あらすじ
算数や国語の学力、粘り強さ、自己制御力、思いやり……、生まれた瞬間から最初の数年間に、親や保育者が子どもとどれだけ「話したか」ですべてが決まる。
日本の子育て、保育が抱える課題とその解決策を、科学的な裏づけと著者自身の具体的な実践から示した書。
感情タグBEST3
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人間の脳の仕組みとして、3歳までに85%が出来上がる。その過程において話し言葉は非常に重要。
具体的には「3つのT」を意識する。
①チューンインTUNE IN
子どもと一緒に話すという意識的な行動。
「おいで、ここに座って。呼んであげるよ」ではなく、子どもが「おいで、パパ、ここに座ってり積み木を積むのすっごくおもしろいよ」と言っているところへ入って、一緒に遊ぶ。
②トークモアTALK MORE
子どもと話す保護者の言葉を増やす。ナレーションをする=保護者が自分のしていることを話す。並行トーク=子どもがしていることの実況中継。
③テイクターンズTAKE TURNS
子どもが反応するまで「待つ」。
Posted by ブクログ
1人目が1歳を迎える頃に読み、今回2人目の同じタイミングで再読。改めて保護者の言語環境がどれだけこどもの発達に影響を及ぼすか考える機会となった。
チューンイン、トークモア、テイクターンズ、意識していきたい。
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赤ちゃんの教育、知育系の本はいろいろあるが、これから子育てする人に最初におすすめしたい本。
3歳までの親からの語りかけによって、赤ちゃんの脳は作られ、その後の人生に大きく影響する。
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翻訳書のため読みづらさは一部感じるところはあるが非常に勉強になる良本でした。
1. 子どもの集中を妨げないこと
- 集中しているときは何も話さず、大人の顔を見たときに会話
2. 子どものイメージを大切にする
- 例で穴を見ているときに「穴が開いているね」「なんだろうね」「深そうだね」「誰が住んでいるのかな」など大人の考えを言うのではなく、子どもがどう思ってるのかで回答する。知識を伝えない。
3. 生活場面と遊び場面で主導権を変える
- 生活場面は世界のルールを教えるためにも大人主導。遊びでは子ども。
4. 発達に応じた言葉選び
0-1歳:擬音語、擬態語→見立てやつもりなど類推機能が発達したら想像力を膨らませる言葉(例:あちちち、ふーふー)
2-3歳:ごっこ遊びでは本物らしく。3歳後半では、なぜなぜになるので知識を伝え、一緒に考える
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これから生まれてくる赤ちゃんにたくさん話しかけよう、そのときに赤ちゃんがなにに関心を示しているのか注意深く観察し、話しかけてみようと思いました!
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何歳までにこうしたほうがよい、これが子供には良い、みたいな話は巷にあふれていて、どれが信憑性があるのかわからずにいたので、ちゃんとした実験や論文をもとに語られているのがよかった。
語りかけるのがなぜ重要なのかから始まり、その具体的な方法まであったので、誰でも少しずつ始められる。
個人的には、この著者がなぜこの分野に携わるようになったのかの最初の章が面白くて、その切実さ、真剣さ、探究の価値が最初にわかったからこそ、この本を信頼して読めた気がします。
Posted by ブクログ
まだ読み途中だけれど、とても興味深い本。
もうすぐ産まれる第一子の子育てで知りたかったことがいろいろ詰まっている。いわゆる教育研究系の人の著作ではなく、耳の外科医発信というところがまた説得力があり良い。(教育研究系の方の説得力がないという意味ではなく、偶然の発見・驚きからスタートしていると言う意味で)。
この本を読んで一番悩んでいるのは保育園入園時期。0歳入園を考えていたけど、本当にそれでいいか不安になった。保育園の見学である程度質をスクリーニングはするものの、頑張っている素敵な保育園、保育者にも配置人数による限界があるし、、。預ける時間を出来る限り短くする?預けていない時間に精一杯コミュニケーションすれば足りる?それとももう少し入園時期を遅らせるべきなのか、、。
また、元々子どものスマホ利用は怖いなと思っていたが、この本を読んでよりその思いが強くなった。小さいうちは子どもに使わせないのはもちろん、産まれたら自分や夫も出来る限りスマホを使う時間を少なくしようと思う。
別の本、Child Codeでは遺伝が大きいという話があり、たしかに気質、性格的なものはそうなんだろうなと思ったが、この本を読んでいわゆる頭の良さ、知能については3歳までの保護者などの関わり方が大きいということがよく分かった。
