【感想・ネタバレ】世界自炊紀行のレビュー

あらすじ

電子版のみオールカラー

【世界には、今晩の献立を考えない人たちがいる】

自炊料理家の著者の元に寄せられる
「献立作りが苦痛」
「いつも同じ料理ばかりでマンネリに」
「スーパーで途方にくれる」
という自炊に悩める人々の声。
これって日本だけ?
「世界の自炊」はどうなっているんだろう?と思った著者は飛行機に飛び乗っていた──。

2024年の間に全世界12か国、38家庭を取材。それぞれ各国から2家庭を厳選し、合計24組の自炊事情を12種の自炊レシピと共に紹介する。
同時代を生きる人々、それぞれの「自炊する意味」とは。

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◆ 推薦 ◆

「12か国の食卓を巡る旅の果てに、いちばん意外だったのは日本人の自炊だった」
──奥野克巳(文化人類学者)

「和食はもちろん、中華イタリアン、フレンチ、エスニックと自国以外の料理も何品も作り、栄養衛生にも配慮する。しかも担うのは主に女性……などなど、日本の家庭料理にまつわる「常識」は世界からはどう見える??自炊料理研究家が世界各地の自炊人を訪ねて作り味わう自炊紀行。現地レストランでも味わえない自炊レシピ満載」
──内澤旬子(文筆家、イラストレーター)

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【著者より】
本書は一気読みすると手のひらの上で世界一周をした気分に浸れるだろうし、寝る前に一家族ずつ読んでちょっとずつ楽しんでもらうのも良いと思う。この本を読んでくださる方が私の旅を追体験し、自炊という身近な行為を客観的に見て(世界各地と比べて!)、ご自身の生活に何かしらプラスになるヒントが手渡せたら、心からこの本を書いて良かったと思える。

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【目次】

はじめに

1 台湾編:外食文化が根付いた国で自炊をするということ

2 韓国編:自炊よりも外食した方が、たくさん野菜が食べられる国

3 ポルトガル編:魚介類と米の国の日常食とは

4 スペイン編:一日五回の食事を摂る国へ!?

5 フランス編:「おいしい」の国の自炊事情とは

6 トルコ編:「本当のトルコ料理」を探して

7 イタリア編:地域性のある食文化が根付く「イタリアの自炊事情」

8 メキシコ編:スペインの侵略がもたらした食文化の変革

9 ペルー編:注目度急上昇、ペルー料理がおいしい理由とは

10 タイ編:毎日・毎食、外食で困らない国でなぜ自炊するのだろうか?

11 ベトナム編:本当の「家庭料理」に会いたくて

12 ラオス編:何も知らない国の自炊に出会うこと

おわりに

■本書に登場した滞在先の中で一般に開かれている宿泊先リスト
■旅の参考にしたWebサイト

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山口祐加(やまぐち ゆか)
自炊料理家。1992年生まれ。東京都出身。出版社、食のPR会社を経て独立。7歳から料理に親しみ、料理の楽しさを広げるために料理初心者に向けた料理教室「自炊レッスン」や小学生向けの「オンライン子ども自炊レッスン」、レシピ・エッセイの執筆、ポッドキャスト番組「聞くだけでごはんができるラジオ」などは多岐にわたって活動中。著書に『自分のために料理を作る──自炊からはじまる「ケア」の話』(星野概念との共著、晶文社/紀伊國屋じんぶん大賞2024入賞)、『自炊の壁 料理の「めんどい」を乗り越える100の方法 』(佐々木典士との共著、ダイヤモンド社)など多数。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

海外旅行が簡単に出来ない時代になった。そればかりか、経済的にも不安定な状況で、日本から直ぐに出られない。そんな私の満たされない気持ちをこの本は柔らかく肯定してくれた。料理と各国の自炊事情を著者、山口さんは軽やかに、滔々と語る。各国の自炊と旅行記を同時に楽しめる当初は、新鮮で、ページをめくる手が止まらなかった。私もいつか本書で語られた国、街へ趣き、様々な料理を味わってみたい。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

