あらすじ
教えたいことがたくさんあるとき、初対面の相手に教えないといけないとき、何をどの順番で教えるか悩んだとき。あなたの力量が、そこにあらわれます。著者は50年近く第一線で活躍してきた教育界のカリスマ。多くの子どもたちを「追究の鬼」に育て上げてきました。その教育方法は「わざと間違った答えを教える」「大事なことほど教えない」「わかりやすさよりもおもしろさ優先」といった、一見すると非常識なもの。でも、本書を読めばそれが理にかなっていて、教え方の王道であるとわかるはず。これまでに170冊以上の著書を出してきた著者が、今回はじめて一般向けにそのノウハウを公開します。部下を持つ上司、子を持つ親など、すべての「教える立場」の人たちにとって役立つ内容が満載です。
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Posted by ブクログ
この本を読むことで、教え方について無意識に「こうした方がわかりやすい」と自分自身が何となく思っていたことが、言語化されて意識できた。
10年以上前に発行された本ではあるが、現在も教師として大切にすべき教え方のポイントが書かれている。
・何を教えるか=何を教えないかに知恵を絞る
・短く簡潔に
・とぼける、嘘をつく(社会的嘘)が効果的
・反対する意見にこそ大きな可能性あり
・?解決に子どもがどれだけ主体的に動いたか=自身の授業の評価のものさし
・見る目の進化 ながめている→見る→よく見る→見続ける→見抜く の5段階
色や数に着目させる、道具を使って見る、他のものと比べるのも有効