【感想・ネタバレ】世界自炊紀行のレビュー

あらすじ

電子版のみオールカラー

【世界には、今晩の献立を考えない人たちがいる】

自炊料理家の著者の元に寄せられる
「献立作りが苦痛」
「いつも同じ料理ばかりでマンネリに」
「スーパーで途方にくれる」
という自炊に悩める人々の声。
これって日本だけ?
「世界の自炊」はどうなっているんだろう?と思った著者は飛行機に飛び乗っていた──。

2024年の間に全世界12か国、38家庭を取材。それぞれ各国から2家庭を厳選し、合計24組の自炊事情を12種の自炊レシピと共に紹介する。
同時代を生きる人々、それぞれの「自炊する意味」とは。

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◆ 推薦 ◆

「12か国の食卓を巡る旅の果てに、いちばん意外だったのは日本人の自炊だった」
──奥野克巳(文化人類学者)

「和食はもちろん、中華イタリアン、フレンチ、エスニックと自国以外の料理も何品も作り、栄養衛生にも配慮する。しかも担うのは主に女性……などなど、日本の家庭料理にまつわる「常識」は世界からはどう見える??自炊料理研究家が世界各地の自炊人を訪ねて作り味わう自炊紀行。現地レストランでも味わえない自炊レシピ満載」
──内澤旬子(文筆家、イラストレーター)

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【著者より】
本書は一気読みすると手のひらの上で世界一周をした気分に浸れるだろうし、寝る前に一家族ずつ読んでちょっとずつ楽しんでもらうのも良いと思う。この本を読んでくださる方が私の旅を追体験し、自炊という身近な行為を客観的に見て(世界各地と比べて!)、ご自身の生活に何かしらプラスになるヒントが手渡せたら、心からこの本を書いて良かったと思える。

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【目次】

はじめに

1 台湾編:外食文化が根付いた国で自炊をするということ

2 韓国編:自炊よりも外食した方が、たくさん野菜が食べられる国

3 ポルトガル編:魚介類と米の国の日常食とは

4 スペイン編:一日五回の食事を摂る国へ!?

5 フランス編:「おいしい」の国の自炊事情とは

6 トルコ編:「本当のトルコ料理」を探して

7 イタリア編:地域性のある食文化が根付く「イタリアの自炊事情」

8 メキシコ編:スペインの侵略がもたらした食文化の変革

9 ペルー編:注目度急上昇、ペルー料理がおいしい理由とは

10 タイ編:毎日・毎食、外食で困らない国でなぜ自炊するのだろうか?

11 ベトナム編:本当の「家庭料理」に会いたくて

12 ラオス編:何も知らない国の自炊に出会うこと

おわりに

■本書に登場した滞在先の中で一般に開かれている宿泊先リスト
■旅の参考にしたWebサイト

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山口祐加(やまぐち ゆか)
自炊料理家。1992年生まれ。東京都出身。出版社、食のPR会社を経て独立。7歳から料理に親しみ、料理の楽しさを広げるために料理初心者に向けた料理教室「自炊レッスン」や小学生向けの「オンライン子ども自炊レッスン」、レシピ・エッセイの執筆、ポッドキャスト番組「聞くだけでごはんができるラジオ」などは多岐にわたって活動中。著書に『自分のために料理を作る──自炊からはじまる「ケア」の話』(星野概念との共著、晶文社/紀伊國屋じんぶん大賞2024入賞)、『自炊の壁 料理の「めんどい」を乗り越える100の方法 』(佐々木典士との共著、ダイヤモンド社)など多数。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

分厚いなぁ、飽きてくるかなぁ…というのが最初の印象。表紙の写真からも、かなり特殊な料理が出てくるのかなと思ったが、いい意味で裏切られた。

各国それぞれ、似ている部分もあって親近感がわく。日頃の料理は、もっと簡単に考えたらいいんだな、と気楽な気持ちにさせられた。
一番は、肉の価値と考え方。地球のために、というのと、共に生きる動物、という認識。これはなかなか日本人には生まれにくいのかも。だからこそ、すごく大事な事だと感じた。