どのようなコミュニケーションを取るべきかについても分かりやすく説明されていて産まれる前にこの本に出会えて本当によかったと思う。
Posted by ブクログ
3歳までの子どもを持つ親として必ず読んでおきたかった本。
生後すぐから3歳までに保護者が話しかける量が脳の成長に大きく影響する。
単なるハウツー本ではなく、淡々と研究、実践に基づいた結果について書かれている。
まとめとしては保育園等でどんなに保育者が尽力しても一対一で関わり合える親子での対話には及ばない。子育て支援の場では、親子の関係性や応答性の質を高める支援内容が重要。
本書はいわゆる早期教育を勧めるものではない。チューンインしていなければトークモアもテイクターンズも意味がない。
子供がふと何かに気づき、これは?と思って周りを見たとき、チューンインしてあげられる大人がすぐそばにいることが大切。
淡々とした文章の中に、著者の今を生きる子供達、未来の子供達への愛情が感じられた。
以下各章ごとの大まかな内容をメモ。
第1章
保護者が話す言葉は子どもにとって最も価値のあるもの。
小児人工内耳外科医である著者の経験より、3歳までに子どもが聞く言葉の量と質(言葉環境)が最終的な学業到達度の差につながるとわかってきた。
第2章
異なる社会経済レベルに属する家族の子供の語彙力を生後9ヶ月から3歳まで追跡観察。4歳時点の言葉の数を積算すると、社会経済レベルが高いグループと生活保護グループには保護者から聞く言葉の数に3000万語の差があった。
ここでいう3000万語は語彙数ではなく話された言葉の総数。
ただし、社会経済レベルが高い=言葉の量が多いというのは表面上の相関。実際には将来の学びの到達点を決めるのに最も重要なのは社会経済レベルではなく、初期の言葉環境である。
加えて言葉の質も重要。
1番重要なのは肯定的で、応援する意味合いのある言葉。
それに加えて、靴を履いて、ここを降りて、といったビジネストークではなく、大きな木だね、アイス美味しいね、と言ったおまけの会話や、始まった会話がやり取りとして続くかどうかが脳の発達に必要な栄養。
第3章
脳は4歳ごろ、臓器としてはほぼ育ち終える。
脳が発達するために不可欠な要素は安定。
赤ちゃん言葉は音が誇張されており、赤ちゃんが音を理解し、言語を学んでいく手助けになる。
第4章
頭が良いといった人中心の褒め方よりも、頑張ったといった過程中心の褒め方をされた子供達の方が、グリット(取り組み続ける強さと意欲)を持っている。
第5章
言葉環境作りに大切なのは3つのT
Tune In
子供が集中している対象に気付き、その対象について子供と一緒に話す
Talk More
子供と話す保護者の言葉を増やす
ex.このアイス、美味しい→この苺アイスはとても美味しいね、だけどすごく冷たい
子供が話や想像を豊かにすることができるように話をする
ex.子供が小さな穴を見つめている→丸い穴が空いているね、ふしぎだね、誰が住んでいるんだろうね?
Take Turns
子供を対話のやりとりの中に引き込んでいく
何色?何?と言った?→既に知っている単語を思い出すように促しているだけ
どうする?なぜ?→たくさんの単語を考え、思考のプロセスが始まる
生後最初の数年間子供に本を読むかは学校入学時の準備度に影響を与える。
正しい読み聞かせではなく、こでチューンインやトークモアの絶好のチャンスとなる。
目標は内容の理解ではないため、子供向けの本を選ぶ必要はない。新聞、小説など何でも良いので声を出して読んであげる。
テレビは3つのTどれを満たすこともなく、一方的であり、脳の学びには良い影響を与えない。
第6章
子供の知的な可能性に対して親がプラスの影響を与えると信じる心の枠組みが、子育てに影響する。
第7章
予防接種率や未熟児出生率といった健康バロメーターの公衆衛生指標に、言葉環境も追跡されるべき。
Posted by ブクログ
脳の発達、成長に基づく子供に関する様々な研究が行われ、明らかになった事実がたくさん書かれていて、育児をする上での参考になった。
全保育士に読んでほしい。
3歳までの子への声掛け、デジタルとの付き合い方、基数原理を身につけさせる等、とても大切なことであり知るべきことがたくさんあった。
Posted by ブクログ
「語りかけ育児」とともに、1年に1回くらい読み返したい良著。
タイトルは、話しかけを積極的にしている親としてない親とでは3歳までに3000万語格差が出てしまい、その言葉の格差がその子の一生の頭の良さを決めるというもの。
「語りかけ育児」が子供の月齢に合わせた内容であるのに対し、こちらの本はテクニックとして子供との向き合い方を主としている。
