【感想・ネタバレ】緑土なす【分冊版2】黄金の王と杖と灰色狼【イラスト入り】のレビュー

あらすじ

山奥で野人のように暮らしていた“足弱”は、初めて上京した都で、今世王レシェイヌの庶子の“兄上さま”だと発見され、宮殿に保護される。国土に緑をもたらす奇跡の力を持つ王族は、血族しか愛せない宿命。しかし流行病により、今や生き残っているのは今世王ただひとりだった。孤独のために死にかけていた今世王は足弱に夢中ですがりつき、愛を捧げる。王族命の家臣一族「灰色狼」もまた、足弱に尽くそうとする。自分が王族だとは思えない足弱は耐えられず、ついに宮殿をあとにしようとするが……。シリーズ分冊版第2巻!
※本書は分冊版です。電子限定書き下ろしショートを収録した単行本「緑土なす(1)黄金の王と杖と灰色狼<電子限定かきおろし付>【イラスト入り】」もございますので内容お確かめの上、お間違えないようご購入ください。

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Posted by ブクログ

世界観の作り込みが本当にすごい!「血縁しか愛せない王」という設定がまず強烈で、ファンタジー要素と倫理観のせめぎ合いが絶妙に絡み合い、話の展開も先が全く読めません。
1巻の100ページほどしか読んでいない段階なのに面白さで何度も深呼吸する羽目になり、「1巻で本当に収まる…?」と不安になるほど引き込まれました。初夜の描写も今まで聞いたことのない声で、思わず何事かと動揺するインパクト。

足弱(受け)はなかなか見ないタイプですが、それがまた良くて、読み進めるうちにどんどん可愛く見えてきます。純粋さが愛おしく、40手前とは思えない無垢さや優しさに感情が追いつかなくなる場面も。最後の方では、こちらまで従事したい気持ちにさせられました。そんな受けを絶対に抱くのをやめないレシェイヌも最高で、「やめて」と言われても華麗にスルーし、「兄上様大好きです」で全部丸め込む強さがたまりません。

執着強めに足弱を全力で大好き大好きしているレシェイヌ(攻め)がとにかく可愛くて悶え。

展開の読めなさと物語の完成度、世界観の緻密さに唸らされ、特設サイトの「モンスター級傑作」という言葉やランキング常連なのも心から納得しました。
面白かった、という言葉では足りないくらい、すごすぎる一冊でした!
本編?は2巻で一区切りですが、続きも読むの楽しみです!

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

web既読ですが書籍だとまた違う印象。想像以上に書籍向きだった。
受が同性愛かつ近親相姦に激しい抵抗を持ち、長く苦悩する。BLなのに、その辺安易に片づけられていないところがよかった。
結果的に、それらを全く意に介さない攻や灰色狼たちの存在が際立ち、話を魅力的にしていたと思う。
攻は受を溺愛しているものの、肝心の受がつらそうなのでHシーンに萌えはない。けれど、その物語性には深く惹きつけられた。結末まで知っているのに、後編の発売日が待ち遠しくなるほどに。

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2017年06月21日

Posted by ブクログ

36才になるというのに足弱の恐れが痛ましいしまた愛おしい.灰色狼たちの忠誠心にも心打たれ,何よりただ一人絶滅危惧種のような今世王の喜びと今までの寂しさもよくわかる.登場人物が全て魅力的なのも読んでいて安心感があった.

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2021年03月10日

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