あらすじ
「きみを独占したくて、我慢できなくて、いろいろやりすぎちゃったけど、許してくれる?」
病気の弟のため、素性を隠して舞台女優をしているパメラは、
悪女役ばかり演じるせいで経験豊富だと誤解されがち。
ある日侯爵家から、
『天使』の絵を描き散らす引きこもりの嫡男ユーリルを、
「しかるべき令嬢を娶れるまっとうな貴公子」に変身させるため、
演技指導の依頼を受ける。
弱音を吐きつつも特訓のおかげで成長を遂げたユーリルは、
いつしかパメラに恋をしていた。
ほだされて体を重ねたものの、
彼の将来のため別れを告げようとするパメラは、
狼狽したユーリルに強引に体を貫かれ――。
天使に萌えるこじらせ侯爵令息×苦労性だがたくましい伯爵令嬢、
初心で一途な恋情から逃げたはずなのに!?
感情タグBEST3
陰キャヒーロー、共感しかない
作家さん買いです。
すっかり惹き込まれて一気に読んでしまって寝不足になりました。
すんごい陰キャ出身(出身?)のユーリルがかわいいというか愛おしいというか、陰キャ仲間意識がすごかったです。
わかる!わかるよ…!と思いながら応援する気持ちがいっぱいでした。
パメラの苦労人ぶりにもすごく共感できたし、エリックの聡明さにはほっこりしました。
ええ子や…!助かってくれ…!という気持ちでいっぱいでした。助かってよかった。
ユーリルの成長ぶりがなんていうか親戚のおばちゃんのような気持ちで読めたし、パメラのもどかしさには切なくなりました。
結果ハッピーエンドだったのだけれど、そこに至るまでのプロセスがエロガッパ先生らしくてとってもよかったです。
満足!
次回作も楽しみです!