あらすじ
算数や国語の学力、粘り強さ、自己制御力、思いやり……、生まれた瞬間から最初の数年間に、親や保育者が子どもとどれだけ「話したか」ですべてが決まる。
日本の子育て、保育が抱える課題とその解決策を、科学的な裏づけと著者自身の具体的な実践から示した書。
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Posted by ブクログ
今まで読んできた育児書のまとめのような本
今読んでいる途中だが
メモ代わりに投稿
チューニング(同じ動詞なのでわかりやすくあえてこの言葉で):子どもが集中しているものごとに保護者も向き、自分も関わりながら、豊かで思いやりのことった言葉で話す
子供がしていることに自分も参加し、関係を豊かにし、遊びの中で使われているスキルを伸ばせるように助け、さらに、言葉のやり取りを通じて脳の育ちを促す
子どもの答えにチューニングすること
トークモア:視線を合わせ、今、周りにあるものについて話すこと、できれば子どもを抱っこして、子どもが言葉とあたたかさの両方を吸収できるようにすること
ナレーション、並行トーク、こそあど(指示語)を抜く(具体名で伝える)
「言葉を膨らませる」子どもが言っている内容を穴埋めして言い直す
テイクターンズ:答えが決まっていない質問 思考のプロセスが始まるよう促し、問題解決スキルへとつながっていく
Posted by ブクログ
子供の言語発達に関する研究についての本です。へぇ〜と思ったのにもう忘れてしまったのでまた読み返したいと思います。
すごく印象的だったのが研究とは関係のない最後の著者の配偶者に関するエピソードです。人間の高潔さ、善良さ、素晴らしさが詰まった一言がありました。自分は同じ状況になってそんなふうに思えない気がします。世の中には酷い人もいますがこんなふうに素晴らしい人間がいるんだなと改めて気づけました。
Posted by ブクログ
やっと読めました、、!
目から鱗すぎて、、
こどもに関わる仕事をしている中で、なんでこの子は言葉が出ないんだろう、理解が低いんだろう、発達が遅いから?など、なんとなく疑問に思うことがたくさんありました。
こどもだけでなく、保護者や環境、育児状況も含めてアセスメントする中で、
たしかに、家でどんなふうに関わっているのか、聞いたこともなかったな、と気づきました。
一番関わりが深い保護者がどう関わっているか、そこが一番こどもに影響するはずなのに、、。
私もいまから出産を控えていますが、本当に今の時期に出会えてよかった。
また具体的な声かけも載っていて、実践できそうだな、とも思います。
自分が実践したことを、どんどん他の人にも伝えていけたらいいな。
Posted by ブクログ
人間の脳の仕組みとして、3歳までに85%が出来上がる。その過程において話し言葉は非常に重要。
具体的には「3つのT」を意識する。
①チューンインTUNE IN
子どもと一緒に話すという意識的な行動。
「おいで、ここに座って。呼んであげるよ」ではなく、子どもが「おいで、パパ、ここに座ってり積み木を積むのすっごくおもしろいよ」と言っているところへ入って、一緒に遊ぶ。
②トークモアTALK MORE
子どもと話す保護者の言葉を増やす。ナレーションをする=保護者が自分のしていることを話す。並行トーク=子どもがしていることの実況中継。
③テイクターンズTAKE TURNS
子どもが反応するまで「待つ」。
Posted by ブクログ
1人目が1歳を迎える頃に読み、今回2人目の同じタイミングで再読。改めて保護者の言語環境がどれだけこどもの発達に影響を及ぼすか考える機会となった。
チューンイン、トークモア、テイクターンズ、意識していきたい。
Posted by ブクログ
赤ちゃんの教育、知育系の本はいろいろあるが、これから子育てする人に最初におすすめしたい本。
3歳までの親からの語りかけによって、赤ちゃんの脳は作られ、その後の人生に大きく影響する。
Posted by ブクログ
翻訳書のため読みづらさは一部感じるところはあるが非常に勉強になる良本でした。
1. 子どもの集中を妨げないこと
- 集中しているときは何も話さず、大人の顔を見たときに会話
2. 子どものイメージを大切にする
- 例で穴を見ているときに「穴が開いているね」「なんだろうね」「深そうだね」「誰が住んでいるのかな」など大人の考えを言うのではなく、子どもがどう思ってるのかで回答する。知識を伝えない。
3. 生活場面と遊び場面で主導権を変える
- 生活場面は世界のルールを教えるためにも大人主導。遊びでは子ども。
4. 発達に応じた言葉選び
0-1歳:擬音語、擬態語→見立てやつもりなど類推機能が発達したら想像力を膨らませる言葉(例:あちちち、ふーふー)
2-3歳:ごっこ遊びでは本物らしく。3歳後半では、なぜなぜになるので知識を伝え、一緒に考える
Posted by ブクログ
これから生まれてくる赤ちゃんにたくさん話しかけよう、そのときに赤ちゃんがなにに関心を示しているのか注意深く観察し、話しかけてみようと思いました!
