【感想・ネタバレ】或る集落の●のレビュー

あらすじ

あの家のわらしは、膨れで死ぬぞ。
――P集落に暮らす姉を訪ねた「私」が、土地神《べら》を祀る小さな社に毎日お参りをする姉の様子がおかしいことに気づく「べらの社」。山から集落におりてくる”人ならざるもの”を描いた「うず山の猿」「がんべの兄弟」。尊い《まる》の声を聞くためだけに、幼い子供が山の社にひとり閉じ込められる奇妙な因習「まるの童子」。さらに「密室の獣」「天神がえり」「拡散にいたる病」を加えた7編からなる連作短編集。

話題の伏線回収ホラー『撮ってはいけない家』著者の最新作。

今、振り向いてはいけない。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

歴史ある丁寧な因習村の話。
因習村の奇妙な掟に振り回される人々の話をそれぞれの目線から書いた話。
因習村の掟の説明の時、ずっと「お前は何言ってるんだ?」状態。けど村人は真面目だしでなんかそのズレが怖い。
所々に繋がってるんだか繋がってないんだかの情報が混ざってるのもまた怖い。
じわっとした怖さ。因習村こわい。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

7話からなる短編集…
なんだけど、最初の4話は1枚のフロッピーディスクに入っているという設定で、短編の間にフロッピーディスクの画像が扉絵として置かれてました。各フロッピーにはタイトルと年代とかが記されてもいる、工夫された装丁(残り3話は、それぞれ1枚ずつのフロッピーディスクに納められている)
この装丁がお話の展開にどう生きてくるんだろって思いながら読み進めてました。
このフロッピー達は、最終的に、矢樹純さんの手元に集まったということなのかな? 


ここからは勝手な想像。。

6話目までのお話をフロッピーにまとめたのって、榊さん(佐藤梨穂さんの父)なのかな。年配の方だから、あえてのフロッピー…だと解釈してます。
だとしたら、最終話は誰がまとめたんだろ…そこが分からない。あと、最終話はフロッピーじゃなくても良かったような気がする。令和7年にフロッピー使うのって、逆に大変そうな…
とか、重箱の隅をつついてしまってすみません(笑)

各話の佐藤さん同士の関連付けや、家屋の様子から登場人物の関連付けをしてみたり、「まる」が何かとか…
自分なりにあーだこーだこねくり回してみたり。
出版までにあった騒動を逆手に取ったような展開も目にして、さすが作家さんだなぁって感心したり。
ワンちゃんや小さい子が犠牲になる場面もあったんだけど、普段ならマイナスに捉えるそういう場面も目をつぶろ〜って思える、それくらい楽しめました。

再読したいです。
それで今思ってることと、再読後に考えたことの照らし合わせをしてみたい。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前々から読もうと思っていたけど、そのままになっていて、先日ようやく読み終えた一冊。ホラー小説の短編集なんだけど、幽霊や怪奇現象といった方向性ではなくて、得体のしれないものとの共存や、得体のしれないものがすぐそばにいる恐怖みたいなものが主。読んでいて怖いという感覚はなくて、不可解というかなんというか。めっちゃ面白い!って手放しで喜ぶ感じの小説でもないんですよね……。この作者さんの本は以前からちょくちょく読んでいたので読んでみたけど、感想の書きづらい本だと思う。

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2026年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

連作短編集だと知らずに読む。

繋がりそうで繋がり切らない、
不穏でグロくて気持ち悪い、因習村な一冊。

猿と関係をもった先生は榊先生なんだろうし
ガンベは川辺としてずっと生きてるんだけど
結局お尻と内臓に執着があるのは誰で、なんのせいなんだ…
べら様は、まるは、、?こわい
結局なにもわからず、繋がるようで繋がらず、ずっと怖い、気持ち悪い、だけで終わった。お見事なホラーすぎる。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホラー小説はそれほど読む方ではないが、近年比較的よく見るようになった気がする。
『このホラーがすごい』とかも出るようになったし、雨穴さんや背筋さんなどの活躍で世間への浸透度が増しているような気がする。

ということで、普段読まないジャンルだけれど気になった作品。
全体としては一つの長編という訳ではなく、それぞれ別の視点、背景を据えた幾編かの物語を編んだ形になる。

青森県のP集落、亀の刺青の男。
この2つが全編をゆるーく繋ぎ止める感じが何とも不気味で薄気味悪い。
各編それぞれにもえぐさや怖さはあるのだけれど、それよりもやはり裏でうっすら糸引く何かの方がぞくぞくする。
文字面では同じ場所、同じ人物を指しているようだが決定的な言及はないし、若干これ同一のものでいいのか?と思うような時代の経過やそれに伴う描写のねじれがあって正体が掴みきれないところが何とも言えない。

真相は闇の中、とすら言ってくれない匂わせ終焉に、読み終えて残るもやもや感にこれも一種のリドルストーリーかという感慨。
演出としてのえぐさは好きじゃなかったけど、なんか変なの読んだなぁと残るこの読後感は嫌いじゃない。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

P集落。べら。姉。頭。猿。先生。アル中。川辺。がんべ。ワイン。小猿。砕いて食べる。脳みそ。美味。兄弟。まるの童子。大智。父親は?熊。穴。拡散。ラジオ。腸内細菌。

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤からから中盤までの繋がりは謎を残しつつも推理の余地もありなめらかだったが、ラストが尻切れトンボな感が否めない。
血やら内臓やら脳やら出産にまつわるあれこれの穢れの描写はスプラッタホラーになりそうでならないライン。
サプリと音楽で拡散してるんだろうけど、じゃあ⚫️とかがんべはどうしちゃったのさと消化不良。亀の入れ墨の川辺が全編通してある意味主役かも。だけど彼には個人的にはナウルで終わっておいて欲しかった。

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2025年10月01日

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