自分の子供だけではなく、社会全ての子供に対してすべきだというところに懐の大きさを感じました。ついつい自分の子供に有利になるようにしたいと思いがちだけど、将来子供が大きくなった時によりいい社会になってるのは全ての子供に対する働きかけだもんね。
できる範囲でやっていきたいものです。
ところで、この本で主張されている「Tune in」って仕事場で後輩を育てる時に私が気をつけていることでもある。話しかけられた時はその人の顔をきちんと見て対応していくことが成長を早める気がしてます。子供も一緒よね。
Posted by ブクログ
新米パパママにおすすめの一冊です。赤ちゃんの脳がどうなっているのか、どう発達していくのかが分かりやすく面白く説明してくれています。是非是非読んでみてください。
Posted by ブクログ
結果をほめるのか過程をほめるのかでグリット(粘り強さ)の性質に影響が出る。「嘘をつくな」と「嘘つきになるな」という呼びかけだと、後者のほうが嘘をつきにくい。修正可能な余白を与えた呼びかけをするべき。
ストレス量は自己制御の能力へ明らかに悪影響を及ぼす。独り言を言うこどもほど自己制御の能力が高い。
(遊び終わった時に)「おもちゃを片付けて」と「おもちゃをどうすればいい?」は、後者がより実行機能の発達を促す
Tune in = 子供の関心(世界)にTuneを合わせた行動
Talk more = こどもが集中していることに対して言葉を増やす(ナレーションなど)。こそあど(代名詞)を除く。
Take turns = 子供に話す機会(turn)を与える
Posted by ブクログ
子どもを預けて、女性も社会で働く
と言う風潮が強い中
自宅で子どもを見るよさについてでも実は書かれた本。
保育園では浴び切れない3000万語の言葉のシャワーを浴びることについて書かれた本。
ちなみに3000万語は、
3000万の異なる言葉ではない。
同じ言葉が繰り返し使われることを前提とした
話されている言葉の総数。
生まれてから3歳までの間
1秒間に
700から1000の
新たな神経細胞のつながりができる。
これは、脳の働き全て
例えば記憶、感情、行動で運動能力、もちろん言葉にも影響する。
そして、弱いつながりや
あまり使われないつながりを切り捨てつつ、
よく使われるつながりは微調整し
機能に特化した脳の領域を、つくっていく。
保護者の話し言葉が
知性
子どもの安定
粘り強さ
自己制御
さらにバイリンガルといったものに及ぼす。
命令ではなく提案や促しを
命令→子どもの意見を制限する、叱責や命令。
提案と促し→子どもの意見や主張、選択を引き出す
親が話しかけることが多いと、
子どもの語彙は早く増えた。
命令や禁止の言葉が
言葉を取得する子どもの能力を
抑えていることがわかった。
聞いている語彙が豊かでないと、
3歳時の達人が低かった。
もう一つ家族の会話習慣。
親同士があまり話さない家庭では
子どももあまり話さないと言う結果が得られた。
言葉の量が多い家庭は、
量だけでなく
言葉の豊かさ
複雑さ
多様性といった要素も見られた。
さらに
肯定的なフィードバックもあった。
知性は男女差によって決まっており、
変えらないと思っているのは女子生徒だけ
数の話をするのも大事
数字を数える、
形の話をする
図る(大小、いっぱい、空、長短、重さ、高低)
など
人中心の褒め方か過程中心の褒め方か。
人中心褒め方(頭が良いなど)と言われた子と
頑張った(過程中心)の褒められ方をした子。
難しいけれどもたくさん学べるパズルと
最初のパズルと同程度のパズルどちらかを選ぶように言われたら、
頭が良いと褒められた子は優しい課題(後者)を選び
がんばったと褒められた子は難しい課題(前者)を選んだ。
3つのT
tune in 子どもと一緒に話す
1観察2解釈3行動
「おいでおいで。積み木を積む面白いよ」
保護者も物理的に子供と同じ高さになると効果的
反対にコンピューター、タブレットスマホは依存を引き起こし、大人の注意を奪うから、良くない
talk more ナレーションする、並行で自分がしていることを保護者が実況中継する
こそあど言葉を取り除く
子ども話す保護者の言葉を増やす
×保護者が子どもに向かって言う言葉
言葉を膨らませる
子どもが単語1つ言ったら
保護者は2語、3語で答える。
子どもが2語、3語使ったら
保護者は短い文章を使う。
「わんわん、悲しい」
→「あなたの犬が悲しんでいるんだね」
「ねんね」
→「眠いんだね。もう遅いし、疲れているよね」
take turns 開かれた質問(何、なぜ、どうやって)を使う
閉ざされた質問(はいいいえで答えられる質問)は新しいことを教えたりする効果は限られる
子どもと一緒に本を読むよさ
・印刷された文字に対する意識を高める
・物語を語る
米国文化では物の説明を細くする
色や形、大きさ数など
日本の場合、物の関係や感情の話をする
例えば熊の人形が2つ並んでいて
1つの熊がもう1つの熊に手をかけていると
米国では、
色がとか形がとか大きさ同じと言う