Posted by ブクログ
何歳までにこうしたほうがよい、これが子供には良い、みたいな話は巷にあふれていて、どれが信憑性があるのかわからずにいたので、ちゃんとした実験や論文をもとに語られているのがよかった。
語りかけるのがなぜ重要なのかから始まり、その具体的な方法まであったので、誰でも少しずつ始められる。
個人的には、この著者がなぜこの分野に携わるようになったのかの最初の章が面白くて、その切実さ、真剣さ、探究の価値が最初にわかったからこそ、この本を信頼して読めた気がします。
Posted by ブクログ
まだ読み途中だけれど、とても興味深い本。
もうすぐ産まれる第一子の子育てで知りたかったことがいろいろ詰まっている。いわゆる教育研究系の人の著作ではなく、耳の外科医発信というところがまた説得力があり良い。(教育研究系の方の説得力がないという意味ではなく、偶然の発見・驚きからスタートしていると言う意味で)。
この本を読んで一番悩んでいるのは保育園入園時期。0歳入園を考えていたけど、本当にそれでいいか不安になった。保育園の見学である程度質をスクリーニングはするものの、頑張っている素敵な保育園、保育者にも配置人数による限界があるし、、。預ける時間を出来る限り短くする?預けていない時間に精一杯コミュニケーションすれば足りる?それとももう少し入園時期を遅らせるべきなのか、、。
また、元々子どものスマホ利用は怖いなと思っていたが、この本を読んでよりその思いが強くなった。小さいうちは子どもに使わせないのはもちろん、産まれたら自分や夫も出来る限りスマホを使う時間を少なくしようと思う。
別の本、Child Codeでは遺伝が大きいという話があり、たしかに気質、性格的なものはそうなんだろうなと思ったが、この本を読んでいわゆる頭の良さ、知能については3歳までの保護者などの関わり方が大きいということがよく分かった。
どのようなコミュニケーションを取るべきかについても分かりやすく説明されていて産まれる前にこの本に出会えて本当によかったと思う。
Posted by ブクログ
3歳までの子どもを持つ親として必ず読んでおきたかった本。
生後すぐから3歳までに保護者が話しかける量が脳の成長に大きく影響する。
単なるハウツー本ではなく、淡々と研究、実践に基づいた結果について書かれている。
まとめとしては保育園等でどんなに保育者が尽力しても一対一で関わり合える親子での対話には及ばない。子育て支援の場では、親子の関係性や応答性の質を高める支援内容が重要。
本書はいわゆる早期教育を勧めるものではない。チューンインしていなければトークモアもテイクターンズも意味がない。
子供がふと何かに気づき、これは?と思って周りを見たとき、チューンインしてあげられる大人がすぐそばにいることが大切。
淡々とした文章の中に、著者の今を生きる子供達、未来の子供達への愛情が感じられた。
以下各章ごとの大まかな内容をメモ。
第1章
保護者が話す言葉は子どもにとって最も価値のあるもの。
小児人工内耳外科医である著者の経験より、3歳までに子どもが聞く言葉の量と質(言葉環境)が最終的な学業到達度の差につながるとわかってきた。
第2章
異なる社会経済レベルに属する家族の子供の語彙力を生後9ヶ月から3歳まで追跡観察。4歳時点の言葉の数を積算すると、社会経済レベルが高いグループと生活保護グループには保護者から聞く言葉の数に3000万語の差があった。
ここでいう3000万語は語彙数ではなく話された言葉の総数。
ただし、社会経済レベルが高い=言葉の量が多いというのは表面上の相関。実際には将来の学びの到達点を決めるのに最も重要なのは社会経済レベルではなく、初期の言葉環境である。
加えて言葉の質も重要。
1番重要なのは肯定的で、応援する意味合いのある言葉。
それに加えて、靴を履いて、ここを降りて、といったビジネストークではなく、大きな木だね、アイス美味しいね、と言ったおまけの会話や、始まった会話がやり取りとして続くかどうかが脳の発達に必要な栄養。
第3章
脳は4歳ごろ、臓器としてはほぼ育ち終える。
脳が発達するために不可欠な要素は安定。
赤ちゃん言葉は音が誇張されており、赤ちゃんが音を理解し、言語を学んでいく手助けになる。
第4章
頭が良いといった人中心の褒め方よりも、頑張ったといった過程中心の褒め方をされた子供達の方が、グリット(取り組み続ける強さと意欲)を持っている。
第5章
言葉環境作りに大切なのは3つのT
Tune In
子供が集中している対象に気付き、その対象について子供と一緒に話す
