【感想・ネタバレ】ひきこもり家族のレビュー

あらすじ

長年ひきこもっていた19歳の僚太と44歳の大知。双方の家族が縋ったのは、新宿にある自立支援センター。強引に自宅から引き出された二人は、ほかの三人とともに、元警察官が営む熊本の研修施設で囚人のような生活を強いられる。施設長は巨体の大女だ。悪魔のような彼女に監視され、辛い日々が続く中、監獄のような扱いに抗い五人は施設長を殺めてしまう。必死にもがき、社会に怯えるように生きてきた彼らの終わりが始まる――。

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Posted by ブクログ

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めっちゃ面白かったぞ。期待を大きく上回った。
というか、途中からえ??何の話??ってなった(笑)
しかもなんだかハッピーエンドな感じもいい。

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

引きこもりって意外と小さなきっかけで誰にでもなり得ることで、引きこもっているからって人生が楽ってわけでもなくて、いろいろ考えたり葛藤したり、思われている以上に息苦しいんだよね。

それぞれ引きこもりになったきっかけを語った後、お互いを理解し合う過程では成長や「家族」としての温かさを感じられた。5人の間に絆が芽生えた時、彼らが引きこもりになる前にこういう仲間に出会えてたら、何か人生が違っていたのかもなぁなんて思ってしまった。

本の内容はもちろん、染井さんのエピローグはグッとくるものが多いなぁ…



そして俊藤律はおそらく3作目?こういうところで繋がってるの胸熱!!!

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025/08/07予約 4
ひきこもりを力ずくで引っ張り出しボランティアで養鶏場の勤務をさせるリヴァイブ自立支援センター。九州の施設で寮長の役割をする未知瑠の激しい暴力に耐えかね殺害。ひきこもりでコミュ障の5人が話し合い助け合いが自然にできるようになったのは、皮肉なことに未知瑠がいなくなってからだった。暴力では解決できないことが証明されてしまう。10年後の会社を起こしてからの様子が面白いので、その間も含め書いてあればなお面白かったかも、と感じた。社会問題を盛り込んであるので読み物としても考えることが多い。
小説で読んでも情景が浮かぶので映像化されたらヒットしそう。

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「引きこもり」という社会問題をテーマにした作品。僚太と大知が自立支援センターの職員に無理やり連れ去られる場面や、未知瑠の暴力的な言動には、読んでいて気分が悪くなった。それでも、ある出来事をきっかけに物語が一気に動き出して一気読み。エンタメとしても面白く、最後まで飽きずに読めた。引きこもりになる理由は人それぞれで、本人や家族に寄り添う支援の難しさを感じた。ただ、暴力や死の描写が軽く扱われている印象もあり、実際に同じ悩みを抱える人には向かないかも。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★3.5
最終的に救いのある本
悪徳福祉業者の闇、引きこもり本人とその家族達の攻防戦、だれでも引きこもりになってしまう危うさがあること、そしてだれでもまた生きる希望を胸に持つことができるということ

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2025年12月06日

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