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Posted by ブクログ
同人誌とかコミカライズで気づかなかったけど、ほんとに久しぶりの新刊。
アンソロ『エロとじ』収録の短編に続編とスピンオフを加えた、センセらしいエロがてんこ盛りのストーリーでした!
白髪もあったりする冴えない中年サラリーマンが、ある日突然社長に呼び出されてハイスペック外国人のおじさん相手に性奉仕することを頼まれてしまう…という、キラキラロマンティックなBL設定からはあまりにも程遠いお話で、これ一体どこに需要があるんでしょうか⁉と思わず突っ込みたくなるにはなりました…(笑)
でもですよ、さすがストーリーテラーの木原センセだけあって、読み進むうちに止まらなくなり、どんどん夢中になってしまうマジックでした。思いもよらない展開で、でもちゃんとハピエンが待っていて、すごく面白かったです。
思いもよらないっていうのは、まぁ、短編を読んだ時にも感じた「3Pのトライアングル」系発展があるのかと思ったら全然違ってて、えっ??と思ったあのラストの衝撃が、続編でまたまた、この二人は運命だったの⁉とか、スピンオフであっ救済完了!!とか、何度もわっ、うそ~!と意表を突かれてしまったというところですね。
…もう、タジタジです。
エロ的には、清々しいほどのエロ特化でした。おじさんのエロが好みか好みじゃないかはわかれると思うけど、とりあえず赤面もののエロシーンが満載でした。
例えば、男体盛りとか、お道具とか、あんなところにタトゥーとかwww
めっちゃ萌えました←
色々BL読んできたけど、魔性の白髪中年男っていうのには初めて出会った気がします…
こっちまで魂奪われそうになります。すごいです…
あと、立場の逆転に萌えました。有り得ないと思ってた相手に気がついたらハマってるパターンですね。
「鈍色の果実」では、ごめんだと思ってた鶴谷に魅入られちゃった社長で、「漆黒の華」では、ゲイでもなかったのにいつの間にかダンの虜になっちゃった佐川。こういうのはツボど真ん中です。
ヒューイのその後も知りたいので、ぜひこちらのスピンオフもプリーズ!です。
Posted by ブクログ
「鈍色の華」の描写には耐えられず、「漆黒の華」のみ。
登場人物全員悪人、とまでは言わないが、主人公からして計算高いろくでなし。
悪漢小説であり、ローターの件りは筒井康隆のスラップスティックを思わせる。悲喜劇であり、日本は戦争に負けたんだとしみじみ感じさせてくれる。
いかようにも取れる異色の傑作なのかも知れない。
シュールな面白さ
想像を遥かに超えるとんでもなさで笑いが堪えきれずむせてしまいました笑
魔性のおじさんの、開花具合がすごすぎます。
受けから攻めへの好意が全くなくて、もはや清々しかった。
後半に収録されていた漆黒の華もおもしろかったです。途中、共感性羞恥で死にそうになりましたが…笑
性格の悪い無能な受けと、そんな男に引っかかってしまったスペック高い攻め。最終的には二人で勝手にやってろバカップルになります。
Posted by ブクログ
3.8
鈍色の華
海外企業の重役への枕接待をきっかけに男にハマってしまった五十代男性のお話。
って書くとよー分からんけど、最初はノンケでSEXも満足にしたことのないようなおじさんが外国人相手に開発されてしまって男無しでは生きていけないような淫乱になったという感じ?てっきりダンとヒューイの3人のお話かと思ったら最終的には社長に囲われててびっくりした。
にしてもこういう人おるやろなぁと思った。
漆黒の華
受けがむちゃくそ嫌いなタイプで、お前こそ攻めにガチガチにやられて一生攻め様居ないと尻の火照りがどうにもできませんアヘアヘってなれ!って思ってたら良い結末だったなぁ( ˘ω˘ )
ダンは鶴谷にもフラれこのクソ受けにも酷いフラれ方したら可哀想すぎるわと胸痛めてたからホント良かった