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級友たちを襲う死者の群れ……ほくそ笑む僕
「最悪の学校、どうしようもない社会。ゾンビが現れてぶっ壊してくれればいいのに」
現実を呪い、ゾンビ映画を観ることだけが生き甲斐のネクラ高校生・丈二。
しかし、臨海学校で訪れたとある島で、丈二たちは本物のゾンビパニックに遭遇することになる。
ゾンビ映画マニアの知識とハッタリで、クラスメイトを救い皆から頼りにされることになった丈二はヒーロー気分に酔いしれるが、逃げ込んだショッピングモールで、とんでもない光景に出くわす。
それは、ゾンビパニックに乗じて生徒たちを奴隷化し君臨した「女王」が支配する、とんでもないコミュニティだった――。
『ほうかごのロケッティア School escape velocity』でロケットと青春を描いた大樹連司が、今作ではゾンビとルサンチマン・ヒーローの組み合わせで青春の暗部を抉り出す。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
Posted by ブクログ 2011年10月09日
学園ゾンビなラノベ。しかし、なんとも素晴らしい傑作でありました。
オーソドックスなゾンビ映画をなぞるような展開でスタートするが、中盤以降はスクールカースト問題を巡る内容が中心に据えられていく。
ロメロがゾンビ映画で風刺した消費社会が、学校内の風景に置き換えられる。そのストーリー展開がいかに幼稚...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月20日
サクサク読めるし、この後の展開はどうなるのか、っていう引きもあって面白かった。エンディングも青春的なハッピーエンドで読後感もとても爽やか。
ただ、ゾンビ物として見ると、ちょっとイメージとは違うかもしれない。主人公たちは普段学校ではしいたげられている立場だったりと、クラス内階級が話の中心にあって、そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月02日
作者のゾンビ映画への愛情が溢れ出た作品。
普段はオタクで鬱屈した毎日を送っていたのだが、ゾンビ映画の大のマニアだったので、その知識を活かして一躍ヒーロー!女の子にモテモテ!
的なきちんとラノベ文法を守った童貞の妄想大炸裂の非常に良い作品です。
途中、クラスのヒエラルキー下位を経験したことがある人なら...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月18日
孤島でゾンビ騒動.
途中まで面白かったんだけど
厨二病をこじらせた委員長が独裁政治をやりだしてから
面白くなくなったな.
ああでもエロゲ的な「お背中お流しします」とか
「ご主人様,お願いします,あたしを,抱いてください」とか.
ゾンビモノなのにサービスシーンがあったわ.
エロシーン突入かと思った?...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月15日
ライトノベルというものを読んだことがないくせに、「ゾンビ」ものだということで読んでみましたが、怖くない。ゾンビオタクの少年の妄想がたまたま現実化しするという話。高校の勉強合宿の舞台となった離島がバイオハザードに見舞われて、主人公たちがショッピングモールに集まるという話なのですが、悲壮感はありません...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月25日
ゾンビマニア+スクールカースト。テーマそのままの本。「下らない日常に戻ったってゾンビ映画(=好きなもの)があるから生きていける」という主張は平凡じゃないか?
章タイトルがツボった。一章「これはゾンビですか?」、二章「アイアムアヒーロー」、三章「LEFT 4DEAD」……と十章「DAWN OF THE...続きを読む
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