あらすじ
老人ホーム「ひまわり苑」と「ひまわり幼稚園」はお隣同士。妻を亡くし「苑」に入居した益子誠次は、幼稚園児と一緒にひまわりの種を植えた。経営が同じ「苑」と「園」には実はさまざまな不正の疑いがあるが、老人と子供たちは非力ゆえになかなか糾(ただ)すことができない。しかしある日、訳ありの「苑」の入居者・片岡さんがとうとう決起、誠次と子供たちと一緒にバリケード封鎖を敢行する。老人と子供が手を組んだとき、奇跡は起こるのか? すべての世代に送る「熱血幼老小説」。
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Posted by ブクログ
良かった!!
結構長いので旅行のお供に。
初めはそんなに楽しくなく、進むのがゆっくりやったが誠次と晴也が出会って絡み出すと超面白く一気読み。
和歌子先生の一生懸命さに、共感したり園長やひまわり荘側のやつらにイライラしたり。
ラストは想像出来たけど、やっぱり誠次と晴也は再会して欲しかった〜
Posted by ブクログ
子どもたちと老人たちの気持ちというか、思いというか行動あれこれのすれ違いが面白くて、コーヒー屋で読んでいるのを忘れ、声に出して笑ってしまったり、こうはならないでって思っていたところで、仕方ないけどやっぱりそうなる…ところでは泣かずにはいられなかった。
幼稚園児4人組…ちょっと大人すぎるかな…なんて思ったけれど、エンターテイメント小説として、とても楽しめた。
そして、最後の一文はとても素敵だと思った。
Posted by ブクログ
ラストを読むまで、タイトル「ひまわり事件」は、バリケード封鎖のことを指してると思ってました。
誠次と子どもたちが仲良くなる描写は良かったけど、そこまでが長かったです。
ただ、後半は一気に読んで夜更かししてしましました。