あらすじ
家族や友人との会話、仕事のプレゼン、人前でのスピーチ……私たちは、ふだんからありとあらゆる場面で「話す」ということを行っています。では、どうして「話す」のかというと、それは自分が知っていることや感じていること、考えていることなどを、相手に伝えるためにほかなりません。でも、本当なら内容をしっかりと伝えたいはずの相手にとって「わかりにくい」話し方をしてしまっている人がたくさんいます。どうすれば、相手にとって「わかりやすい」話し方ができるのでしょうか? ――そのシンプルにして究極の秘訣をまとめたのがこの本です。ポイントは「ひらがな」で話す、ということ。ラジオDJとして数々の人気番組を担当し、現在は「言葉」と「声」で表現するプロフェッショナルとして経営者やビジネスパーソンに指導を行う著者が、これまで誰も教えたことのなかった視点からあなたの「話し方」を劇的に変える方法をお伝えします。
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Posted by ブクログ
365日読書 15冊目
「ひらがな」で話す技術 西任暁子
スピーチコンサルタントの西任暁子(ニシトアキコ)さんが語る話し方本。
井上ひさしさんの本を引用してある
「わかりやすく話す人は、古い日本語=大和言葉を使う」
「漢語というのは、完璧にマスターしていても理解、判断が0.1秒くらい遅れる」
という部分は、日々授業をしている私たちにとって重要。
ニシトアキコさんのいう「丸い言葉」をつかって、聞き手に伝わりやすい表現する。
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コンサル時代に読んでおけばよかった、と思う一冊。
読んでいればプレゼンが得意になり、もうひと山越えられたかなあ。。。
話す際に心がけるポイントを、説得力を持って説明してくれている。
上司から色々言われていたポイントも多く含まれていた。コンサル時代は結局、気持ちの問題と割り切って、テンションを上げて何とか乗り切る、やり過ごす、という感じで再現性がなかった。
ただ、この本は気持ちの問題にもちょっとは触れているが、メカニックな所を説明してくれているので、すぐに実践して行こう!という気持ちになれる。
Mtgに臨む前は、下記のメモを毎度見直して自分の血肉にして行こうと思う
以下はメモ
人はひらがなで聞いている。そして聞いた側はみんなそれぞれ異なることを想像している。話す際のポイントは下記
・大和言葉を使う
→漢語・カタカナを使う際は、分解して意味を説明する事で対応
・句読点を意識する
→焦って間を詰めてしまいそうな時は息を吸う。これは前出来てたなぁ
→「えー」と言ってしまう人は、「えー」を心の中でいう、代わりに息を吸う
・言葉の粒を意識する
→自分は柳の木パターン。語尾に向かって音を高くすると、よく聞こえるらしい。確かにそうかも!
・指示語は避ける
→話は巻き戻せない。所々復習しながら、聞き手に刷り込む
・一人ツッコミで聞き手を想像する
→聞き手が知らない、覚えていない、信じられない、情報が足りない、時にする
・声が通らない時は、上の歯が見えていない。笑顔で話せば、声は飛んでいく
・「」を使うと、聞き手の心を揺さぶる
・「思います」はここぞの時に使い、普段は言い切る
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1.タイトルにひかれたので購入しました。
2.人間は「ひらがなで言葉と認識する」からずれが生じ、コミュニケーションが上手くいかなくなる。ということを冒頭に述べています。前半は話し方のスキルの面に注目しているものの、後半にかけては人間にとって言葉はなくてはならない、どうやって向き合っていけばいいのかということが書かれています。著者はラジオDJとして長年努め上げ、言葉について誰よりも強い思いを抱いています。だからこそ、話し方のスキルを伝えるだけに終わらず、言葉を人生においてどう活かしていくのか、どう向き合っていくのかを教えてくれます。
3.言葉を考える人ほど人生での成功者が多いという持論のもと読んできました。最近は、過剰に言葉遣いを気にする世の中になり、テレビを見ていてもその怯えが伝わるほどです。しかし、その人たちは言葉と向き合えているかといえばNOです。私にとっては、単純にきれいな言葉を使っているだけの印象に思えます。ただ、私も人のことは言えません。思ったことをすぐに言ってしまう癖が抜けず、何度も怒られました。この歳に年になってようやく言葉と向き合うようになりました。最近になって、「今の言葉はおかしかった」と自分の発言に対して推敲するようになりました。