Talk More
子供と話す保護者の言葉を増やす
ex.このアイス、美味しい→この苺アイスはとても美味しいね、だけどすごく冷たい
子供が話や想像を豊かにすることができるように話をする
ex.子供が小さな穴を見つめている→丸い穴が空いているね、ふしぎだね、誰が住んでいるんだろうね?
Take Turns
子供を対話のやりとりの中に引き込んでいく
何色?何?と言った?→既に知っている単語を思い出すように促しているだけ
どうする?なぜ?→たくさんの単語を考え、思考のプロセスが始まる
生後最初の数年間子供に本を読むかは学校入学時の準備度に影響を与える。
正しい読み聞かせではなく、こでチューンインやトークモアの絶好のチャンスとなる。
目標は内容の理解ではないため、子供向けの本を選ぶ必要はない。新聞、小説など何でも良いので声を出して読んであげる。
テレビは3つのTどれを満たすこともなく、一方的であり、脳の学びには良い影響を与えない。
第6章
子供の知的な可能性に対して親がプラスの影響を与えると信じる心の枠組みが、子育てに影響する。
第7章
予防接種率や未熟児出生率といった健康バロメーターの公衆衛生指標に、言葉環境も追跡されるべき。
Posted by ブクログ
脳の発達、成長に基づく子供に関する様々な研究が行われ、明らかになった事実がたくさん書かれていて、育児をする上での参考になった。
全保育士に読んでほしい。
3歳までの子への声掛け、デジタルとの付き合い方、基数原理を身につけさせる等、とても大切なことであり知るべきことがたくさんあった。
Posted by ブクログ
「語りかけ育児」とともに、1年に1回くらい読み返したい良著。
タイトルは、話しかけを積極的にしている親としてない親とでは3歳までに3000万語格差が出てしまい、その言葉の格差がその子の一生の頭の良さを決めるというもの。
「語りかけ育児」が子供の月齢に合わせた内容であるのに対し、こちらの本はテクニックとして子供との向き合い方を主としている。
自分の子供だけではなく、社会全ての子供に対してすべきだというところに懐の大きさを感じました。ついつい自分の子供に有利になるようにしたいと思いがちだけど、将来子供が大きくなった時によりいい社会になってるのは全ての子供に対する働きかけだもんね。
できる範囲でやっていきたいものです。
ところで、この本で主張されている「Tune in」って仕事場で後輩を育てる時に私が気をつけていることでもある。話しかけられた時はその人の顔をきちんと見て対応していくことが成長を早める気がしてます。子供も一緒よね。
Posted by ブクログ
新米パパママにおすすめの一冊です。赤ちゃんの脳がどうなっているのか、どう発達していくのかが分かりやすく面白く説明してくれています。是非是非読んでみてください。
Posted by ブクログ
結果をほめるのか過程をほめるのかでグリット(粘り強さ)の性質に影響が出る。「嘘をつくな」と「嘘つきになるな」という呼びかけだと、後者のほうが嘘をつきにくい。修正可能な余白を与えた呼びかけをするべき。
ストレス量は自己制御の能力へ明らかに悪影響を及ぼす。独り言を言うこどもほど自己制御の能力が高い。
(遊び終わった時に)「おもちゃを片付けて」と「おもちゃをどうすればいい?」は、後者がより実行機能の発達を促す
Tune in = 子供の関心(世界)にTuneを合わせた行動
Talk more = こどもが集中していることに対して言葉を増やす(ナレーションなど)。こそあど(代名詞)を除く。
Take turns = 子供に話す機会(turn)を与える
Posted by ブクログ
生後3年の親からの主体的な話しかけが子どもの能力発達に非常に重要だということが、具体的な手法や事例ともに述べられていてよく理解できた。子育ての上でぜひ参考にしたい。また、実験・研究結果に基づいた内容のため信頼度も高い。
Posted by ブクログ
以前読んでいたがより今になってなんで?と疑問に思い再読しました。様々な研究結果から導き出される答えはどれも納得。こんなにも大事なんだと思わせてくれるだけの内容が詰まってます。
Posted by ブクログ
正直、プロジェクト名や人名が沢山出てきて整理して読むのが大変でした!しかし、科学的データに基づいたデータをもとに行われたプロジェクトや考察だったので、とても信頼できる情報だと感じました!海外でのデータではありましたが、解説では、日本では具体的にどのようなことなのかを書いてくださっていたのでわかりやすく、助かりました!
