あらすじ
故・経済評論家山崎元氏が最も信頼した個人投資家・水瀬ケンイチ氏。ベストセラー『ほったらかし投資術』の共著者であり、『お金は寝かせて増やしなさい』もベストセラーに。ごく普通のサラリーマンだった水瀬氏が、億万長者になった25年間の道のりを全公開
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Posted by ブクログ
ほったらかし投資術の著者によるインデックス投資に至る経緯説明の本。限りなく5つ星に近い4つ星。経験談だからそこそこ面白かったり考えさせられたりした一方で投資的にはほったらかし投資術の補完的な内容程度とややおのろけ話と投資以外の金の扱いについて少し説教臭い話が入ってないかというところも。みなせさん的にはチャート分析もファンダメンタル分析も全く唾棄すべき方法だったみたいでインデックス投資じゃないとダメでしょ、という結論にちとそれは極端かもと少し引いてしまったところだが、無駄に時間が他の方法では掛かるもんなんだなというのは納得した。ここに至るまでの努力は涙ぐましく、こんなに勉強されたんだな、と尊敬の念は強くなった。なぜS&P500(米国主要株)ではダメでオルカン(全世界株)なのか?なぜ世界債券の投信は考慮しないのか?についてはほったらかし投資術の本で疑問だったが、こちらの書籍で水瀬さんなりにオルカン&変動国債でやりたい理由が理解できた。なぜインデックス投資がこんなにうまくいくのかについては前著もこちらもうまく説明できていないのでは?と思ったが、故山崎さんとは資本主義経済の拡大再生産云々と議論されたとあとがきにあったりで、それができたらノーベル経済学賞級の話で誰もが納得する理論がはっきりしたらほんとに世界中のほとんどの人達がインデックス投資を始めてしまうかもという話なのかも。実は地球ポートフォリオ理論というxにある元家電製造会社員さんの話が私には参考になったよ、とここでは書いておいた上で、ますますオルカン投資中心にやってみるかと気持ちを強くした。まあ、歳も歳なので8資産均等投信もある程度手を出してる。もっとオルカンの比率を上げて8資産均等投信の方を水瀬さんのいう国債の代わりにすれば良いのかな?とか考えたりした。