あらすじ
震災後、国民的関心事となった電力問題。しかし議論がこじれる一方なのは、「理想」と「現実」が混同されているからではないか。再生可能エネルギーの将来性は楽観できないし、電力自由化や発送電分離がユーザーのメリットになるとは限らない。さらに世界の資源争奪戦は熾烈を極める一方だ。現実的で妥当な選択肢はどこにあるのか。電力問題のウラオモテを知り尽くした元政策担当者が客観的データをもとに徹底解説する。
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Posted by ブクログ
元経産省の官僚であった澤氏による日本の電力問題について述べた本。原発が悪、再生可能エネルギーが善のような現代の風潮に疑問を持つ自分にとっては頭を整理するのに役立った。