皆さんの周りには、言葉に力がある人や上っ面だけの人など多くのタイプが存在すると思います。この本をきっかけに言葉と向き合てくれる人が増えてくれたらいいと思います。
Posted by ブクログ
何かを話すということは、人に何かを伝えたいということ。伝わらなければもったいない。伝わるためには話すスキルもそうだが、何より話し相手がどう感じるか想像することが大事。自分よがりから相手を思うマインドに変えていきたい。
Posted by ブクログ
・間がとても大切。句読点を意識して話をする
– 間があるからおもしろい、わかる、感動する
– 話が途切れたら、息をはく。ゆっくり呼吸する
– 接続助詞の「て」、「が」を使わない。言い切る。「。」に置き換える
・間とは相手を見る時間。聞き手を意識する
・「えー」を言わない
– 代わりに息を吸う、吐く
・相手に伝わる話し方を考える。自分が気持ち良い時は伝わっていない
・こそあど言葉を使わない
・笑顔で話をする。自然に歯が見えるくらい笑って話をする
・自分から声をかける。相手は話かけられるのを持っている。勇気を出して自分から話しかける
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鴨頭さんのオススメの本
絶賛していたので即購入。
いい本に出会った。
自分の声って好きになれないし、
何を話してるかうまくまとまらなかったり、
ゔゔゔ、と声に詰まったり、
心の中でしゃべるだけで声に出して言えなくなったり、
話しすぎて自分に酔ったり、
自分が話したいことだけ話したり
そんなことがたまにある。
話すって楽器を奏でるのと同じなんだな。
すごくやさしい本
2019/2/3
話し方の学校に行ってから再読。
「四角い言葉を丸くする。使う言葉は簡単すぎるくらいが
ちょうどいい。小学生にも伝わる言葉で話す。」
これって英語の勉強と同じかも。
またまた気づきが沢山。
バイブルにしよう!!
Posted by ブクログ
話すことは自分の思いを相手に伝えることで、決して自分の思いをただ吐き出す事が目的ではない。
そんな当たり前の事をこの本は教えてくれる。
わかりやすい言葉で伝えることは、受け取った相手が咀嚼しやすく、さらに相手がその内容を
アウトプットする時も役立つ。
相手に自分の言葉を理解してもらう事は「苦しい状況に置かれている」と感じている人ほど
必要だが、そういう状況の時に限って相手を思いやることができない。
この本は危機的状況をきっと救ってくれる。
Posted by ブクログ
とてもよかった。
私が後輩の指導で悩んでいたことに、
明快な回答を出してくれていた。
耳から聞こえた漢字のことばは、
ひらがなから漢字に脳内で変換されなければ
意味が伝わらない、というところに特に共感。
接客では特にひらがなで話す(=わかりやすく話す)ことは重要だと思う。
Posted by ブクログ
にしとさんの暖かい人柄が伝わってくる本。
タイトルにもなっている「ひらがなで話すとわかりやすいよー」ってのは一つの例。
色んな言葉に関する考察、考え方が記載されていて、誰にでもオススメできます。
Posted by ブクログ
相手に伝わる話し方とは。「ひらがなで話すこと」というのは、とてもわかりやすいポイントでした。作者の人への愛情がとても感じられて、その点も高評価。
具体的に何をするべきか
タイトルでネタバレしているが、内容をみるとより詳しく「どう話すべきか」を教えてくれる。けど、意識しないとただ理解して終わりになってしまうので、しきりに読み返して思い出し、実践していきたいと思う。
Posted by ブクログ
仕事上で話すことや、伝えることが苦手な私に対して知り合いに勧められた1冊。
池上彰さんのようなとても分かりやすく、優しく書かれた1冊でした。
この本のタイトルからもわかるように、「漢字」ではなく「ひらがな」で話しましょうというお話。
たとえば「取捨選択」と「良いものは取り入れ悪いものはすてる」だと文章だと前者の熟語が分かるかもしれないが、後者の方だと誰とも会話できるのだ、というもの。