特に印象的だったのはチューンインすること。大人が自ら興味を引きつけようとするのではなく、子どもの興味に合わせていく。
大人でも興味のあるもののほうが覚えが早いですよね!とても納得もしました!子どもを注意深くみて、子どもの注意を邪魔することなく、それに関する言葉をかける。デジタルベビーシッターではなく、人の声で。とても勉強になりました!
Posted by ブクログ
かなり大上段なタイトルの本。だが、本書は言語教育系の子育て本でよく引用参照されているタネ本だ。
親が話しかける言葉が多いほど子どもの語彙は速く増え、あまり話さない家庭や命令・禁止言葉が多い家庭で育った子に比べ、3歳時点で耳にした語数に3000万語もの格差が生まれるらしい。
この格差は、その後のIQテストの点数やGRID[やり抜く力]にも大きな影響が出る。
(ただし、近年はどちらの尺度も再検証されつつあるが)
保護者はただ話すのではなく、話しかけ方や子どもの集中している世界に目を向けることが大切で、著者は「3つのT」という具体的な方法論を提示してくれる。
「3000万語格差」の一般化には近年疑義が呈されているが、学力の基盤である言語関連能力の格差は、親子のコミュニケーション量の差が大きく起因していることは実証されてきているようだ。(松岡亮二著『教育格差』より)
ーーーーーーー一以下、抜書きーーーーーーー一
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けれども、関係があったのは言葉の量だけではありません。命令や禁止の言葉が、言葉を習得する子どもの能力を抑えていることがわかったのです。「発達の足を大きく引っ張っていたのは、(子どもとのやりとりが)親の『ダメ』『ストップ』『それ、やめなさい』で始まった時だった。」
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これ以外にも2つ、言葉の習得と IQに影響を及ぼすらしい要因がありました。1つは子どもが聞いている語彙の豊かさ。聞いている語彙が豊かでないと、3歳時の到達度は低かったのです。もう1つは、家族の会話習慣でした。親同士があまり話さない家庭では子どももあまり話さないという結果が得られました。
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わずかな積み重ねではありますが、この「おお」や「ああ」、「お母さんはあなたを愛している」「なんてかわいいの」は、静かに、脳の無数の神経細胞がつながっていくのを促し、複雑な神経回路をつくっていきます。それが、子どもの知的な可能性を開花させるのです。
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言葉の数は重要です。でも、まずは愛情に満ちた豊かな関係が先で、それは赤ちゃんをケアする人がつくるものです。言葉の数はその次。言葉の数が多かったとしても、それが脳に良い効果をもたらすかどうかは、ケアする人が赤ちゃんにどう応答するかによりますし、ケアする人のあたたかさによります。
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数に関する言葉を多く聞いていた子どもほど、聞く数がずっと少なかった子どもよりも数学の基数原理の理解が進んでおり、ここでも保護者の話し言葉の力が裏づけられました。
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チューン・インは、「3つのT」の中でもっとも繊細です。乳児や幼児が集中している対象に保護者が気づき、適切な場合にはその対象について子どもと一緒に話すという意識的な行動です。子どもが集中していることに保護者も集中する行動、とも言えます。
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生後11~14か月の子どもを対象にした研究によると、赤ちゃん言葉をより多く聞いた子どもは、おとな向けの言葉をより多く聞いていた子どもに比べ、2歳の段階で2倍、言葉を知っていたそうです。