めっちゃ面白い本だった!
各国の料理が多種多様で、料理への価値観が人によって、国によってこれまた千差万別。
日本みたいに和食、イタリアン、中華、インド料理など、世界の料理を食べる国民は極めて少数派なんだ!
目からウロコ、が落ちまくり〜い!
とにかく読んでいて楽しい本です。オススメします。

旅は自分を客観的に見られるいい機会であり、日本で暮らすうちに凝り固まった狭い価値観を広げてくれる。
著者は世界中の自炊を取材することを通して、料理に対する考え方、そして自分と向き合うことへ意識を向けるようになっていく。
これは自炊取材旅の恩恵でしょうか。
自分と違う人、もの、習慣に直面し、目を向けずに尊重することで、自分の中の何かは間違いなく成長する。
それは、自分が生きられる世界の幅 だと、巻末で著者は記している。

自分の中の 当たり前 が相対化されることで、私たちは小さく生まれ変われる。
この概念はとても大切だ。

井の中の蛙大海を知らずになっては損なのだ!
自分という小さな世界から少し飛び出してみて、外に目を向けてみよう。
自分の意識は、きっかけさえあれば何度でも、どんな風にだってアップデートできるのだから!
力強いメッセージ、ちゃんと受け取ったよ!

550ページを超えるかなり分厚い本なので、読んでいて腕がだるくなったこと数え切れないが。笑
それくらいページを割くに値する重厚な内容だ。2026年、早速マイベストにランクインしたぞ!

ラオスの料理は野菜が多く、 炭火で調理するから美味しくて、それでいて肩の力を抜いて作ったことを感じさせる素朴な料理だそうで。
ラオスに行って、現地の人の調理風景を見てみたくなった!

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

自分は料理に対して苦手意識があったが、本書を読んで「もっと力を抜いていいんだ」という気分になれた。自炊をする日本人だったらとても面白く読めると思う。

世界各国の「普段の料理」が、斬新だったり逆になんだか日本と通ずるところがあったり。
料理に対しての考え方やこだわりもしっかりインタビューされていて、興味深く読めた。

それぞれの章と、全体の最後にまとめがあるのもありがたい。よくドキュメンタリー系は読んだそばから内容が頭の中でまとめられず忘れていったりしてしまうので、この形式だとしっかり整理しながら読めた。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

自炊のハードルを下げるのが自分の仕事だと言う料理家の著者が、12ヶ国を巡り自炊事情を取材する。
食は生きることの大きな部分なので、自炊事情を通じてその国の生活が見えてくる。独特の食材や調味料はもとより、それをどこで買ってくるか、誰が料理するか、いつ誰と食べるか、など。

そしてこれは旅の本でもある。知り合いなど人づてに探した取材協力者の家を訪れて、泊めてもらって数日過ごす。料理だけではなくその人の人生を聞くことになる。
著者が、取材協力者の懐に飛び込んでいって、徐々にその空気に馴染んでいく様が楽しい。きっとこの人には人の心を解きほぐす何かがあるのだろう。
世界にはいろいろな人たちがいて、それぞれ生活を送っていて、何かを作って食べている。そう今日も。

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

12カ国の自炊の巡るフィールドワークにボリュームのある一冊で最初手に取ったといに本として安すぎるのでは!?と思ってしまった。意外と他国の家庭料理というのはわからないもので、イタリアやフランスのような食といえば思い浮かぶ国から、南米や東南アジアなど自分にとっては未知の国も多くとても面白かった。

家庭料理と作る人たちの日常を見るとやはり日本はちょっと違うって「すぎる」傾向になるなと感じる。どの国も日本でも作りやすそうなレシピが1個ずつ紹介されているので、作って異国を感じながら食べてみようと思う。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

旅をした著者の経験が身近に感じ取れる本である。12カ国それぞれの国の文化や今の社会情勢が庶民レベルから読み取れるところが素晴らしい。その地に行かなければわからない事を伝えてくれている。また料理のジェンダー差別を考えさせられる。ネタバレになってしまうが、
スペイン人は平均1日5食を食べていることや
ランスでは肉魚が、ウクライナ紛争により高騰しているので国がベジタリアンを推奨していること、
トルコでパスタとはケーキのことなど、とにかく勉強になる。

