あらすじ
注目の新鋭・有永イネが描く、初の短編集。心の弱った人間にだけとりつく「ひとつめさん」がつなぐ友情を描いた「ひとつめは木曜になく」。ある日突然、双子の弟の顔が認識できなくなってしまった姉の心情に迫る「なき顔の君へ」など、商業誌未発表作品2編を含む、全4編を収録。すべての作品で共通して描かれるのは、未熟な主人公たちの、素晴らしき葛藤。新人離れした表現力で、人の心を深く描きます!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
すごいっておもいました…また一人楽しみな漫画家さんに出会えて嬉しいです。短編四話全部良くてどれが好きと思い悩みますそのぐらい良かった題名作となき顔の君へはウルッとした
Posted by ブクログ
少しでも余計な力を加えた途端、「くしゃり」と崩れてしまいそうな柔かいタッチの絵
緩やかなテンポでありながら、読み手の胸の奥深いところを貫いてくる
漫画好きを自称するなら、この漫画家を抑えておくべき、と上から目線で言われても、読んだ後に「なるほど」と素直に納得できるレベルの作品が詰まっていた
個人的に「スキ」と思えたのは、「なき顔の君へ」
Posted by ブクログ
短編集。どれも瑞々しい感性を持って描かれていて、少し不思議で、それでいて心に染みる。またまた語彙の少なさを露呈してるけど、読んだ人にしか分からない言葉にしにくい感動がある。そして何度も読み返して噛み締めたくなる。これはすごい。すごくいい漫画。
Posted by ブクログ
説明不足かなーと思うところはあったけれど、全体にとても雰囲気がある。登場人物たちの言動に、きちんと背景が見えて、読みごたえ十分。別の作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
よかった。
設定とか世界観がファンタジー風味だから、そっちを追いたい人にはパンチが足りないかもしれないけど、
別に作者が描きたいのはそういう世界観とかストーリーではないと思った。
登場人物の抱えてるものを丁寧に描いてくれていて、それがこの漫画の魅力かなと思う。
絵も丁寧できれい。
またこの人の本が出るのを楽しみにしています。
Posted by ブクログ
4編すべてできがいい、レベルの高い作品だと思います。
と簡単に言いましたけど、何がすごいかってこれがデビュー作っていうのがもう恐ろしい。
これからどうなるのか楽しみな作家さんです。
Posted by ブクログ
有永さんこれで漫画書き始めてすぐとか何事ですか、と言いたくなる。
ひとつ目さんのお話のじゅんちゃんのミスリードにまんまと引っかかって何回も読み返すことになりました。
はるか君は絶対にいい人だな!!!
あとぶっちゃけブラは後ろ手には、はめられません。
あれには特別な訓練が必要だと思う。
漫画かきたくなりますね。
Posted by ブクログ
"「ほら 見てごらん」
「…折り鶴?いらん」
「あげないよ!これだからゆとり世代は!」
「だからいらん しかもなんかヨレヨレだし」
「フフ あのね これはね
その人の本当に欲しいものが入ってる箱なんだ」
「却下」"[さらば、やさしいゆうづる]
「ひとつめは木曜になく」
「さらば、やさしいゆうづる」
「なき顔の君へ」
「はたらくおばけ」
「postscripts」
短編集。ひとつめは木曜になくは二度読んだ。
なき顔の君へが一番好きかも。
Posted by ブクログ
有永イネさんのデビュー作。
デビュー作でこのクオリティならすごいと思う。
作品の方向性というか、世界観はとても好き。ただ、まだまだ荒削りだと感じるので、これからが楽しみです!
個人的には「はたらくおばけ」が一番好き!おばけってただ怖いものじゃないんですね。とてもコミカルで楽しく読めました。
Posted by ブクログ
絵はすごく好みなんだけど…すごく好きなんだ…!
何が言いたいんだろう…と思ってしまった話もあったので。
でも、これがデビュー作なんてちょっとすごい。
Posted by ブクログ
デビュー作だとは思えないほど巧い。登場人物のもつ葛藤や悩みが生のかたちではなく、ストーリーに反射して出てくるという演出がすぐれている。今後に期待。