【感想・ネタバレ】解決まではあと6人のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年06月27日

正統派ミステリー。
無理な推理がなく、マニアックな知識が必要ではあるが、暗号もあり、そして何より構成が面白い。

トリックに驚くことはあるが、犯人に驚いたのは久しぶり。
まさか吉池、寺西、宇野、三人とも囮だとは思わなかった。

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Posted by ブクログ 2023年07月19日

犯人を刑事にあえてしなくても良かったんじゃないかと思う。意外性を狙ったのかもしれないけど、今は警察関係者が犯人ってパターンが多すぎるから、またかーと思ってしまうんだよな。

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Posted by ブクログ 2016年05月25日

2016年33冊目。
構成も凝っていて(当時ならもっと画期的だっただろう)途中まではわくわくしながら一気に読んでいたのにオチでガックリ。
ところどころ時代を感じさせる描写があって、それがむしろ新鮮だった。
まーオチ前までは面白かったから、総合評価としてはまあまあかな。

2022年8月再読。
確かに...続きを読むオチまでは面白かったw
違う事件を扱っているように見せて最後でキレイに回収っていう点でよく出来てるなーと思う。

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Posted by ブクログ 2015年10月04日

あらすじを読むと「面白そう!」と思うミステリがある。プロットが面白そうな小説というべきかもしれない。「5W1H殺人事件 解決まではあと6人」は,まさにそんな小説である。
本作品のあらすじは次のような感じである。
次々と,いろいろな興信所を訪れては,およそ事件とは思われない奇妙な依頼をしていく謎の女・...続きを読む平林貴子。最初に訪れたAという興信所への依頼は,「カメラの持ち主を捜してほしい」というもの。二つめに訪れた興信所への依頼は,「マッチについての手掛かりから,喫茶店を捜してほしい」というもの。全部で5つの短編があり,いずれも,このようなたわいもない依頼がされる。
それらの話が終章で収束し,真相が明らかになる。
物語の大筋として,殺人事件と現金強奪事件が存在する。殺人事件の方は,寺西憲章という男を殺害した事件であり,吉池礼司という男が指名手配をされる。
この殺人事件と現金強奪事件が,話の中でリンクを始め,どうも、吉池礼司と寺西憲章は,現金強奪事件の犯人ではないかという疑惑が生じてくる。
謎の女,平林貴子の正体は,吉池礼司に騙されていた女性であり,警察に疑わせるためのオトリであった。しかし,本当は,吉池と寺西もオトリであり,黒幕となっているのは,二つの事件を捜査していた副島刑事だというオチ。
読んでいるときは,「どうなるんだ!?」とわくわくしながら読み進んだが,真相はそこまでのものではなかった。漫画家の浦沢直樹もそうなのだが,岡嶋二人は,最後まで読み終わったあとよりも,読んでいるときの方が圧倒的に楽しい作家である。漫画家の週刊連載なんかだったら,「読んでいるときが楽しい」というのは,一般的な評価を高めてくれそう。しかし,一気に読めてしまう文庫本なんかだと,読後に満足感が少ないので,あまり一般受けしないような気がする。岡嶋二人が玄人受けするが,あまり売れなかった原因はこういうところにあるのかも。
小説としてよくできていると思うのだけど,ミステリとして,人を驚かすという点では,もうひと工夫できそうな気もする。評価としては…★3で。

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