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

2025年私のベストオブブック
本を読むことで、知らない世界に身を置ける。一番素晴らしい読書体験をさせてくれました。

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

はるさんVoicyで対談されていた

ベジタリアンという人たちは聞いたことがあったけれど、なぜベジタリアンなのか今まであまり理由は、わかっていなかった。

答えは肉や魚を食べることは必要以上に動物や魚を殺傷することになり、地球や自然保護にもよくないと。

その分タンパク質は他の食品で補うというのが、なるほどと思った。



自炊料理家と名乗るほど著者の自炊に対する探究心がずば抜けている。

「おいしい」
だけで終わらせず、
どのように食事を作っているのか、ライフスタイルとも関連させて考察しているのはおもしろい。


著者の言葉にもあるように
世界旅行をしているような気分にもなれる本。

500ページ以上もあり、非常に分厚いが、写真も多い。
世界各国に飛び立ち、各国の家庭に数件滞在し、自炊の様子をまとめた本。





・「食費節約」「健康のため」「ボリューム調整」といった通常自炊する理由として上位に上がる理由は、十分にカバーできる。

・ベジタリアンなので、自炊すると、料理に何が入っているか安心して食べられる

・「料理は自分自身の声を聞く時間」


・移民が多いポルトガルでは給食も多様化している。
インドなどヒンドゥー教徒の子ども向けには禁句とされている牛肉を使わない食事を提供し、イスラム系の子どもには豚肉を使用せず、ハラル肉を使った食事を提供。
またベジタリアンのための給食も提供されているらしく、学校側の努力がすごい。

日本は、一部の食材に関して、アレルギー対応食を提供しているが、日本でも今後、学校や社会全体の理解と努力が求められるかも


・ポルトガルは米を主食に魚を食べるという点では日本と同じ。
味付けや調理の仕方が違う


・ポルトガルは日本のような家庭科の授業はない。
しかし、栄養バランスについて学ぶ機会はある。

けれども、「野菜をたくさん食べなくては栄養が取れない」という価値観はあまり強く根付いていない。

スープ=野菜を使っているから、スープを食べればまたOKと考えている



・スペインは1日5食
肥満率は日本より高いが、平均寿命は世界第5位
一部ではシエスタ文化も残っていてストレスが少ない生活ができるからか


・フランスで出会った半分以上の人がベジタリアンか肉や魚は週一という人だった


・フランス料理に冷たい食事の豊かさを感じた
(冷たくてもおいしい)


・トルコ、断食(ラマダン)
日の出から日没まで
デトックス効果もあるが、例外もある
(老人や思春期前の子ども、妊婦、生理期間中の女性)


・メキシコの労働時間はOECD加盟国の中で最も長い。長距離通勤者も多い。
移動や仕事の合間に食事ををすませようとすると、ストリートフードやコンビニで買えるスナック菓子と清涼飲料水になるだろう
(コンビニでは、日本のようなお弁当やサラダはない。ピザらホットドックしかない)
ジャンクフードもメキシコ文化の一部だろうが、家庭料理を作る人も途絶えないでほしい



・ペルー料理は大変多様性に富んでいる多国籍料理。
その中で、お米は重要。
特にペルーは女性が家事を担う傾向が強い。
以前はお手伝いさんを雇う家庭も多かったが、賃金上昇に伴い、スーパーでお惣菜が買えたり、オフィス街でお惣菜を売っていたり、宅配してくれるサービスも出てきたりしている


・毎日・毎食、外食で困らない国タイで自炊する理由
「渋滞に巻き込まれるのが面倒だから」
タイでは自炊の習慣が薄れつつある。
健康意識や受け継がれてきた味を食べたいという思いがある人が自炊を選んでいる。