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トーク・モアはチューン・インと同時並行するプロセスで、子どもと話す保護者の言葉を増やすことを指します。特に、子どもが今、集中しているものやことに関する言葉です。
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一方、答えが決まっていない質問、いわゆる「開かれた質問」は、テイク・ターンズの目標に合致するお勧めの方法です。特に、幼い子どもにとって開かれた質問は会話を始めるために役立ち、会話を続けるのにも最適です。簡単な「どうする」や「なぜ」を使えば、子どもはたくさんの単語、考え、アイディアで答えることができます。
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過程を基本にしたほめ言葉をより多く聞いた子ども、つまり努力をほめられた子どもは、難しい状況になっても諦める確率が低く、その粘り強さが学校でも生活の中でも良い結果につながると研究は示しています。
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「なぜなら思考」は、命令ではないだけではありません。何かをする時には理由があるのだと子どもが理解していく手助けをします。「なぜなら思考」は因果関係、つまり、ある行動の結果を考え、判断する学びにもつながります。
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日本の家庭では、4つめのターン・オフが、最も重要だと考えられます。子どもがテレビの画面に引きつけられている受け身の時間を減らし、子どもと共に外へ出て、公園で体を動かして遊ぶ時間や、子育て支援センターで、手を使って遊ぶ時間を増やすことです。豊かな言葉の前提には、手や身体を使った豊かな体験があります。
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大人は、どうしても知識を伝えることを好みますが、子どもたちは、一人ひとりが保育者とは異なる志向性を持ち、異なる世界を見ている場合が多くあります。保育者が子どもと話をするときには、まず、子どもの気持ちや表情をよく見て、子ども自身が話や想像を豊かにすることができるように、話をすることが大切だと考えられます。
Posted by ブクログ
産休中に発語に関わりそうなところだけ読んだ。
とにかく、たくさん語りかけをしよう、というのがこの本のメッセージ。様々な実験結果をエビデンスとして紹介してくれていて、納得感がある。
Posted by ブクログ
たくさん子供に話しかけることが大切だということ。
チューンイン:子供の興味を示していることに注意を傾ける
トークモア:質の良い言葉を喋る(子供が関心のあることについてバラエティに富んだ言葉を話す。命令、叱咤、怒鳴るは良くない)
テイクターンズ:子供の言葉を引き出す、待つ
否定的な言葉な良くない
褒めるのはその人の能力ではなく、過程を基本に褒める
生活の中の言動をナレーションするのも効果的
自己制御と実行機能は育てるもの
→親がイライラしている時は制御する様子を実況する
テレビなどは2歳までは見せない
なぜなら思考
Posted by ブクログ
今流行り(?)の育児本は、具体的な声のかけかたやフレーズが端的に表記してあり、それに慣れていた私は最初読むのが退屈だと思っていたが、読み進めるにつれ、一貫した主張(3つのTの重要性)について、科学や数字を基にした背景を理解したうえで触れられたのでとてもよかった。後半の、社会全体でプロジェクトに取り組む必要性もひしひしと感じ、エピローグ部分で保育者と手を取り協力する必要性に言及している部分を読んだ際は、「保育園でPTA役員を募っておりNGで回答したけど、保育者の負担軽減は、回り回って自分や周りの子どもの成長につながるのかも」と自分ごととして考えることができた。今後に役立てていきたいと思える内容だった。
Posted by ブクログ
これまでさまざまな育児関係の本を読んできて、ここで述べられている考えが取り入れられていたようで、新たな学びはあまりありませんでした。
逆にいえば、この本を一冊読むだけで、乳幼児期に必要な保護者の関わりが丸わかり!であるとも言えるでしょう。
