あらすじ
教えたいことがたくさんあるとき、初対面の相手に教えないといけないとき、何をどの順番で教えるか悩んだとき。あなたの力量が、そこにあらわれます。著者は50年近く第一線で活躍してきた教育界のカリスマ。多くの子どもたちを「追究の鬼」に育て上げてきました。その教育方法は「わざと間違った答えを教える」「大事なことほど教えない」「わかりやすさよりもおもしろさ優先」といった、一見すると非常識なもの。でも、本書を読めばそれが理にかなっていて、教え方の王道であるとわかるはず。これまでに170冊以上の著書を出してきた著者が、今回はじめて一般向けにそのノウハウを公開します。部下を持つ上司、子を持つ親など、すべての「教える立場」の人たちにとって役立つ内容が満載です。
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Posted by ブクログ
有田和正氏の名著。全てにおいて超一流であり、すべての基盤である。この本の中に、基本が全てである旨の内容が書かれていた。ハウツー等はもちろん大切だが、その前に基本をもう一度徹底しようと思う。
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これは深化するために必須本。
みる力には響いた〜
これはどの職業や生き方や考え方のヒントになること間違いなし。
この本も古本屋であれば複数購入してプレゼント用に準備しています。
ぜひ〜
Posted by ブクログ
子育てで悩んだので読みました。
子供の心を掴んで楽しく教えるには?悩んだら、ヒントがある本。色んな工夫や、作戦が盛りだくさん。
こんな先生の授業をうけてみたかったなー。
詰め込みすぎの教育では得られない。きっと、こういう教育が新しい時代に重要なのかなー。
子供達に押しつけるのではなく、面白そうなネタを沢山探してみようと思いました。
Posted by ブクログ
授業は何を題材にしたかで7割が決まる。
自分はまだまだ教育技術がない。ただ、これから題材を決めること、探すことは出来る。
授業のネタ探しを4月までに行いたい。
Posted by ブクログ
夏休み読書7冊目。
バイブル的な本です。
有田先生が教職人生を通して、教育者としての在り方を
追究し、エッセンスをぎゅっと凝縮した本だと思いました。
久しぶりに有田先生の本に触れ、
はじめは「ちょっと方向性が違うかな。」なんて
大それたことを思ったりしましたが、
そんなことを考えたのも束の間、
教育者としての有田先生の哲学が、
方法論ではなく、在り方が、
「すっごい人だ!!!」
という思いに変えました。
「学びは、遊びを超えるもの」
「自ら伸びる人を育てる」
「自ら追究する人を育てる」
教師が学ぶことを面白がって、夢中になっていなければ、
子どもに伝わるはずがない。
世の中の面白さ、学びの面白さに触れさせてやることが
とても大切。
有田先生ではない、様々な人たちから学んだことが、
なんと、この一冊に余すところなく凝縮して入っていました。その方法論には異を唱える人がもしかしたらいるのかもしれませんが。
やり方は、それぞれ。様々ある。
わたしも、有田先生のように、そのまままねしてやろうとは思わないけど、(できる気がしない!!!!)
でも、その目指す方向は、ここに極まれり。
約10年ぶりに読んだ有田先生の著書は、
ほんっと、すごいと思いました。
感謝。
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小学校教師経験者が、生徒を伸ばすために、如何に考え工夫したか、経験を通したコツの伝授をしてくれる。素材を準備すること。教え過ぎないこと。成功体験を積ませること。良い面を見て誉めて行くこと。ちゃんと叱ること。仕事、子育てに参考になった。
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【気付き】教え上手は学び上手
自分で学び考えられる人になるコツは2つある。
まず「自分で学ぶ」という心構えを持つこと。
人から教われることは数あれど、人が教えてくれることは少ない。
自分で学びとる姿勢が不可欠。
次に「何でも書くこと」。
加えて、速く自由に書くこと。
とことん書いて書いて書いてるうちに、自分の本当の考えが表れてくる。
【感想】
楽しそうな先生で、私もこういう人から習ってみたかった。
今は、この人が育てたであろう生徒のように、自分自身を考えて生きられる人へ成長させたいと思った。
Posted by ブクログ
著者は,教育界では著名な元社会科の教師です。教育法則化運動にも関わり,数々の実践を著書やビデオで示してくれました。
「授業のネタ」を手に入れることが,授業づくりの7割を占めるという言葉に刺激されてきました。
本書は,出版社を見て分かるように,教育界への著書というよりも,一般的なビジネス書といった感じでまとめられています。
しかし,そこはやはり元小学校教師ですので,さまざまな失敗談や教室での対応の仕方などが織り込まれており,大変読みやすくなっています。
