【感想・ネタバレ】たすけ鍼のレビュー

あらすじ

江戸は深川蛤町で鍼灸師を営む染谷は、腕の確かさで“ツボ師”の異名をとるほどの名手。元・辰巳芸者の鉄火な妻や、幼なじみの名医・昭年とともに、市井の人々の身心を癒やし、人助け、世直しに奔走する日々を描いた、胸のすくような長編時代小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

気を抜くと、ひとの身体の芯に忍び込むいやな雨だ 大横川の川面を、降り続いている雨が叩いている。闇に包まれた川が、強い雨音を立てていた 手にした匕首を何度も上下に振った。刃が揺れて土間を朝日が走り回っていた 

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2014年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜだか、作者の『あかね空』を読んだ気になっていて、調べると実際にはこれが山本一力初作品だとわかってびっくり、しらんけど。
江戸時代には、病気を治すのに祈祷や民間療法など効果のない治療方法がはびこっていたので、鍼灸による効果やありがたみが余計実感出来たのかもしれない。
とはいえ、本書ではなんだか万能感あふれる治療方法として描かれているのは少しやり過ぎ。
文章は過不足なく手堅く、ストーリー展開も卒がない。個人的には、最初のお話「ツボ師染谷」に出てくる《おちさちゃん》の活躍をもっと読みたかった。また、未完っぽい話が複数あるが、染谷シリーズで続編を書くつもりだったのだろうか?(私調べでは、なさそうなんだが…)

【山本 一力(本名:山本 健一、1948年2月18日 - )は、高知県高知市生まれ。東京都立世田谷工業高等学校電子科卒業。日本ペンクラブ会員。
高知市立江陽小学校卒業。生家は高知市の大地主であったが没落、14歳の時に上京。
通信機輸出会社、大手旅行会社(近畿日本ツーリスト)、コピーライターなど十数回の転職を経て、1997年に『蒼龍』で第77回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。2002年には『あかね空』で第126回直木三十五賞を受賞。
平成二年に現在の妻と出会い、小説を書く時のモデルになってほしいと説得し半年後に3度目の結婚。 妻の実家の相続トラブルで親族に17億円の支払い命令されるも土地を売却することで相殺。その後、バブル時代に支払いの足しのために設立した会社は事業失敗で2億円の借金を抱える。その借金返済及び結婚をきっかけに49歳で小説を発表した。
自転車愛好家で、外出時は一家で自転車を用いる。直木賞受賞の会見場へも、一家揃い自転車で向かったことが話題を呼んだ。テレビのコメンテーターの活動も行っている。
ペンネームの「一力」(いちりき)は作家を始めたときにあと一歩で賞がなかなか取れず、妻から名前が悪いのではないかと言われ、姓名判断ソフトの中から候補を選び、名前は1画2画のバランスが山本姓に合っていたためこの名前になったという。】(ウィキペディア)

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2026年08月27日

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