・ベトナムで出た自炊する理由は
「外食の衛生や完全性」


・ラオスでは今でも炭火文化が残っている

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

12か国24の家庭の自炊事情が紹介される

はじめに、で著者の自炊観は生まれ変わったというくらいに変化した、とある
これはすごい本だ、という予感がする

12か国の自炊それぞれのエピソードが面白く美味しそうだ

それを見て著者は何を感じるのか
最後の1文で世界観の変わるミステリのようにおわりに、を読んだ

以下はミステリのようにネタバレ

日本ならでは、として毎日違う献立、定食スタイル、栄養バランスのプレッシャーがある

なぜか

著者は給食を挙げる
なるほど
伏線はないが納得

6か国の小学校を比較した本を読んだが小学校のスタイルは国民性に強い影響を与えている
あるいは国民性が小学校のスタイルを作っているのか

日本人は、他の国の料理も作ってしまうことも挙げる

最近給食に聞いたことのない外国の料理が出されることがある

日本人は「おいしいもの」に対して興味がありすぎるのかもしれない
世界では料理の味よりも誰かと一緒に話しながら過ごす「時間」の方に重きが置かれているように感じた

この著者の指摘は重い
料理はコミュニケーションツールなのだ

著者が帰国後、実家の母親に「おおらかになって一緒に暮らしやすい」と言われたエピソードも重い
自炊や料理に限る話ではないが日本の国を考える上で重要なような気がする
早いうちに子供を海外に連れて行ってやりたい


個人的に驚きだったのは3食外食の環境が整っている台湾やタイ
屋台文化があることと繋がりがあるのだろう
寒いと客がそもそと外に出ない、屋外の座席を設けられて営業コストが小さい、などがあるのだろう
温暖化やコロナにより日本もそうなっていくと良いように思う

またところどころ建築への言及がある
住宅で行うべき寝食の半分、自炊を扱うのだからそうなるだろう
著者もキッチンの間取りを描いている

屋台文化のある台湾は家にキッチンがないこともある
匂いのきついものを調理するときは屋外のキッチン
炭火で調理するから屋外

本書は基本的に近代化された社会をベースに自炊事情が描かれているが、高野秀行さんが訪れ体験するような文化圏ならさらに違う世界や建築的影響が見える気がする

新しい知見が得られるし、さらに考えさせられる本
著者の言うように数十年後に本書を読んだとき、どう感じるか
とても楽しみだ

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

ぬるくていいい、やってみたいかも。おいしくなくてもいい、はちょっと慣れにくいか。色々枠の外に出ると寛容になれるというのはいいなあ。枠の外から戻ってきて枠が大事だと頑張るひとに読んでもらいたいが読んでくれるかなあ。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

食べる事は大好きだけど料理は苦手な私に優しい世界の常識。激しく同意する場面が何度も。励まされた。
でも家族に毎日ご飯を準備してもらってる人こそ読んで欲しい。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

この本を読むと、日本の食卓がいかに特色を持っているのかがわかって面白い。世界の家庭では、毎食、違う献立を作るのが「ふつう」ではないとか。私も今度タイへ行って、暮らす様に旅してみようと思うので、自炊をして市場とか行って、あっちの国の人の食べてるものと、日本から味噌とか持って行って日本料理とちゃんぽんで作って過ごしてみる。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

タイトルから気になって探して読んだ一冊です

よかったです!!よかったです。見た瞬間「うわっ、分厚い!!」でした。世界の自炊レシピ本かな?なんて思っていたので想像を超える分厚さに驚きと同時に嬉しくなってしまいました。12か国、各2世帯の自炊について書かれているのですが、どんな料理を作っているかはもちろん、その方の料理についての考え方や自炊をする理由とかが書かれてあって本当に素敵な本でした。

各家庭の名もなき料理を作っている現場を読ませていただくと自分もその台所にいる気持ちになれました。あぁ、この料理、絶対に美味しいに決まってる!と何度思ったことか。

お国柄がとっても出ているのが良くて、それがきれいごとだけではないお国柄なんです。日本ではまずありえない販売の仕方とか、調理の仕方とか。レストランじゃ絶対味わえない空気が漂っていて、これはまさしく家庭の味だなぁと。
国によっては外食や出前が発達している国もあるのですが、そこらへんのバランスをどう考えているのかなども知れてよかったです。

私が日本人なので、どうしてもお米に関する料理に注目してしまったのですが、一汁三菜じゃなくたっていいじゃん!と改めて思いました。ご飯に色々かけたり、乗っけたりそれでもいいよね。そう思いました。
この本を読んだ翌日、私はきのこと鶏肉の汁物(本来は鍋料理)を作ったのですが味見をしたら「これ、絶対ご飯にかけたら美味しい…。別に盛らなくてもいいよね。かけちゃっていいよね」とこの本に出てくる人たちを思って、決心ると軽く水溶き片栗粉でとじてご飯にかけてたべました。もんのすごく美味しかったです!!
あと、放っておけるオーブンに憧れました。前菜食べている間にメインをオーブンで焼いているのとか。