全体を通して、科学的根拠に基づいた研究成果のまとめ本という感じだったので、気軽に読める育児本ではありません。でも必ず学びになります。実践を求めて読まれる方は、高山さんの解説から読んで必要な箇所をつまんで読まれることをお勧めします。
以下、長くなりましたが内容のメモです。
・思考と学習の基礎となる部分である人間の脳の物理的な成長は、3歳の終わりまでに約85%が終わる。
・子どもが聞く言葉の量と質、それも誕生から3歳までの言葉環境が最終的な学業到達度の差につながるらしいとわかってきた。
・命令や禁止の言葉は、言葉を習得する子どもの能力を抑えてしまう。
・親同士があまり話さない家庭では子どももあまり話さない。
・言葉の量が多い家庭には、言葉の豊かさ、複雑さ、多様さといった要素も見られた。
・言葉が豊かな家庭で子どもが聞いていたのは、肯定的で、子どもを応援する意味合いのある言葉。
・3000万語は同じ言葉が繰り返し使われていることを前提とした、話されている言葉の総数。
・外国語をイメージするとわかりやすいが、知っている言葉の意味をつかむのにコンマ何秒かの遅れがあると、それだけで次の言葉の理解がかなり難しくなる。
・小学校3年はきわめて大切な時期で、単語をもとにアイディアを形づくり、知識を積み重ねる方向へ向かう年にあたる。
・耳が聞こえない人たちの不完全雇用はあたりまえで、働いていても収入は耳が聞こえる人より30〜45%低くなる。
・言葉の基本は、人間を他の人間と結びつけること。他者とのやりとりがなければふるい落としてしまう。
・赤ちゃんは生得的な非言語の「数の感覚」を持ち、物の相対的な数を「当て推量」する能力を持って生まれてくる。
・数は集まりの中にある個々の物を代表しているとわかることは、「基数の原理」と呼ばれる概念を理解したという意味。これが理解できた時、その子はさらに高度な算数の理解に向かう道筋に乗ったという大事な指標になる。基数原理は、4歳ぐらいで把握できるのが望ましいとされている。
・数に関する言葉を多く聞いていた子どもほど、数学の基数原理の理解が進んでいた。
・「空間に関わる言葉」つまり、物の大きさや形(例:丸、四角、三角、大きい、丸い、鋭い、高い、短い)を表す言葉について、たくさん聞いた子供は自分でも言葉を話す傾向。空間認知スキルも高まる。
・努力こそが目標到達の鍵であり、「能力のなさ」ではなく「諦めること」が失敗の原因だという感覚を保護者や教育者が子どもの中に育てることが大事。
・私たちが望んでいるのは、目の前の課題を見、それがどんなに困難に見えても、どうしたら成し遂げられるかをすぐに考え始める子どもです。=グリット
・成長の心の枠組みは「知性は挑戦があることで伸びていく」と信じ、他方、固定の心の枠組みは、能力は絶対的で変わらないと信じている。
・過程をほめられる言葉の割合が高かった子どもほど、つまり、熱心さや努力を生後3年間ほめられていた子どもほど、成長の心の枠組みを持つ傾向が強いという結果。
・子どもが学業で成功するかしないかを決める重要な要因は、自己制御と実行機能(計画し、注意を向け、指示を心に留め、作業を完遂するために必要な心理的プロセスに関わるスキルを指す)
・ひとり言(セルフ・トーク)」は、将来の社会スキルの高さ、問題行動の少なさと相関している
・行動の決まりを命令ではなく静かに伝え、子どもが自分で考えて行動を決められるように促していた母親たちの子供は、3歳の時点で実行機能と自己制御のスキルが高いという結果だった。
・自己制御を育てるには、子供に選択肢を与えること。また、大人が自己制御していることを見せること。
・命令の代わりに、「なぜなら」を説明する
・子どもの意識があちらからこちらへと次々に変わっても、子どもの注意が向いているものやできごとに保護者がついていき、子どもの働きかけに対して反応を返すことがチューン・イン
・子どもとトーク・モアする(たくさん話す)には、子どもと保護者の双方向の関わりが求められる。チューン・イン同様、こちらも親子のアタッチメントと脳発達にとって不可欠です。ナレーション、平行トーク
・通常3~5歳の間で、今見ているのではない物や、今している行動ではないことに関する言葉を使い始める。これが「状況から切り離された言葉」で、知的な発達にとって重要な指標。