ラオスやタイの、生きるための力は、田舎暮らしの私でも足元に及ばない。こうゆう力を身につけたい。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

料理がとにかく苦痛で「完成度90%以上の料理ができならしない方がマシ」と思っていた自分には、革命が起きました。
今まで「家庭での料理は女性がするもの」という固定概念に捉われたくない一方で、料理ができない自分を負い目に感じていました。けれどこの本を通して、料理にスタンダードなんて無いし日本は結構特殊なのかも?と知れたので、自炊のハードルがかなり下がりました。
自己肯定感を上げることと、美味しそうなレシピ(食材3つまで)を試すというモチベでゆる自炊を続けられています。
紀行文が好きでたまたま手に取りましたが、とても良い本に出会えました。

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

かなり分厚いが読みやすいし、面白い。日常に広がるカルチャーギャップ。ご飯もそのほかの家事も、もっと気楽でいいよねと思える。

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

世界の自炊事情
自分の自炊と比べて読めてとてもおもしろかった。
パンとスープ、たんぱく質は卵や乳製品。そんな日があってもいいんじゃないかと思えた。
まったりとがんばらずに自炊続けていこうと思った。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

朝ごはんを食べるとなんか一日頑張れそうな気がする、と同じような感覚をもらいました。素敵な本に出会いました。この本、より美味しいものを、より体にいいものを、より喜んでもらえるものを、という食事が担わされている「より」を開放してくれます。なにより、なんかチャチャと作りたくなるのです。この本で取り上げられるメニューじゃなくて自分が作れるものを、です。それは、そもそもの著者の『自炊をケア』と考えるスタンスから生まれてくるものだと思います。それが世界各地の「ごはん作り」の現地調査に繋がり「ごはんを作る人」へのインタビューでその人の生活を見つめ、しかも簡単なレシピもついているというフルコース、しかも胃もたれ無しのシンプルな構成で次々と展開されます。著者の「世界のいつものごはん」を見てみたい、という思いがシンプルに知らない国、知らない家庭、知らないキッチンへの潜り込みを実現させているのにも心打たれます。大体、突然の問い合わせや大使館経由でともだちのともだちぐらいで繋がるのです。やさしい人はやさしい人を呼ぶのかもしれません。著者がびっくりしていたのは、今回の取材の国には大概日本の女性が働いている、ということでした。日本と世界を繋いでいるのは女性なのかもしれませんね。だからこそ今回取り上げられた国だけではなくてガザやイスラエルやイランのごはん作りはどうなっているのか?気になってしまいました。「おわりに」でどうしても残しておきたい文章があったのでメモります。『だから「あなた自身が」旅に行く価値がある。けれど、行き先は決して外国である必要はなく、隣の県だってもちろんいい。自分の生活圏を離れて、他の土地の暮らしを知り、自分の”当たり前”が相対化されることで、私たちは何度でも小さく生まれ変わることができる。自分の生きている世界がすべてではないと知り、もし今いる場所が合わなくなったら、別の世界にも行けると思えると気が楽だ。 本書があなたの日常を見つめ直し、「こうあるべき」をほぐし、少しでも心の風通しを良くすることができていたら大変嬉しい。』

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

海外旅行が簡単に出来ない時代になった。そればかりか、経済的にも不安定な状況で、日本から直ぐに出られない。そんな私の満たされない気持ちをこの本は柔らかく肯定してくれた。料理と各国の自炊事情を著者、山口さんは軽やかに、滔々と語る。各国の自炊と旅行記を同時に楽しめる当初は、新鮮で、ページをめくる手が止まらなかった。私もいつか本書で語られた国、街へ趣き、様々な料理を味わってみたい。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

めっちゃ面白い本だった!
各国の料理が多種多様で、料理への価値観が人によって、国によってこれまた千差万別。
日本みたいに和食、イタリアン、中華、インド料理など、世界の料理を食べる国民は極めて少数派なんだ!
目からウロコ、が落ちまくり〜い!
とにかく読んでいて楽しい本です。オススメします。

