あらすじ
級友たちを襲う死者の群れ……ほくそ笑む僕
「最悪の学校、どうしようもない社会。ゾンビが現れてぶっ壊してくれればいいのに」
現実を呪い、ゾンビ映画を観ることだけが生き甲斐のネクラ高校生・丈二。
しかし、臨海学校で訪れたとある島で、丈二たちは本物のゾンビパニックに遭遇することになる。
ゾンビ映画マニアの知識とハッタリで、クラスメイトを救い皆から頼りにされることになった丈二はヒーロー気分に酔いしれるが、逃げ込んだショッピングモールで、とんでもない光景に出くわす。
それは、ゾンビパニックに乗じて生徒たちを奴隷化し君臨した「女王」が支配する、とんでもないコミュニティだった――。
『ほうかごのロケッティア School escape velocity』でロケットと青春を描いた大樹連司が、今作ではゾンビとルサンチマン・ヒーローの組み合わせで青春の暗部を抉り出す。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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Posted by ブクログ
スクールカーストの話が中心でゾンビ映画はその添え物といった印象。
HOTDのデッドコピーかと予想してたけど全然そんなことは無かった。たぶん目指してる方向性は間逆。
しかし、先生は、あれはもうちょっと何とかならなかったのだろうか・・
思ってた以上に良かった
ゾンビ好きによるゾンビ好きの為の物語と言ってよいでしょう。
割引しててたまたま目にしたので購入しましたが思っていた以上にゾンビ好きには頷ける場面が多かったと思います。
走るゾンビと歩くゾンビの是非もよくあること、それでケンカもよく解る。
一巻で終了というのも軽く読めてよいと思います、ダラダラ続けるのは良くも悪くもあるというのは海外ドラマのウォーキングデッドを見ればよく解るのではないでしょうか?