【感想・ネタバレ】ガンジス河でバタフライのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月17日

ずっと読みたいと思っていた本。
今更ながら読み始めるとどんどん引き込まれて、すごくおもしろかった!!
時に笑える話もあり、そして深く考えさせられる話もあり。
涙する場面もあった。
たかのさんが旅したこの当時より今のインドはものすごく発展して、きっとずいぶん変わったんだろう。
でもガンジス川はずっと変...続きを読むわらずこれからも大切な生活の一部。
それはとても素敵なことのような気がする。

『人は全てが永遠に続いていくと思っているが、実は自分自身も周りの人たちも少しずつ変わっている。』と作中でたかのさんは書いている。
永遠や不変など世界のどこなもなくて、明日が来るのが当たり前でもない。
毎日少しずつ変わっていき、そしていつか必ず終わりがくる。
わかってはいたけど、日々を大切に大切に噛み締めて生きていかなければと改めて感じた。

※旅行者のお腹を悩ませる国ランキング上位のインドで食べたいものを食べたい時に欲望のままに食べ、ガンジス川の水までも飲みまくったのに何ともないお腹を持っているたかのさんがとてもうらやましい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月09日

ずっと読みたいと思っていた本。海外旅行ができない今の状況だからこそ、よりこの本の良さが引き立つ気がする。とても読みやすいので、訪れたことがない街の様子も比較的簡単に想像することができた。実際はもっと刺激的なんだろうけど。

著者のことは全く知らなかったけれど、明るいお調子者の性格ではあるが小心者、と...続きを読むいう点には驚いた。
「今の自分は本当の自分ではない。すごい人になりたい。」私も日々そんなふうに思って、悶々と過ごしている。いつの時代も行動するのは勇気がいること。何もせず、できない理由を並べて今の状況に居座る方が楽に決まってる。
でも、行動すれば必ず得られるものはある。自分で考えて動くことに無駄なことなんてないと、この本は教えてくれる。

観光地を訪れたり、現地の食べ物を楽しんだりするのも旅の良さではあるが、一番の醍醐味はやはり人との出会いであり、交流である。悲しくなる理由も楽しくなる理由も人であると著者は語っている。

この世に永遠は無い。だからこそ時間はかけがえのないもの。
早く私も、ガイドブックに頼らない自分だけの旅がしたい。バラナシには必ず寄って、ガンジス河に昇る朝日を見る。
どんな事でも、行動するのに遅すぎることはないから。
初めの第一歩、万歳!

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Posted by ブクログ 2023年11月13日

最初の方の「自分はもっと違う自分になれるはずだ」という文章に共感して読み進めたけど、途中で著者がはちゃめちゃに明るい人間だと気づき、「やっぱりわたしと全然違う人だ!!」と思い直した。
だけど旅が「自分と向き合うこと、自分を理解すること」という答えが、自分が求めていることの答えなのかもという気がした。...続きを読む
著者は幼少期に辛い経験をしたことが最後にわかったけれど、「日芸や東映に行けたならいいじゃん」とか僻みみたいな気持ちを持ってしまっている。
これって自分に満足してなくて、他人と比較するから生まれる感情なんだろうな〜と考えたりした。
だからこそ、自分と向き合うために旅に出たいと思わせてくれた。

インドのガンジス河で感じた「自分が自然の一部になる感覚」は、国内だけど沖縄の海をぼーっと見た時間に感じたことと似ているのだろうと思った。
これは他の本の受け売りだけど、時間に追われる日常の中で、この生活とは関係ない場所で、海が繰り返し波打ったり、あるいはガンジス河で日が昇ったりすることを知っていると、救われる感覚があることも、旅の価値なんだろうなと思い出した。

あー旅に出たい!

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