旅は自分を客観的に見られるいい機会であり、日本で暮らすうちに凝り固まった狭い価値観を広げてくれる。
著者は世界中の自炊を取材することを通して、料理に対する考え方、そして自分と向き合うことへ意識を向けるようになっていく。
これは自炊取材旅の恩恵でしょうか。
自分と違う人、もの、習慣に直面し、目を向けずに尊重することで、自分の中の何かは間違いなく成長する。
それは、自分が生きられる世界の幅 だと、巻末で著者は記している。

自分の中の 当たり前 が相対化されることで、私たちは小さく生まれ変われる。
この概念はとても大切だ。

井の中の蛙大海を知らずになっては損なのだ!
自分という小さな世界から少し飛び出してみて、外に目を向けてみよう。
自分の意識は、きっかけさえあれば何度でも、どんな風にだってアップデートできるのだから!
力強いメッセージ、ちゃんと受け取ったよ!

550ページを超えるかなり分厚い本なので、読んでいて腕がだるくなったこと数え切れないが。笑
それくらいページを割くに値する重厚な内容だ。2026年、早速マイベストにランクインしたぞ!

ラオスの料理は野菜が多く、 炭火で調理するから美味しくて、それでいて肩の力を抜いて作ったことを感じさせる素朴な料理だそうで。
ラオスに行って、現地の人の調理風景を見てみたくなった!

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

自分は料理に対して苦手意識があったが、本書を読んで「もっと力を抜いていいんだ」という気分になれた。自炊をする日本人だったらとても面白く読めると思う。

世界各国の「普段の料理」が、斬新だったり逆になんだか日本と通ずるところがあったり。
料理に対しての考え方やこだわりもしっかりインタビューされていて、興味深く読めた。

それぞれの章と、全体の最後にまとめがあるのもありがたい。よくドキュメンタリー系は読んだそばから内容が頭の中でまとめられず忘れていったりしてしまうので、この形式だとしっかり整理しながら読めた。

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

自炊のハードルを下げるのが自分の仕事だと言う料理家の著者が、12ヶ国を巡り自炊事情を取材する。
食は生きることの大きな部分なので、自炊事情を通じてその国の生活が見えてくる。独特の食材や調味料はもとより、それをどこで買ってくるか、誰が料理するか、いつ誰と食べるか、など。

そしてこれは旅の本でもある。知り合いなど人づてに探した取材協力者の家を訪れて、泊めてもらって数日過ごす。料理だけではなくその人の人生を聞くことになる。
著者が、取材協力者の懐に飛び込んでいって、徐々にその空気に馴染んでいく様が楽しい。きっとこの人には人の心を解きほぐす何かがあるのだろう。
世界にはいろいろな人たちがいて、それぞれ生活を送っていて、何かを作って食べている。そう今日も。

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

12カ国の自炊の巡るフィールドワークにボリュームのある一冊で最初手に取ったといに本として安すぎるのでは!?と思ってしまった。意外と他国の家庭料理というのはわからないもので、イタリアやフランスのような食といえば思い浮かぶ国から、南米や東南アジアなど自分にとっては未知の国も多くとても面白かった。

家庭料理と作る人たちの日常を見るとやはり日本はちょっと違うって「すぎる」傾向になるなと感じる。どの国も日本でも作りやすそうなレシピが1個ずつ紹介されているので、作って異国を感じながら食べてみようと思う。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

旅をした著者の経験が身近に感じ取れる本である。12カ国それぞれの国の文化や今の社会情勢が庶民レベルから読み取れるところが素晴らしい。その地に行かなければわからない事を伝えてくれている。また料理のジェンダー差別を考えさせられる。ネタバレになってしまうが、
スペイン人は平均1日5食を食べていることや
ランスでは肉魚が、ウクライナ紛争により高騰しているので国がベジタリアンを推奨していること、
トルコでパスタとはケーキのことなど、とにかく勉強になる。

