あらすじ
美術館に行きたいけど行けていないあなたへ。忙しいあなたにこそ、至福の余白時間を美術館で過ごすことが人生に必要なのです。美術館を出た後、世界が違って見えるはずです。時間がなくても、知識がなくても、大丈夫。とある現役学芸員が、美術館での過ごし方のキモとコツを、最新の美術館事情とともにガイドします。「語れる」ための鑑賞の心得も、レクチャーしますよ。さあ、スマホから顔を上げて、出かけましょう。
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Posted by ブクログ
この書籍を読む前は、正直なところ美術館とは私は縁遠い存在なのかと思っておりました。
美術館に行くことによって、精神の余白や刺激を貰える事が分かりました。
正直なところ、某の展示会という告知ポスターが駅前に貼っているのをよく見ますが、それでも興味がないと切り離していたのが正直なところです。
しかし、現在美術館がどの様な現実に直面をしている、そして取り組みをしているのかを知ること出来ました。
そもそも、展示会という構造が最初から生まれていたのではなく、後から生まれた仕組みという事も始めて知る事が出来ました。
この本の真価は私自身が美術館へ行った時に、見方が変わるものだと思いました。
美術館へ行ってみたい。
Posted by ブクログ
冒頭の「あなたが最後に美術館に行ったのはいつですか?」の問いに、作中通り「先週行ったばかりですが」と答えちゃったのはさておき(たまたま行ったばかりだった)
もう何年と美術館に行っていない、しかも働き盛りの20-50代をターゲットにした一冊ではありながら、普段美術館に行く習慣がある人が読んでも十分楽しめる、気付きを得られるお話だったと思います。
自分は作中で一番来てくれないと嘆かれていた年代なんですが、言われてみれば同年代の人あまり見ない気がします。
そこから全然気づいていなかった……
美術館に行く習慣のある人は、総じて若い時に何らかの衝撃的鑑賞体験をしているという点も自分には心当たりがあってびっくりしてしまいました。
自分は東山魁夷先生の「白馬の森」がまさしくそれでした。
あの体験があったからこそ美術館に行っているなと今でもそう強く感じています。
だからこそ、この本に書かれていることの説得力がより増した感じがしました。
他にも共感できた部分は多数ある中、一番の共感ポイントは没入型展示に対する見解でした。
自分も全くもって同意見。
作者さまがオリジナル作品として映像を通じて没入型を作るのはいいのですよ。
ただ歴史的名画をモチーフに、その世界観を映像で再現したり装飾したりするのは、名画の作者様の解釈ではなく、その映像を作った方の解釈の入った、結局その方の作品になってしまうので、いくら元作品へのリスペクトがあったとしても受け入れられないというのが自分が以前から感じていた件。
同じ考え方の方を見つけた喜び、ここも大きかったです。
ただ美術に興味を持ってもらうという一つの入り口として機能しているのもまた事実なので、難しいところではあると自覚もしています。
でも、好きになれない……
個人的な意見はさておき、とにかく共感できる部分の大変多い、そして自分の普段の鑑賞方法を見直せる点でも非常に意義深い一冊でした。
取り敢えず、自分としてはまず鉛筆を買うところから始めようと思いました。
博物館めぐりのときには以前実践していたんですけど、美術館巡りではしてなかったので。
アウトプット、大切ですよね……次回から実践します。
Posted by ブクログ
ダイパ・コスパの時代に
美術鑑賞は
マインドフルネス
脳内に溜まった不要なキャッシュを
クリアする
目の前の作品に集中し
自分の感情の動きを受け止める
異化効果:固定観念を揺り動かし、当たり前のものに新しい視点を与える
美術館はfourth place