あらすじ
収録中に歌手が誘拐? 多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、もっとも勢いのある売り出し中の歌手が誘拐された。しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた……ほんの一瞬の隙をついた誘拐の手口とは、そして誰が、何のためにやったのか? 芸能プロやCMスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリック。リアルに描ききった傑作長編推理。刊行1984年。(講談社文庫)
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
2017年10冊目。
「人さらいの岡嶋」と言われる理由が分かる。もちろん書かれた時代背景と今とを考えると成り立たないかなと思うところもあるけど、岡嶋二人に関して言えばそんなことどうでもいいくらい作品にのめりこんでしまうんだよな・・。
のっけから惹きつけられっぱなし。そしてメリハリがあり飽きさせないまま最後まで持っていかれるのはホントさすが。
やっぱり大好きな作家だと思い知らされた作品。
Posted by ブクログ
白昼のテレビ局から、売出し中の歌手・結城ちひろが誘拐された。しかもその直前、誘拐を暗示する匿名電話が警察に。1億円の身代金を肩代わりする出演するCMスポンサー。身代金を追い知多半島へ向かう刑事。
誘拐から身代金の要求まではちょっとおとなしめ。ただスポンサーの身代金肩代わりから話が盛り上がり、そこからは一気に読めてしまう。寝る前に読むには危険。
Posted by ブクログ
<あらすじ>
多くの人が出入するテレビ局から、白昼、売り出し中の歌手が誘拐された。
しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察にはいっていた!芸能プロやCMのスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリックまでリアルに描き切った傑作長編推理作品。
おもしろかった!
これもまた最後まで犯人がわからなかった。
すごい。
意外なところから犯人の手がかりを導き出す感じが
読んでて、そうきたか!となる。
身代金1億円が消えた瞬間やその方法が分かった部分、
終盤の株のくだりが興奮した。
こうやって事件の核心かも的な情報をゲットする瞬間が
たまらない。
おもしろい。