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

2025年私のベストオブブック
本を読むことで、知らない世界に身を置ける。一番素晴らしい読書体験をさせてくれました。

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

はるさんVoicyで対談されていた

ベジタリアンという人たちは聞いたことがあったけれど、なぜベジタリアンなのか今まであまり理由は、わかっていなかった。

答えは肉や魚を食べることは必要以上に動物や魚を殺傷することになり、地球や自然保護にもよくないと。

その分タンパク質は他の食品で補うというのが、なるほどと思った。



自炊料理家と名乗るほど著者の自炊に対する探究心がずば抜けている。

「おいしい」
だけで終わらせず、
どのように食事を作っているのか、ライフスタイルとも関連させて考察しているのはおもしろい。


著者の言葉にもあるように
世界旅行をしているような気分にもなれる本。

500ページ以上もあり、非常に分厚いが、写真も多い。
世界各国に飛び立ち、各国の家庭に数件滞在し、自炊の様子をまとめた本。





・「食費節約」「健康のため」「ボリューム調整」といった通常自炊する理由として上位に上がる理由は、十分にカバーできる。

・ベジタリアンなので、自炊すると、料理に何が入っているか安心して食べられる

・「料理は自分自身の声を聞く時間」


・移民が多いポルトガルでは給食も多様化している。
インドなどヒンドゥー教徒の子ども向けには禁句とされている牛肉を使わない食事を提供し、イスラム系の子どもには豚肉を使用せず、ハラル肉を使った食事を提供。
またベジタリアンのための給食も提供されているらしく、学校側の努力がすごい。

日本は、一部の食材に関して、アレルギー対応食を提供しているが、日本でも今後、学校や社会全体の理解と努力が求められるかも


・ポルトガルは米を主食に魚を食べるという点では日本と同じ。
味付けや調理の仕方が違う


・ポルトガルは日本のような家庭科の授業はない。
しかし、栄養バランスについて学ぶ機会はある。

けれども、「野菜をたくさん食べなくては栄養が取れない」という価値観はあまり強く根付いていない。

スープ=野菜を使っているから、スープを食べればまたOKと考えている



・スペインは1日5食
肥満率は日本より高いが、平均寿命は世界第5位
一部ではシエスタ文化も残っていてストレスが少ない生活ができるからか


・フランスで出会った半分以上の人がベジタリアンか肉や魚は週一という人だった


・フランス料理に冷たい食事の豊かさを感じた
(冷たくてもおいしい)


・トルコ、断食(ラマダン)
日の出から日没まで
デトックス効果もあるが、例外もある
(老人や思春期前の子ども、妊婦、生理期間中の女性)


・メキシコの労働時間はOECD加盟国の中で最も長い。長距離通勤者も多い。
移動や仕事の合間に食事ををすませようとすると、ストリートフードやコンビニで買えるスナック菓子と清涼飲料水になるだろう
(コンビニでは、日本のようなお弁当やサラダはない。ピザらホットドックしかない)
ジャンクフードもメキシコ文化の一部だろうが、家庭料理を作る人も途絶えないでほしい



・ペルー料理は大変多様性に富んでいる多国籍料理。
その中で、お米は重要。
特にペルーは女性が家事を担う傾向が強い。
以前はお手伝いさんを雇う家庭も多かったが、賃金上昇に伴い、スーパーでお惣菜が買えたり、オフィス街でお惣菜を売っていたり、宅配してくれるサービスも出てきたりしている


・毎日・毎食、外食で困らない国タイで自炊する理由
「渋滞に巻き込まれるのが面倒だから」
タイでは自炊の習慣が薄れつつある。
健康意識や受け継がれてきた味を食べたいという思いがある人が自炊を選んでいる。


・ベトナムで出た自炊する理由は
「外食の衛生や完全性」


・ラオスでは今でも炭火文化が残っている

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

タイトルから気になって探して読んだ一冊です

よかったです!!よかったです。見た瞬間「うわっ、分厚い!!」でした。世界の自炊レシピ本かな?なんて思っていたので想像を超える分厚さに驚きと同時に嬉しくなってしまいました。12か国、各2世帯の自炊について書かれているのですが、どんな料理を作っているかはもちろん、その方の料理についての考え方や自炊をする理由とかが書かれてあって本当に素敵な本でした。