日本だったら、
くまちゃんたち仲良しだねとかこっちのくまちゃんくまちゃんついてるのかななどと言う
否定形では子供は育たない。提案、など
☆こそあど言葉を使わない方が良い理由
子どもが語彙を増やす上でも、
こそあど言葉を使わず、
1つずつ別々の言葉を使って話そう。
モノやコトの名前は、
それぞれが別の言葉であり、
別々の知識なので
子どもにとっては、
それぞれが別々の学び、育ちの後押しになる。
子どもは何歳であっても、何の話題であっても語彙は応用できるのが素晴らしいところ。
豊かな言葉に囲まれれば囲まれるほど、
子どもはいっそうたくさんの言葉を聞いて
言葉の意味をいっそう学び、
学んだことを難なく
使えるようになるでしょう。
Posted by ブクログ
”3000万語”、”格差”など、タイトルが強烈で目を引きます。
筆者はアメリカの医師であり、この本は翻訳本であるため文章が少し堅苦しく感じる本かもしれません。
ですが子どもに対してどのような態度でどのような言葉をかければよいかなどの具体的な方法もしっかり紹介してくれますし、なにより著者から子どもたちへの愛情が感じられ、冷静な文章の中にもあたたかく丁寧な気持ちが織り込まれています。
この本を読むと、なぜ言葉の発達が子どもの成長において重要なのか、言葉の発達のために親や保育者はどんなことができるかといった問いへの答えが書いてあります。
全部を読まずとも、まずは具体的な行動の仕方が書かれている第5章から読んでみるのも良いと思います。
Posted by ブクログ
生まれてから3年間に子どもが触れる言葉の量・質が子どもの話す言葉の量や学習に繋がること。子どもに話しかけるだけが重要な訳ではなく、大人の話す言葉が多く語彙が豊かであることが大切であると思った。子どもの将来の可能性を広げるために、大人が子どもにできることをしなければならないと思った。
Posted by ブクログ
正直、プロジェクト名や人名が沢山出てきて整理して読むのが大変でした!しかし、科学的データに基づいたデータをもとに行われたプロジェクトや考察だったので、とても信頼できる情報だと感じました!海外でのデータではありましたが、解説では、日本では具体的にどのようなことなのかを書いてくださっていたのでわかりやすく、助かりました!
特に印象的だったのはチューンインすること。大人が自ら興味を引きつけようとするのではなく、子どもの興味に合わせていく。
大人でも興味のあるもののほうが覚えが早いですよね!とても納得もしました!子どもを注意深くみて、子どもの注意を邪魔することなく、それに関する言葉をかける。デジタルベビーシッターではなく、人の声で。とても勉強になりました!
Posted by ブクログ
かなり大上段なタイトルの本。だが、本書は言語教育系の子育て本でよく引用参照されているタネ本だ。
親が話しかける言葉が多いほど子どもの語彙は速く増え、あまり話さない家庭や命令・禁止言葉が多い家庭で育った子に比べ、3歳時点で耳にした語数に3000万語もの格差が生まれるらしい。
この格差は、その後のIQテストの点数やGRID[やり抜く力]にも大きな影響が出る。
(ただし、近年はどちらの尺度も再検証されつつあるが)
保護者はただ話すのではなく、話しかけ方や子どもの集中している世界に目を向けることが大切で、著者は「3つのT」という具体的な方法論を提示してくれる。
「3000万語格差」の一般化には近年疑義が呈されているが、学力の基盤である言語関連能力の格差は、親子のコミュニケーション量の差が大きく起因していることは実証されてきているようだ。(松岡亮二著『教育格差』より)
ーーーーーーー一以下、抜書きーーーーーーー一
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けれども、関係があったのは言葉の量だけではありません。命令や禁止の言葉が、言葉を習得する子どもの能力を抑えていることがわかったのです。「発達の足を大きく引っ張っていたのは、(子どもとのやりとりが)親の『ダメ』『ストップ』『それ、やめなさい』で始まった時だった。」
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これ以外にも2つ、言葉の習得と IQに影響を及ぼすらしい要因がありました。1つは子どもが聞いている語彙の豊かさ。聞いている語彙が豊かでないと、3歳時の到達度は低かったのです。もう1つは、家族の会話習慣でした。親同士があまり話さない家庭では子どももあまり話さないという結果が得られました。
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わずかな積み重ねではありますが、この「おお」や「ああ」、「お母さんはあなたを愛している」「なんてかわいいの」は、静かに、脳の無数の神経細胞がつながっていくのを促し、複雑な神経回路をつくっていきます。それが、子どもの知的な可能性を開花させるのです。