がつがつ読み進めると言うより、静かな川が流れるように読んでいたら気が付いたら終わっていた。そんな読後感のある一冊でした。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

2025/10/13 50
とてもボリュームのある本。私も写真をすべてカラーで見たかった。男性が普通に作るとてもいい時代だなと感じ、一方で日本同様、女性の役割と捉える国もあり結局は人それぞれの生活や考え方の問題かなと思ったり。美味しそうと思うものばかりでなく、ハードル高いものも著者が食べていることがこの本の素晴らしいところ。10くらいのレパートリーを回す、目新しいもの、各国料理、おいしさを追求しない、そうだよね!自分が料理することが好きなので作りすぎでやり過ぎ、もっと日々の料理をシンプルにしようと思った。

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

様々な国へ赴きそれぞれの家庭での炊事場を目の当たりにする。滞在期間が長くない故そこから見えてくる背景は深く刺さり込んでいないが、ジェンダー意識(無意識の偏見)に世界共通の片鱗が感じられる。そこに時代を経て変化の兆しはある。重圧か自由か、料理という日常から人びとの思いが筆者・山口祐加の文章から読み取れる。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

世界12ヵ国を巡って38の家庭の自炊の様子を取材して、各国における家庭料理のあり方を考察していく作品で、写真も多いし、料理のことだけでなく、訪れた家族の人の日常生活の様子や、人生を振りかえってもらうようなところもあって、とにかくめちゃくちゃボリュームがあって読み応えがありました。

各家庭の台所の見取り図が載っているところも毎回楽しみでした。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

世界各国の本当に日常的に食べられている家庭料理と、家事における男女分業の実態、自炊文化の変化を知ることができる本。共通的な潮流として、家事分業の流れや、そもそも料理自体がされなくなってきている現状も知ることができる。
自分も仕事優先で、全食が外食でもいいと思っている側だが、料理文化の衰退は、それぞれの国の文化の消失との関係が深いことを思うと、家庭料理を大事にしたい気持ちが少し高まった

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

自炊料理家による世界の自炊事情を綴った本。著者自身が2024年に12か国、38家庭を取材し、そのうち24家庭の取材の様子が綴られている。

24家庭分の取材は本当にボリューミーで興味深い。料理の取材だから、受ける側は基本的には料理好きなんだろうと思ったが、あまり料理好きではないという人も。とはいえそんな人でも自炊の取材なのだから、毎日自炊とはいわなくても料理している。本当の料理嫌いはそもそも料理をしないとおもうので、自炊する人の料理嫌いはなんだかんだで好きなんじゃないかなと思った。そもそも外食が高い国もあるので一概にはいえないかもしれないが。。。

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2025年12月25日

Posted by ブクログ

自炊料理家の著者が1年かけて12か国・38家庭の「いつもお家ご飯」を取材した本

いつものご飯、って結構ナゾに満ちている。外国の方はもちろん、同じ日本人どうしだって実は話すと面白い発見があるんじゃないか、と思った。

・少ない材料
・手軽であること
毎日続けるものだからこそ頑張りすぎるとどこかでパンクしちゃう。
一汁三菜は一般家庭で毎日行う「べき」ものじゃない。(もちろんしたい人はどんどんしたらいいと思う)

私自身は自炊は結構好きな家事なので、副菜作ったり作り置きとかもしますがそれは夕飯限定。
朝昼は毎日同じものを食べてます。

この本は他の人の自炊する様子やその工程が楽しそうで美味しそうなのはもちろんですが、「自分の中の「べき」」を少し軽くしてくれる本でもあると思います。
「べき」の多い人生は周りも自分もしんどい。
品数が多くたって、料亭のような味の料理だって、それを作る人が疲弊していたら本末転倒というか。
日本人の自炊に求めるレベルが異常に高いのでは、と世界の自炊事情を見せてもらうことで気づくことができました。
世界は結構「本当は気にしなくてもいいこと」に満ちていて、緩く回っているものなんじゃないかな、と心が軽くなりました。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