しかも幼稚な話し方と思われる用に受け取られるのではないかと思う一方実際は、安心感を覚えてくれるそう。
確かに池上彰さんは話し方のトーンもありつつも、あの優しい言葉遣いが心地いいんだよなぁと思った。
案外普段話している言葉を「ひらがな」で言い換えるというものは案外難しい。
世の中のお子様をお持ちの方や、教育に携わる方は普段からこういう訓練しているんだろうか、と思うとただただすごいと感じるばかりです。
タイトルからはひらがな推しかと思いきや、後半はひらがな以外に「間」の取り方といった話し方や、傾聴についてのポイントもあったりと話し方全体的に気を付けるポイントが分かりやすく書かれていました。
こちらの本を読んで、まずは自分の普段の会話を録音して、普段の話し方の癖を知ることから始めたいと思います。
Posted by ブクログ
参考になる点が多かった。特に話し方や言葉選びなど、日常会話でやってしまいがちな行動を客観的に振り返れる点が有用。
特に、話始めに、えー、と言ってしまう癖をどのように直すのか?という点は目から鱗。人は癖をなおそうとすればする程上手くいかない。「やめよう」とするのではなく、別の方法で「やろう」とする方がうまくいく事が多い。上記の例であれば、えー、の代わりに、呼吸をする、えー、を心の中で呟く、など。非常に参考になる視点でした。
また、会話は排泄行為と同じで、気持ち良くなってきたら要注意!という点は確かにそうだなぁと共感しながら読んでました。
Posted by ブクログ
・わかりやすく話すために知っておくべき大原則。 それは、「人は?ひらがな?で話を聞いている」ということ
・あなたが漢字交じりの言葉の意味を思い浮かべながら話しても、相手に聞こえているのは、ひらがな化された音だけ
・大切なのは、自分の話が「相手にどう聞こえているのか」を徹底的に考え抜くこと。「音」で聞いている相手の頭の中がどういう状態なのか、常に想像することなのです。
・覚えておいてください。あなたの話を聞いている相手の頭の中は、いつだって真っ白なキャンバスです。あなたが自分の頭に思い浮かべているように、相手も浮かべているだろうと思ったら大間違い。キャンバスに描かれる絵の材料は、あくまであなたが発するひらがなの言葉=音なのです。
・?たとえ?は、新しい概念や、ややこしい四角い言葉をわかりやすく丸めてくれるのはもちろん、納得のしやすさというメリットも与えてくれる、とても遊び心のある話し方なのです。 しかも、たとえからは、あなたの個性が伝わります。 「何かにたとえられないかなあ」と考えた時に出てくることは、あなたの人生そのもの。
・映画やテレビ、本やレストランなど「いいな」と思ったものを人に話す時は、手の平サイズで伝えることを心がけてください。そうすれば、あなたの話の口コミ力は磨かれていきます。
・「あんな経験はもう二度としたくない」 そう思う気持ちが、無意識のうちに「間」を避けようとさせるからです。 話に「間」が必要だということは、誰もが知っています。落語に漫才、スピーチに講演。どんな話も「間」があるからおもしろいし、わかるし、感動するのです。
・「間」がないというのは、「間」を恐れるあまり、わざわざ自分で埋めてなくしている状態なのです。
・接続助詞、さらに具体的に言うなら、ここでは「て」と「が」が、文章をくっつけて長くしている「接着剤」だったのです。 この接着剤は、「。」に変身させることで簡単にはがせます。「て」と「が」を「。」に置き換えることで、文が短くなって間ができるというわけです。
・?「えー」を小声で言う ?「えー」を心の中で言う ?「えー」と言う代わりに息を吸う 話しながら?=?とやっていくうちに、それまでの「えー」がのようになくなったのです。
・「間」とは、何もない、何もしない時間ではありません。 「間」とは、相手を見る時間なのです。 だから、まず聞き手を見てください。
・聞き手が、「わからない」「それはおかしいよ」と受け入れてくれていないことがわかった時は、どうすればいいのでしょうか? そんな時の対処法として、まず「同意」することがポイントです。 「そう言われても、よくわからないですよね」 「それはおかしい、つじつまが合ってない、と思うよね。私も最初はそうだったのよ」 こんなふうに、相手が抱いた疑問・反論に「そうだよね」と言って、まずは同意するのです。