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言葉の数は重要です。でも、まずは愛情に満ちた豊かな関係が先で、それは赤ちゃんをケアする人がつくるものです。言葉の数はその次。言葉の数が多かったとしても、それが脳に良い効果をもたらすかどうかは、ケアする人が赤ちゃんにどう応答するかによりますし、ケアする人のあたたかさによります。
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数に関する言葉を多く聞いていた子どもほど、聞く数がずっと少なかった子どもよりも数学の基数原理の理解が進んでおり、ここでも保護者の話し言葉の力が裏づけられました。
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チューン・インは、「3つのT」の中でもっとも繊細です。乳児や幼児が集中している対象に保護者が気づき、適切な場合にはその対象について子どもと一緒に話すという意識的な行動です。子どもが集中していることに保護者も集中する行動、とも言えます。
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生後11~14か月の子どもを対象にした研究によると、赤ちゃん言葉をより多く聞いた子どもは、おとな向けの言葉をより多く聞いていた子どもに比べ、2歳の段階で2倍、言葉を知っていたそうです。
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トーク・モアはチューン・インと同時並行するプロセスで、子どもと話す保護者の言葉を増やすことを指します。特に、子どもが今、集中しているものやことに関する言葉です。
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一方、答えが決まっていない質問、いわゆる「開かれた質問」は、テイク・ターンズの目標に合致するお勧めの方法です。特に、幼い子どもにとって開かれた質問は会話を始めるために役立ち、会話を続けるのにも最適です。簡単な「どうする」や「なぜ」を使えば、子どもはたくさんの単語、考え、アイディアで答えることができます。
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過程を基本にしたほめ言葉をより多く聞いた子ども、つまり努力をほめられた子どもは、難しい状況になっても諦める確率が低く、その粘り強さが学校でも生活の中でも良い結果につながると研究は示しています。
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「なぜなら思考」は、命令ではないだけではありません。何かをする時には理由があるのだと子どもが理解していく手助けをします。「なぜなら思考」は因果関係、つまり、ある行動の結果を考え、判断する学びにもつながります。
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日本の家庭では、4つめのターン・オフが、最も重要だと考えられます。子どもがテレビの画面に引きつけられている受け身の時間を減らし、子どもと共に外へ出て、公園で体を動かして遊ぶ時間や、子育て支援センターで、手を使って遊ぶ時間を増やすことです。豊かな言葉の前提には、手や身体を使った豊かな体験があります。
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大人は、どうしても知識を伝えることを好みますが、子どもたちは、一人ひとりが保育者とは異なる志向性を持ち、異なる世界を見ている場合が多くあります。保育者が子どもと話をするときには、まず、子どもの気持ちや表情をよく見て、子ども自身が話や想像を豊かにすることができるように、話をすることが大切だと考えられます。
Posted by ブクログ
産休中に発語に関わりそうなところだけ読んだ。
とにかく、たくさん語りかけをしよう、というのがこの本のメッセージ。様々な実験結果をエビデンスとして紹介してくれていて、納得感がある。
Posted by ブクログ
たくさん子供に話しかけることが大切だということ。
チューンイン:子供の興味を示していることに注意を傾ける
トークモア:質の良い言葉を喋る(子供が関心のあることについてバラエティに富んだ言葉を話す。命令、叱咤、怒鳴るは良くない)
テイクターンズ:子供の言葉を引き出す、待つ
否定的な言葉な良くない
褒めるのはその人の能力ではなく、過程を基本に褒める
生活の中の言動をナレーションするのも効果的
自己制御と実行機能は育てるもの
→親がイライラしている時は制御する様子を実況する
テレビなどは2歳までは見せない
