました。
攻は頼りがいがあって超絶溺愛だし、受のナオは本当に健気な心根なので、
この先何があってもこの二人は絶対大丈夫だなという確信が持てる、そんなお話でした!
良い
獣人もの大好きですが、竜もまた番への執着が激しめなので大好きです。
性格と境遇故にとっても苦労してきたナオがリュシーに愛されて変わっていく様が良い。
自分は人間だから変わらぬ愛を誓えない、と泣くその愛情深さこそ番の本能って感じがすごくしました。
深かった
前半、いろいろ可哀想な尚之を、リュシーが甘やかし、Hばかり誘って囲い込むのに対して、尚之はぐるぐる、うじうじ思い悩むところで萎えてしまいました。
それでも終盤になって、種族の違い、分かり合えないジレンマ。
「殺して」尚之には落とし所だったろうし、リュシーにも思いは伝わって、お互いの「唯一」になれて良かった。