【感想・ネタバレ】雨利終活写真館のレビュー

あらすじ

遺された謎が解けたとき、涙があふれだす。

巣鴨の路地裏にたたずむ、遺影専門の写真館《雨利写真館》。先月急逝した祖母が撮影されたときの話を聞くために、黒子ハナは写真館を訪れる。奇妙な遺言状を作っていた祖母の真意を知るための、手がかりを求めてのことだった。カメラマンの雨利や経理の夢子の協力で、ハナは祖母の最期の望みに気づく――。
写真館で働き始めたハナはその後、心にわだかまりを抱えた人たちと出合う。不審な転落事故や、意味不明なメモの残る妊婦の写真。様々な謎と向き合いながら、ハナも自分の人生を見つめ直す。日本推理作家協会賞受賞の名手が紡ぐ、希望と再生のミステリ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】プロローグ/一つ目の遺言状/十二年目の遺影/三つ目の遺品/エピローグ/十年目のあとがき

あとがきによると、「題材へのアプローチの仕方が、現在の私の感覚ではどうしても受け入れられなかった」ため、単行本とは構成を大きく変えているとのこと。

主人公の造形があまり好みでないが、物語としては興味深い。これから写真を撮ってもらうときは、遺影に使えるよう意識しようかな。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1人目はヘアメイクになるハナ。謎好きのおばあちゃんが突然死して、遺産を叔父と叔母に残して母には残さなかった。遺言書に貼った切手がプレミアで遺言書の宛名の母が受取人ということだった。

2人目は男だけで三世代で写真を撮りたい人。孫が色覚異常だと気付く。変な絵を描いたり、緑に赤い服を着て落ちた母親を視認できなかったり。(実際そこまで行く前に気づく人の方が多そうだけどなあ)

3人目は30年ほど前の写真で妊婦と旦那が写ってる。旦那の葬式用でお腹の子供と思われた女性。父親の名前と遺影の名前が違い困惑するが、実はお腹の子供の遺影だった。

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2025年07月16日

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