なぜなら思考
Posted by ブクログ
今流行り(?)の育児本は、具体的な声のかけかたやフレーズが端的に表記してあり、それに慣れていた私は最初読むのが退屈だと思っていたが、読み進めるにつれ、一貫した主張(3つのTの重要性)について、科学や数字を基にした背景を理解したうえで触れられたのでとてもよかった。後半の、社会全体でプロジェクトに取り組む必要性もひしひしと感じ、エピローグ部分で保育者と手を取り協力する必要性に言及している部分を読んだ際は、「保育園でPTA役員を募っておりNGで回答したけど、保育者の負担軽減は、回り回って自分や周りの子どもの成長につながるのかも」と自分ごととして考えることができた。今後に役立てていきたいと思える内容だった。
Posted by ブクログ
これまでさまざまな育児関係の本を読んできて、ここで述べられている考えが取り入れられていたようで、新たな学びはあまりありませんでした。
逆にいえば、この本を一冊読むだけで、乳幼児期に必要な保護者の関わりが丸わかり!であるとも言えるでしょう。
全体を通して、科学的根拠に基づいた研究成果のまとめ本という感じだったので、気軽に読める育児本ではありません。でも必ず学びになります。実践を求めて読まれる方は、高山さんの解説から読んで必要な箇所をつまんで読まれることをお勧めします。
以下、長くなりましたが内容のメモです。
・思考と学習の基礎となる部分である人間の脳の物理的な成長は、3歳の終わりまでに約85%が終わる。
・子どもが聞く言葉の量と質、それも誕生から3歳までの言葉環境が最終的な学業到達度の差につながるらしいとわかってきた。
・命令や禁止の言葉は、言葉を習得する子どもの能力を抑えてしまう。
・親同士があまり話さない家庭では子どももあまり話さない。
・言葉の量が多い家庭には、言葉の豊かさ、複雑さ、多様さといった要素も見られた。
・言葉が豊かな家庭で子どもが聞いていたのは、肯定的で、子どもを応援する意味合いのある言葉。
・3000万語は同じ言葉が繰り返し使われていることを前提とした、話されている言葉の総数。
・外国語をイメージするとわかりやすいが、知っている言葉の意味をつかむのにコンマ何秒かの遅れがあると、それだけで次の言葉の理解がかなり難しくなる。
・小学校3年はきわめて大切な時期で、単語をもとにアイディアを形づくり、知識を積み重ねる方向へ向かう年にあたる。
・耳が聞こえない人たちの不完全雇用はあたりまえで、働いていても収入は耳が聞こえる人より30〜45%低くなる。
・言葉の基本は、人間を他の人間と結びつけること。他者とのやりとりがなければふるい落としてしまう。
・赤ちゃんは生得的な非言語の「数の感覚」を持ち、物の相対的な数を「当て推量」する能力を持って生まれてくる。
・数は集まりの中にある個々の物を代表しているとわかることは、「基数の原理」と呼ばれる概念を理解したという意味。これが理解できた時、その子はさらに高度な算数の理解に向かう道筋に乗ったという大事な指標になる。基数原理は、4歳ぐらいで把握できるのが望ましいとされている。
・数に関する言葉を多く聞いていた子どもほど、数学の基数原理の理解が進んでいた。
・「空間に関わる言葉」つまり、物の大きさや形(例:丸、四角、三角、大きい、丸い、鋭い、高い、短い)を表す言葉について、たくさん聞いた子供は自分でも言葉を話す傾向。空間認知スキルも高まる。
・努力こそが目標到達の鍵であり、「能力のなさ」ではなく「諦めること」が失敗の原因だという感覚を保護者や教育者が子どもの中に育てることが大事。
・私たちが望んでいるのは、目の前の課題を見、それがどんなに困難に見えても、どうしたら成し遂げられるかをすぐに考え始める子どもです。=グリット
・成長の心の枠組みは「知性は挑戦があることで伸びていく」と信じ、他方、固定の心の枠組みは、能力は絶対的で変わらないと信じている。
・過程をほめられる言葉の割合が高かった子どもほど、つまり、熱心さや努力を生後3年間ほめられていた子どもほど、成長の心の枠組みを持つ傾向が強いという結果。
・子どもが学業で成功するかしないかを決める重要な要因は、自己制御と実行機能(計画し、注意を向け、指示を心に留め、作業を完遂するために必要な心理的プロセスに関わるスキルを指す)
・ひとり言(セルフ・トーク)」は、将来の社会スキルの高さ、問題行動の少なさと相関している
・行動の決まりを命令ではなく静かに伝え、子どもが自分で考えて行動を決められるように促していた母親たちの子供は、3歳の時点で実行機能と自己制御のスキルが高いという結果だった。
・自己制御を育てるには、子供に選択肢を与えること。また、大人が自己制御していることを見せること。
・命令の代わりに、「なぜなら」を説明する
・子どもの意識があちらからこちらへと次々に変わっても、子どもの注意が向いているものやできごとに保護者がついていき、子どもの働きかけに対して反応を返すことがチューン・イン