2025年出版。世界12ヶ国にステイして、各国の日常の自炊ゴハン事情を見て・食べて・環境を感じて・お話して...な、554ページの本。
正直、淡々と読み続けると飽きる。超分厚い本書に写真は多々有れども、カラーにするとただでさえ分厚い本書は更なる高価格へ。それを避ける為だろう、巻頭以外は全てモノクロ。食事内容、台所風景、街の様子、etc.。料理の場合、何が写ってるんだか分からないモノも多々。調理手順を文章で書き綴られても頭が追い付かない、イメージ出来ない。
とは言え、とても参考になった点も。特に最後の「おわりに」が一番しっくりくる。
二カ国分くらいをしっかり読んで、後は「おわりに」だけ読んでも十分?かも知れない。
日本人は自炊、と言うか、自らの調理作業を重く考え過ぎ! 苦行は続かない、楽にやればいい! 毎日違う食事でなくて良いでしょ! 料理の熱さ・温かさに固執しなくて良い(モノによる)!
元々、たまたま実践していた点も有ったり、考え方的に合理的でとても納得出来たり。ああそうか、「スープ」って捉え方に広げればもっと楽でバリエーション増やせるんだな、とか。
トータルでは個人的にとても有難い知見でした。
大学とかで文化人類学的な方面からも有用な資料なのでは?とか思ったり。
各国の20代以上の「概ね普通の人たち」のお話も何気に面白く、ちょっとした小説の短編集のようでもありました。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

料理嫌いなので読んで自炊に対する気持ちが軽くなればいいなと思って読む。分厚いがするりと読めた。

著者が訪れた12ヶ国の気取らない普段の家庭料理や作った人の自炊事情を知れて、国によって違う欠かせない調味料や食材も面白い。
世界を知るから日本の自炊事情が見えてきて、こうしなきゃという思い込みが多すぎることに気付かされた。もっと緩くていいんだなと。

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2025年10月14日

Posted by ブクログ

内容が求めていたものと違っていたのでどうにもこうにも。
基本的に友好的な実地調査が核なので毒がなく、いわゆるハプニング的な紀行を楽しむものではない。
とはいえ、調査している国の複数人の自炊に対する意識や取り組み方などは、興味のある人には良いだろう。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

自炊に対してハードルを高くし「そんなことできない!」と匙を投げ気味だが、そもそも調理や味にこだわりを感じすぎているのか…と目からウロコだった。もっとおおらかでいいし、外食中食デリバリーに頼ってもいい。「食」の楽しみを見失わず丁寧に暮らしたい。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙がいい
世界自炊紀行というなんだかかためなタイトルだけれど本文はゆるい紀行文といった感じでするすると読める。
ラオス編がいいな。炭火での調理には憧れる。
ポルトガル編を読んでグリルでの調理ももっと挑戦したいと思った。楽だし筆者の言う通り作りながら前菜をつまむのはとても楽しそうだ。
韓国編もいい。全編通して読んでみて気にかかるものはやはりアジアの料理が多い。冷たいスープはやはり定番なのか。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世界12ヶ国の家庭の台所にお邪魔し、普段の自炊で作っている料理を見せてもらい一緒に食べるという旅の本。大体どこも30分程度で作りやすいものを料理して食べているが、食材や味付け、調理方法はどこも独特だ。台所に巨大な樹が入り込んでいるというタイのカレン族の台所、野外の炭火調理を行うラオスなどが印象強くて面白かった。ヨーロッパなんかでは毎日の調理にオーブンを多用してたりして、楽そうで真似してみたいと思ったりする。
550ページ超のボリュームがあるので仕方ないのだと思うが、せっかく写真がたくさん使われているのに冒頭以外は全てモノクロですごくもったいない。あと、最後の分析部分が専門的でなくて単なる感想みたいな印象なのでいっそなくてもいいのではないかと感じた。もっと気軽にいろいろな料理を作ってみたくなる本なので、わくわくする部分に焦点を当ててたらもっと刺さったかもしれない。

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2025年12月08日

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