各家庭の名もなき料理を作っている現場を読ませていただくと自分もその台所にいる気持ちになれました。あぁ、この料理、絶対に美味しいに決まってる!と何度思ったことか。

お国柄がとっても出ているのが良くて、それがきれいごとだけではないお国柄なんです。日本ではまずありえない販売の仕方とか、調理の仕方とか。レストランじゃ絶対味わえない空気が漂っていて、これはまさしく家庭の味だなぁと。
国によっては外食や出前が発達している国もあるのですが、そこらへんのバランスをどう考えているのかなども知れてよかったです。

私が日本人なので、どうしてもお米に関する料理に注目してしまったのですが、一汁三菜じゃなくたっていいじゃん!と改めて思いました。ご飯に色々かけたり、乗っけたりそれでもいいよね。そう思いました。
この本を読んだ翌日、私はきのこと鶏肉の汁物(本来は鍋料理)を作ったのですが味見をしたら「これ、絶対ご飯にかけたら美味しい…。別に盛らなくてもいいよね。かけちゃっていいよね」とこの本に出てくる人たちを思って、決心ると軽く水溶き片栗粉でとじてご飯にかけてたべました。もんのすごく美味しかったです!!
あと、放っておけるオーブンに憧れました。前菜食べている間にメインをオーブンで焼いているのとか。

がつがつ読み進めると言うより、静かな川が流れるように読んでいたら気が付いたら終わっていた。そんな読後感のある一冊でした。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

昨年の大阪万博で各国の料理を食べ歩き、そのバラエティーに魅了され、なら現地各家庭ではどうなのだ?と思っていたところにこの本ですから、面白くないはずありません。
旅行で訪れるだけでは覗けない12ヶ国の一般家庭の台所。誰がどのように買い物して、献立を立て、料理しているのかだけでなく、それぞれの人が生い立ちや料理に対する一種哲学とも想いを述べているところが興味深いです。
なかでも台湾の項の「地球のためのベジタリアン」や、アニマルウェルフェアで肉を食べる回数を減らすという韓国やフランス家庭は私にはアイオープニングでした。
私自分の料理に対するスタンスが変わり始めています。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜ人は料理をするのか?

自炊を広める料理研究家が世界を旅してさまざまな自炊を取材してきた本。ついついコンビニに頼りがちな自分にとって、世界の自炊状況は大変興味深いものだった。品数、誰が作るのか、バリエーション、味付けなど。

ドイツでは夕食がハムとチーズとパンなど調理しなくてよいものという風習があるらしいし、イギリスに行ったときは休日はサンデーローストなどするが平日はお皿に移すこともないかもしれないレンチンの夕食が多いという話を聞いた。日本は料理を頑張りすぎでは疑惑は感覚として以前からあった。この本を読んで、自炊する人は食べたいものを食べるとか節約とか理由がある。でも自炊に対する意識は緩やかだった。「ねばならない」ものではないのだ。

野菜と肉もしくは魚を入れた一人鍋を延々と繰り返す自炊を卑下することもあったが、全然いいじゃんと思った。食べたいものを食べられること。自分が良いと思ったことをできること。正解などないのだから、これからも自炊していける気持ちが産まれた。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自炊料理家である著者が、世界十二ヶ国の自炊事情を取材して綴った紀行文。その国の食文化というよりも取材を受けた個人個人の自炊への取り組みや考え方に焦点を当てた内容で、N=1であることを踏まえて読んだ方がいいかも。しかし学びが多くて大変面白かったし、自分の自炊観を見つめ直すきっかけになった。
特に印象的だったのは
・日本は「毎日異なる献立にして、毎食栄養バランスの取れた食事を作らなくては」と考えがちだが、これは世界から見れば珍しい考え方であること。私自身、料理は好きだけれどこの考え方に囚われている面があり、またそれを重荷に感じることもある。著者が取材を行うきっかけとなった「世界には今晩の献立を考えない人たちがいる(=ざっくり分けると二種類の献立しかなく、それを交互に作るため何を作ろうか考える必要がない)」という事例は衝撃的だったし、それほど極端でなくとも多くの国の人々が日本の人々ほどには献立のレパートリーや一食ごとの栄養バランスを意識しすぎてはいないようだった。
・「環境のために肉を食べる機会を減らそう」と考える人々が世界には予想以上に多かったこと。私は肉が大好きなので菜食を選ぼうとは思わないけれど、別の食材でたんぱく質を摂りながら肉を食べる回数を少し減らすくらいなら取り組めそうだと思った。環境のため無理のない範囲でできることをするという考え方は見習った方がいいのかもしれない。