・子どもとトーク・モアする(たくさん話す)には、子どもと保護者の双方向の関わりが求められる。チューン・イン同様、こちらも親子のアタッチメントと脳発達にとって不可欠です。ナレーション、平行トーク
・通常3~5歳の間で、今見ているのではない物や、今している行動ではないことに関する言葉を使い始める。これが「状況から切り離された言葉」で、知的な発達にとって重要な指標。
・テイク・ターンズが続くかは自分で単語を探す時間を子供にあげるかどうか。何?ではなく、なぜ?どうする?と聞くと、たくさんの単語やアイデアで答えられる。
・生後最初の数年間におとなが本を読んだ子どもは、幼稚園の段階において語彙がより豊かで、算数のスキルも高いという研究結果が複数ある。
・ブック・シェアリングには0歳児も含むべき。赤ちゃんは保護者の声の音色、話のリズム、触れているあたたかさに安心する。大人向けの本を朗読するのでも良い。
・本を読みながら文字を指差すと、言葉とページ上の線の集まりの間に関連があると理解する。読み、綴り、理解のスキルが高まる。
・保護者の物語は語彙の増加を助ける。本だけでなく、一緒に体験したことなどで良い。
Posted by ブクログ
生後3年での吸収する言葉の数によって、その後の成長、学力がある程度決まりますよーという感じでした。
頭から読むには結構気合がいる本で、この本にたどり着き、さらに内容を理解して実行できる人は、教育熱心なだけでなくかなりリテラシーレベルが高い人でもあると思うので、こういう内容が知ってるかどうかで格差は広がっていくよなと感じましたね。
Posted by ブクログ
妊娠中です。お腹の赤ちゃんに話しかけてね、とよく言われますが何を話せばいいのかわからず戸惑ってました。
産後はちゃんとコミュニケーションとれるだろうか…と不安になったのでこの本を手にとりました。声掛けのやり方が具体的に説明されていて、私でも実践できそうだなと思いました。
Posted by ブクログ
・自己制御や実行機能を育てるために
命令ではなく、「どうすればいいかな?」と自分で考えて行動してもらうことが大事
「提案と促し」子どもの意見や主張、選択を引き出す
子どもにとっての最適な環境は
あたたかく、育ちを促すもの、子どもに対して応答的な環境
【3つのT】
①Tune In
子どもが集中している対象に気付き、その対象について子どもと一緒に話すという意識的な行動
自分がしていることに興味をもつ母親、父親を求めている
子どもが集中している世界で保護者が一緒に遊ぶ
親の意にそぐわないことでも
「絵本を読もうか?」と尋ねるのはいい、大事なことは子どもの答えにチューンインすること。
②Talk More
子どもに向かって言う言葉を増やす、ではなく
子どもと話す言葉を増やすことを目指す
ナレーション:実況中継
並行トーク:鍵を見つけたのね、あ、それは食べるものじゃないよ、じゃぁ一緒に鍵をあけてみようか。
子どもが持っているスキルから一歩二歩先をゆく
ふくらませるトーク
子どもが単語1語のときは2語で返す
子どもが2語のときは短い文章で返す、など。
③Take Turns
Tune Inして、Talk moreして、その後
子どもの反応を待つこと。
大事なことは待つこと。
保護者はつい子どもが話す前に先取りしてしまう。
自分で単語を探す時間を子どもにあげること。
答えが決まっている質問は意味が無い。
「これは何?」など
答えが決まっていない質問「オープンクエスチョン」がおすすめ。
「どうする?」「なぜ?」で子どものアイディアを聞く。
・空間の単語
長方形、正方形、まっすぐ、背の高い、曲がった
2歳までにたくさんの空間の単語を知っていると、4歳の時点での空間のスキルが高い
Posted by ブクログ
凄くレビューがいいので勉強として読んだ。
とにかく話しかける事が生まれてすぐからでも必要。
まぁ言われればそうだよなぁって感じなんだけど実践出来るのかは産まれてからの謎。
Posted by ブクログ
子どものお世話に関わる親、保育者は必読書的な存在ともいえるかも。
ただし、翻訳本したならでの読みづらさがある(個人的には、結論に対して、事例と根拠の後付けが多すぎて、読みづらいと感じてしまう)巻末の高山先生の解説だけでも読む価値は十分にアリ。
Posted by ブクログ
★感想
1か月前頃、電車で読みながら心に残ったことをノート走り書きしが、
今読み返すと字が汚くて読めない、全て忘れている、実践につなげていなかった。
↓今後は
①忙しい時には読まない
②忙しい時に読む時は、目次から読みたい(3つまで)だけを読む。
②学びをアウトプットする場面を現場生活でイメージ化→
実践、振り返り改善までが読書、として生きた知識思考にしたい。
教えてくれた著者にも失礼と思うからそうしたい。
★ノートメモ書き(引用)一部 ※生成AIの力も借りました!
