あらすじ
実力派俳優の充は、通っている高校の同級生で人気歌手の京一と映画で競演することに。学校では気怠げな態度で敵も多い京一の誰も知らない意外な一面を知ってしまった充は、何故か京一を“可愛い”と感じてしまい…!? ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
最初は感じの悪かった京一がどんどん可愛く見えてくる。なんとか追い付こうと仕事に一生懸命な感じとか、素直になりきれない感じとか...。全くタイプの違う充と京一だけど、演技という仕事に真摯に取り組むのは同じ。必死になっている2人をみるのは楽しかった。
Posted by ブクログ
芸能もの。とにかく受けが子犬みたいで幼くてかわいい!!感情の発露がまっすぐで愛しいことこの上ない。しかもえろい。かわいいなぁ。
攻めくん、たまに「そんな高校生やだwwwww」みたいな言動を取るので笑ってしまった……これがスーパー攻め様かしら……いやでもそれ以外は大人びた高校生でした。
成宮さんは好きだ、って自覚する瞬間がすっと入ってくるのでそのあたりが好き!
お、当たりかな
人気実力共におありの作家さんなのにどーも成宮さん作品がピンとこない私。が、本作けっこー良かったかも。芸能界とゆー派手な背景ですが演技に悩み恋に奔走する様が丁重に描かれていて読みながら気持ち的に追いつける感じでした。ただ京一が充ラブな理由がちょっと弱かった気もします、乙女すぎたし(笑)。
Posted by ブクログ
子役の時から俳優を続けている充は、超人気歌手でクラスメイトな京一と映画で共演することになった。
京一とは、二年間クラスが一緒だったけれども、なぜか目の敵にされていて、落とした携帯を“偶然”蹴られたり、など地味な嫌がらせをされていた。
何もした覚えがないのに、いったいなぜ……? と少々わずらわしく感じていた充だったが、相手にしないように心がけていた。
ところが、「演じる」ことなんてやったことがない京一なのに、いきなり主演という大役を任せられて、撮影が順調に進むわけもなく、以前一度、組んだことのある監督から、指導を任されてしまう。
その時はバカバカしいと思っていた充だったが、実は人知れず京一が努力していたことを知り、ついつい手を貸してしまう。
そのおかげか、少しずつ京一との距離は縮まってくるものの、今度は初めの頃の京一の態度が、実は好意の裏返しだと知り、充は戸惑う。
そのくせ、京一から不意打ちでキスをされ、必死にせがむその態度に「一回だけなら……」とついつい京一を抱いてしまう。
自分がどうしてそんならしくないことをしてしまったのかさっぱりわからない充だったが……
という感じの話でした。
その後、充が自分が京一の周りの人間に嫉妬していることに気がついて最後はハッピーエンド!
この話はものすごく、受けである京一の、ロックバンドのボーカルとしての色気のあるエロさと態度のでかさと意地っ張りさ加減と、実はずっと充に近づこうと必死だったり、自分のことに気づいてほしいのに無視されることにすねての嫌がらせだったり、一途に充を思っていて誰とも付き合ったことがなかったり、という純情さのギャップがすごくかわいい話でした。
なんかもう、すべてがわかってしまえば、京一が子供以外の何者にも見えなくて、ものすごくかわいい。
そのクセ、衒いがないから、変なせりふを呟くよりも、そういうシーンはえっちくて、素敵でした!
意地っ張りで本当は素直になりたいけどなれないの系の受けが好きな方にはぜひ、オススメです。