【感想・ネタバレ】クロコダイル・ティアーズのレビュー

あらすじ

疑惑の女性を描いた直木賞候補作!

息子を殺したのは嫁なのか? 疑ったら最後、もう家族には戻れない――。ベストセラー作家が放つ、ファミリーサスペンスの最高峰!

単行本 2022年9月 文藝春秋刊
文庫版 2025年8月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

想代子の描き方が怪しすぎなのに違うという違和感。証拠はないのに言動がいちいち苛立たせる。
陶磁器老舗の息子と結婚し、その息子は殺され、犯人は妻の元彼。残された妻子と同居する貞彦や姑の暁美の気持ちの描き方が繊細で面白く読めた。疑われてるのに誤解を招きそうな事ばかりする想代子、結局は若女将から本当に女将になり実家の母親まで呼び寄せ店長に据える、なんて嫌な女。本人は無自覚な欲のない女、と終わる。間違いでないしそうなんだろうけどもやもや。
クロコダイル・ティアーズは嘘泣き、ワニは捕食時に涙を流すらしい、知らなかった。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

息子を殺害した犯人は、息子の嫁の元カレ。その犯人が判決後に、息子の嫁から殺害を頼まれたと発言。残された家族は疑心暗鬼の渦に巻き込まれる。著者のかつての作品「火の粉」を彷彿させる、家族内疑心暗鬼ミステリー。直木賞選考委員の宮部みゆきの「無自覚な犯罪者が無自覚だからこそしれっと成し遂げてしまった完全犯罪の話」は言い得て妙。
飽きさせない展開で、ページをめくる手が止まらず、一気読み。久しぶりの雫井悠介作品だったが、面白かった。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいる最中は、非常に胸がざわついた。
この暁美や、姉の東子の反応や対応はいたって一般的だと思う。
逆に貞彦の反応は妻の暁美にしたら歯痒く感じるのも無理はないし、読んでいて、こういう男の人って、いるよなぁ、と思った。

想代子の、本心がわからない胡散臭さ…。恐ろしい。
濃淡あれど、こんな人、いますね。

最終的に想代子が店を引き継ぎ幸せを手にするのだが、解説にもあるが、宮部みゆきさん曰く「無自覚な犯罪者が無自覚にしれっと成し遂げた完全犯罪の話」と評していたが、まさにそうだと思う。
さらに付け加えるとしたら、想代子は無自覚でいることを自覚している女だ、と思った。

違う世界線で想代子をコテンパンにやっつける話も読みたいなぁ…。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

想代子の得体の知れなさが強すぎて大事件を起こした隈本の存在が霞んでしまっている。これは作者の作戦なのだろうか?隈本の一言で想代子を得体の知れない存在にして黒幕説に誘導されてしまった気がする。

想代子が現れたときは店の乗っ取りを隈本と企んでいる悪女か、感情を表に出さないサイコパスのどちらかだと思っていたが、結果どちらでもなかった。個人的にどちらかの展開を期待していたから少し残念。

終盤、成長した那由太を見守る想代子の姿が康平を見る暁美に似ているなと思った。将来有望な頼れる息子への目線。ありがちな親視点ではあるけれど、なにか因果を感じられずにはいられなかった。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

202508/心理描写や人物描写がうまくて嫌~な気持ちになりつつ途中で止められない面白さ。期待値ゆえもあってか自分は結末に物足りなさを感じてしまった。直木賞選考委員宮部みゆきの講評『無自覚な犯罪者が無自覚だからこそしれっと成し遂げてしまった完全犯罪の話』がまさに!

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんか「笑うマトリョーシカ」みたいだな~って思ったけど結末は真逆みたい感じでした。
最後までどっちに転ぶのかな~って思ってたけど、まぁ、現実にもそういうことってあるのかな、って思った。でもほんと、解説でもあげられてたけど無自覚ってこわい。

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2025年10月09日

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