社会経済的な背景によって、
子どもが聞く言葉の量に最大3000万語の差が生じるという研究結果があり、
それが将来の学力格差につながる。
乳幼児期の言語環境を豊かにするために
親や保育者の関わり方の基本原則 3つのT
①Tune In チューン・イン こどもの興味に意識を向ける。
観察(例 その子の興味の対象は何か)して、
解釈→行動のプロセスが大事
例 子どもが泣いた時、何で泣いているか観察解釈(代弁)
お互いにストレスもあるが、寄り添うあたたかい反応が大切。
人間として育っていく上で欠かせない「向き合う」力が育つ。
科学的にも最終的な安定性につながることが明らかである。
思いやり等の非認知能力に大きく影響
②Talk More トーク・モア たくさん話しかける。
・大人は子どもの言動を実況中継する、ナレーション役
動詞、形容詞を加えて、膨らまして伸ばしていく
③Take Turnsテイク・ターンズ 対話のやり取り ★最も大事
・対話の中で子どもが反応するまで待つが優先→そこからの会話をつなげる
・子ども目線になって支援を
例 国→幼児にとって文字は、ごちゃごちゃした線の塊で意味を持たないので
文字を指さして支援を
算→Aちゃんはクッキー2枚、ママも2枚、合わせて4まいだね。
ママが1枚Aちゃんにあげると・・ママは何枚?Aちゃんは何枚?
Posted by ブクログ
なぜ子どもに話しかけることが大切なのか。研究ベースで探究することができます。
どう話しかければいいのか、どうコミュニケーションすべきなのか、実践事例も学べます。
子育てするなら一家に一冊おいておきたい。
人によっては既知の事柄が多く、物足りないかもしれません。
Posted by ブクログ
私見
解説がとてもコンパクトにまとまっている。本文は訳にありがちで、長くて読みづらい。
保護者の3歳までの語りかけが重要というのはわかった。だけど、言葉をほそぐ元気がない。赤ちゃんと遊んでて、そうそう言葉なんて出てこない。無言になることもしばしば。所得の高い人でも、言葉が豊かでも、語りかける気力がないことがある。疲れているから。眠いから。保護者を元気にしないと、保護者の努力だけ訴えられても、健康な子供の育つ社会にはならない。解説で家庭支援センターが紹介されていたけど、そういう場の充実もひとつの手。
そして、最近は保活コンサルタントを名乗る人が0歳児復帰をすすめたりするけど、保育園ではたしかに1対1の語りかけは無理。育休を長くして、会社に損だとか思わず、子供との時間を充実させた方が、長期的には社会にプラスになることをわかる経営者が増えてほしい。
あと、どの世界でも、母親に育児偏りすぎ。母親は、妊娠、出産のためのあらゆる制限と苦しみを味わった時点で、育児の苦しみはもう経験する必要がないんだよ!
以下、メモ
聴力の無い子供に読み書きだけで教えるのは困難。アラビア語の本を差し出されたようなもの。どう発音するかもわからないのに。
子供への語りかけに意味があるとわかれば、保護者は語りかけをする意欲がわく
否定的な語りかけは成長を阻害する
赤ちゃん言葉にも意味がある。保護者と赤ちゃんとの関係を作っている
テレビでは言葉は覚えない。一方的だから。言葉は、コミュニケーションを取るためのものだから。
基数の原理 数を概念としてとらえる
3歳以上になると、この場、この瞬間と切り離された会話ができるようになる。
グリット 粘り強さ 困難な課題に向かう過程で得られる。結果を誉めると困難から逃げる。プロセスを誉める。
help! というより、be a helper! の方が響く(たしかに日本語では無いかも)
慢性的なストレスにさらされていると、守りにエネルギーを費やし、学べなくなってしまう。
命令でなく、提案と促し。問いかけ。
おまえはだめだ、ではなく、それは悪い行動だ
命令でなく、ある行動を取るとどうなるか、論理力と自制心を鍛える
Tune in 子供の注意に向かう
解説が日本語の注意と似てると言ってて面白い
Talk more 単語を注ぐ
ナレーションをする 実況中継
代名詞は使わない。言葉をどんどん増やす
Take Turns 双方向のコミュニケーション what でなくwhy howを広げると会話が続く。本も利用
算数はパターン。 bingo old mcdonaldsでも学べる
語彙が増えると自己制御もできる
ごっこ遊びでは子供の想像を阻害する言葉は使わないこと。遊びが膨らむ言葉を!おいしそうな匂い!ごはん、なんだろう?