・テイク・ターンズが続くかは自分で単語を探す時間を子供にあげるかどうか。何?ではなく、なぜ?どうする?と聞くと、たくさんの単語やアイデアで答えられる。
・生後最初の数年間におとなが本を読んだ子どもは、幼稚園の段階において語彙がより豊かで、算数のスキルも高いという研究結果が複数ある。
・ブック・シェアリングには0歳児も含むべき。赤ちゃんは保護者の声の音色、話のリズム、触れているあたたかさに安心する。大人向けの本を朗読するのでも良い。
・本を読みながら文字を指差すと、言葉とページ上の線の集まりの間に関連があると理解する。読み、綴り、理解のスキルが高まる。
・保護者の物語は語彙の増加を助ける。本だけでなく、一緒に体験したことなどで良い。
Posted by ブクログ
生後3年での吸収する言葉の数によって、その後の成長、学力がある程度決まりますよーという感じでした。
頭から読むには結構気合がいる本で、この本にたどり着き、さらに内容を理解して実行できる人は、教育熱心なだけでなくかなりリテラシーレベルが高い人でもあると思うので、こういう内容が知ってるかどうかで格差は広がっていくよなと感じましたね。
Posted by ブクログ
海外の著書〜〜理解させようと事例が多めの例え多め〜回りくどい〜と大学生時代を思い出しました笑
指南書としての役割は1/3のページ数で終われると思います。
なぜなのか、本当なのか?その根拠となる論文は?知りたい方にはあっています。
そこまで深く知らなくともいい方(語彙量の重要性を当然に理解している方や、HOWTOを求めている方)には薦めません。
Posted by ブクログ
だいぶ冗長で読むのが辛かった。主張したいことはシンプルなのに。
あとがきとして訳者と解説者の補足があり、それが良かった。
余談だが、著者の旦那さんは見知らぬ子を助けるために波にのまれて亡くなったそうだ。著者はそれを立派だと持ち上げているけれど…。私は坂元裕二さん脚本の映画1stkissのほうだなあと思う。
Posted by ブクログ
赤ちゃんの言語習得について、広く浅く知りたい人には良い本だと思った。一方で、同分野の書籍も読んだ上で通読すると、物足りなさがある。
研究についての考察も、簡素かつ断定的で多方面からの視座に欠けると感じた。
Posted by ブクログ
★感想
1か月前頃、電車で読みながら心に残ったことをノート走り書きしが、
今読み返すと字が汚くて読めない、全て忘れている、実践につなげていなかった。
↓今後は
①忙しい時には読まない
②忙しい時に読む時は、目次から読みたい(3つまで)だけを読む。
②学びをアウトプットする場面を現場生活でイメージ化→
実践、振り返り改善までが読書、として生きた知識思考にしたい。
教えてくれた著者にも失礼と思うからそうしたい。
★ノートメモ書き(引用)一部 ※生成AIの力も借りました!
社会経済的な背景によって、
子どもが聞く言葉の量に最大3000万語の差が生じるという研究結果があり、
それが将来の学力格差につながる。
乳幼児期の言語環境を豊かにするために
親や保育者の関わり方の基本原則 3つのT
①Tune In チューン・イン こどもの興味に意識を向ける。
観察(例 その子の興味の対象は何か)して、
解釈→行動のプロセスが大事
例 子どもが泣いた時、何で泣いているか観察解釈(代弁)
お互いにストレスもあるが、寄り添うあたたかい反応が大切。
人間として育っていく上で欠かせない「向き合う」力が育つ。
科学的にも最終的な安定性につながることが明らかである。
思いやり等の非認知能力に大きく影響
②Talk More トーク・モア たくさん話しかける。
・大人は子どもの言動を実況中継する、ナレーション役
動詞、形容詞を加えて、膨らまして伸ばしていく
③Take Turnsテイク・ターンズ 対話のやり取り ★最も大事
・対話の中で子どもが反応するまで待つが優先→そこからの会話をつなげる
・子ども目線になって支援を
例 国→幼児にとって文字は、ごちゃごちゃした線の塊で意味を持たないので
文字を指さして支援を
算→Aちゃんはクッキー2枚、ママも2枚、合わせて4まいだね。
ママが1枚Aちゃんにあげると・・ママは何枚?Aちゃんは何枚?