【感想・ネタバレ】社会は、静かにあなたを「呪う」 ~思考と感情を侵食する“見えない力”の正体~のレビュー

あらすじ

【社会の「呪い」を検証する】

ネットニュースやSNSで以下のようなメッセージを耳にしたことはないだろうか。
「日本はオワコン」「人生は幸せになるためにある」「やりたいことを仕事に」「資本主義ゲームや競争から降りよう」「この世は親ガチャで決まる運ゲー」

本書における“呪い”とは、このような気づかぬうちに私たちの思考と行動を縛り、時に重圧を与えてくる言葉を指す。しかし、全て“根拠のない思い込み”だとしたら、どうだろう。

人気サイエンスジャーナリスト・鈴木祐氏が、データ&エビデンスをもとに呪いの真偽を徹底検証! いま明かされる「あるべき論の偽り」とそれに踊らされる「人間心理のメカニズム」 。私たちは言葉とバイアスが作る“透明な牢獄”から抜け出せるか。

経済や幸福、働き方、遺伝と才能―現代人が信じ込んできた“正しさ”を、鈴木氏が鮮やかなまでに撃ち砕く。思い込みから脱し、真に自由になるための書がここに誕生。


<本書で検証する主な「呪い」>
・日本は、少子高齢化で未来がない
・人は幸せになるために生きている
・もう経済成長はいらない
・情熱を持って仕事に取り組め
・人生は遺伝で決まるetc.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙がちょっと怖いけれども。
世の中にはびこって、私たちの思考を支配する言説、
それを筆者は「呪い」と呼ぶ。
そんな呪いから解放されよう、と
様々な方向からエビデンスを提示して
聞き覚えのあるキャッチコピーたちを論破していく。
こんなふうに、自ら呪いを解けたなら
怖いものはないだろうなと思わせてくれる、
クリティカルシンキングの教科書。
好きな本。

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2025年10月04日

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