あらすじ
朝、目が覚めると、まるで知らない世界に来ていた…。記憶を失った利根をのぞきこんでいたのはヘンな赤毛の踊り子。そこは、『白鳥の湖』のオーディションだった! どうなってるの!? 現実の世界で傷ついた少女がお伽噺の世界をさまよい、不思議な人々とふれあううちに、現実に立ち向かう勇気を取り戻していく、癒しと再生の物語。
...続きを読むある朝、見知らぬ広い部屋で目覚めたら3人の女性に囲まれていて、しかも彼女たちは招待された客だと言う。そして「あたし」は名前以外の記憶を失っているみたい…女性たちは領主の奥方と王女と踊り子で、後から現れたもう1人の女性は王妃らしいし、きっとこれは夢に違いない! でもどうしてこんなことになったんだろう…。一人称で書かれた、ファンタジーのようなミステリーのような少女小説です。女性たちのところに滞在しながら、少しずつ少しずつ現実の出来事を思い出していく主人公。本ばかり読んでいる内向的な子どもだった人なら、自分の子ども時代をほろ苦く思い出すかもしれません。これを読んだら、続刊『シンデレラ ミステリー』もお忘れなく。
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