【感想・ネタバレ】鮮血のヴァンパイヤー 九鬼鴻三郎の冒険(1)のレビュー

あらすじ

暴走集団〈マッドライダーズ〉を率いる九鬼鴻三郎(くきこうざぶろう)は、その圧倒的な力を買われ右翼結社・三兵会にスカウトされる。虚飾に満ちた社会を破壊し東京を廃墟にすることを渇望する九鬼は、暴力と陰謀の荒野に身を投じる。『ヴァンパイヤー戦争(ウォーズ)』の超人戦士はいかに生まれ、覚醒したのか!? <『ヴァンパイヤー血風録』改題>(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

「ヴァンパイヤー戦争」シリーズの外伝で、九鬼鴻三郎がKGBのスパイとなって活躍したころの物語がえがかれています。

街道ライダーのグループである「マッドライダーズ」を率いる18歳の九鬼は、仲間たちを死に追い込んだ赤いフェラーリのゆくえを追っていました。そこで彼は、「右翼の魔王」として知られている正宗鉄生に出会い、彼の率いる「三兵会」に入ります。しかし、やがて彼は「三兵会」が正宗の私欲を満たすための手ごまにすぎないことを知り、そこを飛び出します。さらに、彼のもとにプロの破戒工作員が差し向けられ、自分が大きな陰謀に巻き込まれていることを知った九鬼は、その正体を暴くための戦いをはじめます。

タイトルには「ヴァンパイヤー」の文字が見られますが、本編とは異なり超自然的な現象は起こらない、アクション・エンターテインメント小説です。本編のあまりにも壮大な物語には少々ついていけなくなってしまった読者ですが、本作は純粋にたのしみながら読むことができました。

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2020年09月17日

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