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2026年05月28日

Posted by ブクログ

やっと読み終わった!笑
世界各国の自炊について著者が現地を訪れ、なかなか知ることのできない各国の人の料理に対する考えを知れて面白かった。

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

まず、著者が他の文化圏に行って感じた感想が、驚きながらも悪く書くことが絶対にないのが良い。
食事だけでなく衛生面にも言及してるが、日本の衛生面と比較しつつも、やはり他国の文化だと受け入れており、なんだったら合理的という言葉で迎えているあたり、取材させてくれた人たちへの敬意を感じた。

個人的な目から鱗ポイントは、ベトナムやメキシコの味付けを最後まで仕上げずに提供する料理に、自分で味をつける感覚が養われると書いていたことだ。なんとなく日本だと出された料理に対して調味料を加えることは、失礼にあたるような物言いをする人もおり、私自身も出された料理は完成しきった味だと信じているから、調味料を加えることは基本的に避けているのだが、これを味をつける感覚が自然と育つと書いてくれていた。この考え方が浸透すれば、作る人も食べる人も食事に対して気が楽になると思う。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

2025/10/13 50
とてもボリュームのある本。私も写真をすべてカラーで見たかった。男性が普通に作るとてもいい時代だなと感じ、一方で日本同様、女性の役割と捉える国もあり結局は人それぞれの生活や考え方の問題かなと思ったり。美味しそうと思うものばかりでなく、ハードル高いものも著者が食べていることがこの本の素晴らしいところ。10くらいのレパートリーを回す、目新しいもの、各国料理、おいしさを追求しない、そうだよね!自分が料理することが好きなので作りすぎでやり過ぎ、もっと日々の料理をシンプルにしようと思った。

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

様々な国へ赴きそれぞれの家庭での炊事場を目の当たりにする。滞在期間が長くない故そこから見えてくる背景は深く刺さり込んでいないが、ジェンダー意識(無意識の偏見)に世界共通の片鱗が感じられる。そこに時代を経て変化の兆しはある。重圧か自由か、料理という日常から人びとの思いが筆者・山口祐加の文章から読み取れる。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

世界12ヵ国を巡って38の家庭の自炊の様子を取材して、各国における家庭料理のあり方を考察していく作品で、写真も多いし、料理のことだけでなく、訪れた家族の人の日常生活の様子や、人生を振りかえってもらうようなところもあって、とにかくめちゃくちゃボリュームがあって読み応えがありました。

各家庭の台所の見取り図が載っているところも毎回楽しみでした。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

世界各国の本当に日常的に食べられている家庭料理と、家事における男女分業の実態、自炊文化の変化を知ることができる本。共通的な潮流として、家事分業の流れや、そもそも料理自体がされなくなってきている現状も知ることができる。
自分も仕事優先で、全食が外食でもいいと思っている側だが、料理文化の衰退は、それぞれの国の文化の消失との関係が深いことを思うと、家庭料理を大事にしたい気持ちが少し高まった

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

自炊料理家による世界の自炊事情を綴った本。著者自身が2024年に12か国、38家庭を取材し、そのうち24家庭の取材の様子が綴られている。

24家庭分の取材は本当にボリューミーで興味深い。料理の取材だから、受ける側は基本的には料理好きなんだろうと思ったが、あまり料理好きではないという人も。とはいえそんな人でも自炊の取材なのだから、毎日自炊とはいわなくても料理している。本当の料理嫌いはそもそも料理をしないとおもうので、自炊する人の料理嫌いはなんだかんだで好きなんじゃないかなと思った。そもそも外食が高い国もあるので一概にはいえないかもしれないが。。。

