あらすじ
一時の絶望に駆られ、行きずりの女を絞殺した吉行明敬。殺人現場から離れようと自動車で山道を走る途中、彼は古臭いおかっぱ頭の幼女を連れた、白兎(はくと)と名乗る不思議な少年に出会う。「お家に帰る」という幼女と、付き添いだという少年。やむをえず2人を車に乗せ山間の温泉宿にたどり着くが、吉行は白兎たちの不可思議な言動に混乱していく。
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Posted by ブクログ
2014/5/2
んー
分類はようわからん。不思議な話。
かこを必死に助けようとする場面は心を打たれるものはあったけど、この人は理不尽な人殺しをしてるわけで、自分の気持ちの置きどころに悩む。
この話は結果的にみな救われてよかっただけで、やっぱり他人を殺してしまうぐらい絶望したんなら他人を殺さず一人で死んでくれと思う。
とはいえそもそも一人で死ぬというのも難しく、自殺すると家族や友達の心も少し殺してしまうから、だれにも迷惑かけずにというのも幻想だなと。