・ひとつお伝えしておきたいのは「早口が悪い」わけではけっしてない、ということです。 早口は直さなければいけないと多くの人が考えがちですが、相手にちゃんと聞こえる早口は必ずしも直す必要はありません。
ただ、早口で話しても、相手が全部聞き取れて、受け取る間を十分にとれるような話し方をするにはかなりの技術が必要です。 たいていの場合、音と音をくっつけて発音してしまい、相手が聞き取りづらくなってしまいます。
・自分の心は大きく揺さぶられているのに、話しても感動が伝わらない時には、決まって足りていないものがあります。 それは?「 」(かぎかっこ)?です。 話の中に「 」、つまりセリフがないのです。「 」を入れて話そうとすると、エピソードを登場させやすくなります。結果の説明だけではなく、エピソードを語る時のほうが、聞き手の心は動くのです。
・誰もが自分の発言や存在を、受け入れてもらえること、そして承認してもらえることを待っているのです。
・話し手が「怖い」と感じている時ほど、そうした便利な「おもいます」を何気なくたくさん使ってしまいがちです。だから、「おもいます」は「ここぞ!」という時にだけ使うように心がけてください。たとえば「世間一般では○○と言われているけれど、私は△△だとおもいます」というように、自分の意見をはっきりと伝えたい時に絞って使うのです。
わかりやすく話すこと。話し上手になること。それは、誰かを思うことです。 今よりもっと深くわかり合い、今よりもっと近くに感じられるようになることなのです。 そうやってその「誰か」は、あなたにとっても相手にとってもますます大切な存在に変わっていきます。
・人はみんな、話し方を通して自分自身を変えることができるのです。 「自分探し」という言葉がありますが、自分らしさとは、自分に何かをくっつけていくことではありません。むしろ、そぎ落としていくことです。 これまで生きてきた時間の中で、知らないうちに身につけたプライドや思い込み、抑えつける気持ちなど、余計なものがなくなった時、そこには本来のあなたがいます。いちばんあなたらしい、あなた自身です。
Posted by ブクログ
普段は無意識にしている「話す」こと。話し方を意識して変えていくことで、わかりやすい話し方ができるようになる。
・丸い言葉を使う
・間をつくる
・声
時々、思い出していきたい。
Posted by ブクログ
偶然著者がゲストだったラジオを聴き、
興味をもったので購入。
前半は技術的な事を、
後半は内面的な事を分かりやすく書かれていた。
仕事でよく人に説明することが多く、
自分を振り返りながら読めた。
実践出来たら素晴らしいなぁ。
Posted by ブクログ
要はタイトル通りのことが書いてある。以下備忘録。
①言葉の粒に気を遣う。てにをはを、必要以上に大きい声で言わない。逆に名詞や動詞や形容詞を大強調して言う。
②自分に酔わない。自分が気持ちよく話している時はだいたい何も伝わっていない。相手に分かってもらう話し方を意識する。
③外来語は日本語に翻訳し、意味を説明する。例えば、「ダイバーシティとは多様性、つまり…」など。
④やってはいけない「こそあど言葉」。これ、それ、あれ、どれ。例えば、そういうこと、あの話、そんな感じ等を使わず、心にぴったりの言葉をサボらずに探す。
後半に行くほど、話術の話で細かいことになってくる。より深く知りたいときにはいいと思った。
Posted by ブクログ
☆相手は話をひらがなで聞いている!
相手にどう聞こえているかを考えながら話しているだろうか。聞き手は日本語をひらがなで聞いて理解する。丸い言葉、つまり漢字ではなくひらがなで言葉を表現することで相手に伝わりやすくなる。相手の感じる事を意識して話すことで、常に相手を思いやった話し方ができるようになる。
Posted by ブクログ
丸い言葉を使用する
句読点
言葉の大きさを変化させる
丸い言葉にするには
分解する
意味を説明
翻訳する
こそあど言葉を使用しない
誰もがわかる例え話を
手のひらサイズでくちこみが生まれる
話が途切れたら息を吐く
まず最初に同意する
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ひらがな(音)にしたとき、同じ読みの漢字が複数ある場合、どれかは、咄嗟にわからない。これは、今まで気を付けたことなんてなかったな。相手を思いやるかが大切なんやね。
非常に読みやすい本だった。もっと、ひらがなで考えるトレーニングが詳しくあるとさらによい。