【感想・ネタバレ】殉愛―原節子と小津安二郎―のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

原節子と小津安二郎の「深い」関係を掘り下げた、読みごたえのある一冊。小津がマザコン、原がファザコンであったとの説にも頷ける気が。

0
2013年01月20日

Posted by ブクログ

女優、原節子と映画監督、小津安二郎。
何の障害もなかったのに、ふたりとも独身を通した。お互いの感情が愛情だったのかどうかもわからないけれど、小津監督に愛情がなければ、原節子三部作と言われる、「秋子」や「紀子」は生まれなかったであろうと著者は言う。

小津監督の言う「美しいものは、美しいところだけを見ていたい。」とは結婚してしまうと、今まで見えていなかったところまで見てしまうことで幻滅するのなら、今のままいつも美しいところだけ見ていたい、ということだろうか。

また原節子は映画の中で「私、今のままがいいの」 「(結婚は)やっぱりよすわ」とまるで実生活にもあてはまる台詞を言っている。

まあ、こういう問題は周りがとやかく言うものではないが、謎の多い二人に興味は尽きないのである。

0
2012年11月17日

Posted by ブクログ

 えらく俗っぽい書名だが、内容は映画批評的視点で貫かれており、書名から想像されるほどにはゴシップ趣向ではない。小津作品に対する分析はかなり主観的だが一本筋は通っている。

0
2016年11月09日

Posted by ブクログ

まだ小津作品をほんのいくつかしか観ていないので、
筆者の小津感をそのまんま受けとめながら読んだ。
原節子にしてもおなじくいくつかの映画を観ての
イメージしか持っていないので、本に書かれてある
ことを「そうなのかぁ」と受けとめるのみ。
たくさんの取材をなされたうえで書かれてあるものの、
いってみれば筆者の主観でしかない。でもこの憶測の
ように思いたいファンにとっては、こうして著して
あるとうれしいものなのではないかと思う。

0
2013年12月01日

「雑学・エンタメ」ランキング