あらすじ
いい子だ。もっと俺を感じてくれ
残虐王のはずが、じつは溺甘王でした!?
弱小国の虐げられ姫サシャは、“残虐王”と噂される皇帝アレクシスの花嫁選びの席に送り込まれ、あげく余興として「裸で踊れ」と言い放たれる。だが毅然と対応したサシャを皇帝は気に入ってしまい!? 「俺は惚れた女を手放したりしない」残虐どころか有能で民に慕われるアレクシスの予想外の溺愛に、サシャの心は体ごと開かれていきー。
感情タグBEST3
素敵すぎる
作家さん買いです。
すっごくおもしろかった!
さすがあさぎ先生、の一言です。
アレクシスが魅力的すぎるし、サシャもとってもかわいくて優しくて賢くて、そしてちいさくて好きすぎました。
サシャの気持ちが分かるよ!と背中をさすりたいシーンが多すぎました。
そしてイヴァナが忌々しすぎる。毎分家具の脚に足の小指ぶつけろや!と思う忌々しさ。もはやびっくり。
よいお話をありがとうございました。
やさしい
サシャは、人の思惑に揺さぶられながら育って、行き着いた先で人の優しさを知る…といったところでしょうか。
小心者というけれど、誰だって自分とは一生関わり合うことはないだろうな、という場所に放り込まれれば尻込みもするし、身分の高い圧の強い人の前では足がすくみます。
でも、自分のルーツを大切に持って離さなかったから得られた幸せだと思いました。
アイデンティティとか、自分が自分であるという誇りとか、そういうもの。
皇帝が、俺様じゃなくて理性と合理性で動く人というのも珍しい。
ふたりのお話、とても楽しく読みました。
短編でもいいから、ふたりの子どもの話や、皇帝代理時代のアレクの話なども読みたいです。
無いから今は自分で妄想して楽しみます(笑)