あらすじ
東京のバーベキュー場で起きたヒ素による大量殺傷事件。記者の勝木は、十数年前の北海道灰戸町家族毒殺事件を思い出す。家族が死んだ居間で寛ぎカップラーメンを啜っていた生き残りの少女、赤井三葉が〝また〟殺したのではないか。三葉の行方を追い勝木は北へ向かうが――。「みんな死ねばいい」。灰戸町の女たちの怒りの連鎖が、新たな悲劇を産み落とす。
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Posted by ブクログ
舞台は東京豊洲のバーベキューガーデンで飲み物にヒ素が混入され、死傷者が複数出た事件から始まり、12年前の北海道灰戸町で一家4人がヒ素中毒で殺された「灰戸町一家殺害事件」が関連しているという設定でした。
「灰戸町一家殺害事件」のときの事件記者が「豊洲バーベキュー事件」を調べることになり、ヒ素の入手経路や犯人、動機を調査していくことになります。
灰戸町そのものが町ぐるみで怖い町だと思いました。海側の地区と奥側の地区でも冷戦のような雰囲気がありました。
「赤井三葉」が「望月ちひろ」になりすまして行方不明になっているという考えは予想していなかったですね。
事件記者の「勝木剛」が置き時計で頭をなぐられ、脳震盪になっても調べる執念はすごいなぁと思いました。
この本を読んでいくと、登場人物が以前に言ったセリフを反芻するシーンが出てくるのですが、ストーリーの構成が上手くできているなぁと思いました。
面白い作品でした。
Posted by ブクログ
初作家さんです。
登場人物の女性たちが、誰も彼も
ドロドロと気持ちの悪い曲者だらけ(褒めています)
良妻と見える勝木の亡妻 美和子でさえ
後ろ暗さを感じさせます。
そこに田舎特有の陰湿なヒエラルキー構造と
ありますか、田舎に限らないどこにでもある
不気味さ陰険で悪意が満ち満ちて吐きそうになります(褒めてるんです)
タイトル「レッドクローバー」は
実際に存在する植物でもあり、シロツメクサの
仲間らしい。
乾燥させハーブとして、ホルモンバランス調整
更年期症状や血液浄化の効果が期待され
また「幸運の象徴」としても親しまれているという。
それを知って本作を読めば
なんとも皮肉なタイトルなんでしょう。
登場人物ごとに現在、過去と行き来があり
前半はまどろっこしさを感じましたが
中盤からはより一層の闇深さが加速展開し
432頁、イッキ読みでした。
「レッドクローバー」
いまはどこで根を張り巡らしているだろう。
気になります。
Posted by ブクログ
まさき先生といい、櫛木先生といい
やっぱりこういう本がとんでもなく好き!!
娘と母、、因習村、、
最初はちひろ大丈夫か?
あまり三葉と仲良くしない方が、、、なんて思っていたのにどうしてこうなった