特に,若いころの失敗談には,有田氏もふつうの人だったことがわかって安心します。今の有田氏を作ったのは,その失敗談からシッカリ学んで生かしたことにあることが分かります。
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教師1年目の自分にとって、この本は勉強になることが多く、今後、授業や生徒指導に活かしていきたいと思えるものばかりでした。
元小学校教諭の著者は、「児童・生徒を『追求の鬼』に育て上げることを信条としている」とある通り、良い教え方とは子供に自主的に学習意欲を起こすことだと述べています。
そのためには、
・重要なことだけ少しだけ教える。それも全て教えるのではなく、教え惜しみをして、生徒に「はてな?」を作らせる。
・教師自身が敢えて間違ったことを話し、生徒に「それ、違うよ」と指摘させる。
・発問で生徒の固定概念を崩したり、挑発したりして思考を深めさせる。
・笑いやユーモアは潤滑油。それがない授業は子供たちにとっては「拷問」である。
など、子供たちのやる気を出させる授業、発問や板書の方法、子供への接し方(褒め方、叱り方)が詳しく、また、分かりやすく説明されています。
その中で私が気に入ったフレーズ
「子供と一緒に笑える教師は子供といっしょに歩める教師であり、子供とともに進める教師だ」
子供を上から押さえつけるのではなくて、子供を下から持ち上げることこそが、良い教育なのだということが分かりました。
教師以外でも、教育に携わる人は是非とも読んで頂きたい1冊です。
Posted by ブクログ
読み始めは学校の話か、参考にならないかな、と思ったが、読んでいくうちに色々考えさせられた。
仕事に役立てようと考えていたのに、読んでいくうちに育児のことも頭によぎってくる。
もちろんありきたりな内容の部分も多いけど、読んでよかったと思える一冊でした。
Posted by ブクログ
この本を読むことで、教え方について無意識に「こうした方がわかりやすい」と自分自身が何となく思っていたことが、言語化されて意識できた。
10年以上前に発行された本ではあるが、現在も教師として大切にすべき教え方のポイントが書かれている。
・何を教えるか=何を教えないかに知恵を絞る
・短く簡潔に
・とぼける、嘘をつく(社会的嘘)が効果的
・反対する意見にこそ大きな可能性あり
・?解決に子どもがどれだけ主体的に動いたか=自身の授業の評価のものさし
・見る目の進化 ながめている→見る→よく見る→見続ける→見抜く の5段階
色や数に着目させる、道具を使って見る、他のものと比べるのも有効
Posted by ブクログ
英語を教える際に当てはめて読んだ。
テーマ学習をしながら、考える力、異文化理解、日本についての理解、セルフエスチームを深める。
単語や文法を機械的に覚えるのではなく、言いたいことがちゃんとある子供を目指したい。
何をしたときに叱るか、自分のなかで物差しをしっかり持つことは意識していたけど、それを子供たちと共有するという考えは目からうろこだった。
どんな子にもいいところがある。
「この子は〇〇のチャンピオン」と必ず何かの一番にする。
減点主義でなく、加点主義で人を見ること。
子供だけじゃない。
周りの人に対しても悪いところを見るのではなく、良いところを見る。
人間誰でも欠陥があるのだから、欠点を見つけようとしたら必ず目につく。
だから、加点主義で。
Posted by ブクログ
教えすぎないことyモニタリングの知恵などの技術に関することと人間性に関することをわかりやすく伝えている。それを生かすことができるかどうかは、その人次第。
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この本は、教育者にはお勧めの一冊だ。述べられていることは、当たり前かもしれないが、このことに気づいている人はその半分ぐらいであろう。教えるには、「長く調べて短く伝えよ」や「『分かったつもり』を『分かる』へ」という言葉には納得がいく。また、すべてを教えはしないものの、教育には「教え惜しみ」にも限界があり、その程度が大切であり、自ら気付いたかのように誘導する技術も必須である。多くを学べる本んである。
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研修の課題図書となっていたので読んでみました。
読み進めていくと、耳が痛い話も幾つかあったりしましたね。
普段の自分を振り返る良い機会になりました。
Posted by ブクログ
(K) 筆者の長年にわたる教師としての経験から編み出した教育法について綴った本。あたりまえと言えばその通りなのだが、人が成長するプロセスは小学生であろうと大人であろうと同じであるところに着目して書かれているところが面白い。実例を交えながら解説していること、そして小学生を教えることを対象にして大人への応用をしていることなど、リアリティのある内容となっていて、教えるということがどういうことなのかがわかりやすい構成になっている。
本書に育成の一般論を求めてはいけない。多くを得ようとすると空振りに終わるが、一つでも良いから新しい視点が得られれば良いと割り切って読むには面白い本だ。