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2025年12月25日

Posted by ブクログ

自炊料理家の著者が1年かけて12か国・38家庭の「いつもお家ご飯」を取材した本

いつものご飯、って結構ナゾに満ちている。外国の方はもちろん、同じ日本人どうしだって実は話すと面白い発見があるんじゃないか、と思った。

・少ない材料
・手軽であること
毎日続けるものだからこそ頑張りすぎるとどこかでパンクしちゃう。
一汁三菜は一般家庭で毎日行う「べき」ものじゃない。(もちろんしたい人はどんどんしたらいいと思う)

私自身は自炊は結構好きな家事なので、副菜作ったり作り置きとかもしますがそれは夕飯限定。
朝昼は毎日同じものを食べてます。

この本は他の人の自炊する様子やその工程が楽しそうで美味しそうなのはもちろんですが、「自分の中の「べき」」を少し軽くしてくれる本でもあると思います。
「べき」の多い人生は周りも自分もしんどい。
品数が多くたって、料亭のような味の料理だって、それを作る人が疲弊していたら本末転倒というか。
日本人の自炊に求めるレベルが異常に高いのでは、と世界の自炊事情を見せてもらうことで気づくことができました。
世界は結構「本当は気にしなくてもいいこと」に満ちていて、緩く回っているものなんじゃないかな、と心が軽くなりました。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

海外へ旅行することはあっても、いった各国の家庭料理を食べられる機会はほとんどない。

「食べること」は、
その人たちがどんな生活をおくっているのか、をよく表している感じがして、
とても興味深い。

なぜだか、まったく知らない国の知らない人たちの食事なのに興味がわく。

そして、みんなそれぞれ、すごくシンプルでも
家庭料理ってやっぱり美味しそう。
素朴で、からだを維持していくための食事なんだなってことが伝わってくる。

わたしも主人と自分の健康のために一生懸命自炊するけれど、日本人は少し料理をがんばりすぎかもしれませんね、といった気持ちにも。

眺めていて面白かったけど、とくに大きな何かインパクトを受けたわけではないので、評価3で。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

内容が求めていたものと違っていたのでどうにもこうにも。
基本的に友好的な実地調査が核なので毒がなく、いわゆるハプニング的な紀行を楽しむものではない。
とはいえ、調査している国の複数人の自炊に対する意識や取り組み方などは、興味のある人には良いだろう。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

自炊に対してハードルを高くし「そんなことできない!」と匙を投げ気味だが、そもそも調理や味にこだわりを感じすぎているのか…と目からウロコだった。もっとおおらかでいいし、外食中食デリバリーに頼ってもいい。「食」の楽しみを見失わず丁寧に暮らしたい。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙がいい
世界自炊紀行というなんだかかためなタイトルだけれど本文はゆるい紀行文といった感じでするすると読める。
ラオス編がいいな。炭火での調理には憧れる。
ポルトガル編を読んでグリルでの調理ももっと挑戦したいと思った。楽だし筆者の言う通り作りながら前菜をつまむのはとても楽しそうだ。
韓国編もいい。全編通して読んでみて気にかかるものはやはりアジアの料理が多い。冷たいスープはやはり定番なのか。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

世界12ヶ国の家庭の台所にお邪魔し、普段の自炊で作っている料理を見せてもらい一緒に食べるという旅の本。大体どこも30分程度で作りやすいものを料理して食べているが、食材や味付け、調理方法はどこも独特だ。台所に巨大な樹が入り込んでいるというタイのカレン族の台所、野外の炭火調理を行うラオスなどが印象強くて面白かった。ヨーロッパなんかでは毎日の調理にオーブンを多用してたりして、楽そうで真似してみたいと思ったりする。
550ページ超のボリュームがあるので仕方ないのだと思うが、せっかく写真がたくさん使われているのに冒頭以外は全てモノクロですごくもったいない。あと、最後の分析部分が専門的でなくて単なる感想みたいな印象なのでいっそなくてもいいのではないかと感じた。もっと気軽にいろいろな料理を作ってみたくなる本なので、わくわくする部分に焦点を当ててたらもっと刺さったかもしれない。

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2025年12月08日

「暮らし・健康・美容」ランキング