【感想・ネタバレ】神都の証人のレビュー

あらすじ

ここにもある袴田事件、免田事件、財田川事件、足利事件の理不尽。

生きるということは、かくも哀しく美しいものか。照らし出される司法の闇、冤罪の虚構、人間の絆。作家の才能に嫉妬する。―堀川惠子(ノンフィクション作家・代表作『教誨師』)

突然、父親を奪われた少女に救いは訪れるのか? 事件の謎は戦前から令和まで引き継がれ、慟哭の結末は我々に生きる意味さえ問いかける、前代未聞かつ究極の「冤罪」ミステリー。世代を超えて社会の歪みと戦い続ける者たちの行き着く先とはいったい何なのか。

時代を超えて受け継がれる法律家の矜持に心が震えた。―五十嵐律人(作家・代表作『法廷遊戯』)
わたしはこれ以上のリーガルミステリを知らない。―染井為人(作家/代表作『正体』)





冤罪と冤罪で翻弄されたものたちが辿る刮目のドラマ。戦中、時局に媚びる社会情勢の中で苦悩する弁護士のギリギリの戦いは、本人が戦場に送られて戦争が終わってからも、正義を信じる弁護士や検事により引き継がれる。彼らが報われる日は来るのか? 社会のひずみを壮大なスケールで活写したリーガル・ミステリーの雄の渾身作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回の直木賞候補、大本命ばかりでは?!
読み応えがものすごい。こんな浅い感想しか出てこなくて悲しい。
登場人物の人生を、命をリレーしながら辿り着いた先にある真実。感情。彼女の語り口がまた物語に没入させるのよ…

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冤罪で投獄された男性。戦時中とはいえ、あまりに杜撰な捜査と裁判。昭和から平成、令和へ。罪を隠したいという意識は他人事ではない。一人一人の胸にあるもの。善人であれ悪人であれ冤罪はよくない。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

始まりは昭和18年。
本の厚さからして、これは吾妻太一の長きにわたる戦いの物語かと覚悟を決めて読んでいたら…
あぁ。

第二部で弁護士が「捨次郎」と名乗ったときには、しんみりと熱くなった。

時代や状況がどんどん変わっていくなかで、
うまく行きそうになるとまさかの展開となり、正義を貫くことがこんなにも困難なのかと私の方が挫けそうになった。

自分やその周りを守りたいという思い。多少の犠牲は止むを得ないと切り捨てる心が化物を生み出すのなら、阻止することは難しいかもしれない。そんなふうに感じてしまうこと自体、間違った正義だと
「法的的安定性?あほちゃうか」
「自分が傷つかない程度の正義、もうそんなのは嫌だ」
の言葉に気付かされた。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

直木賞の候補になっていて、あらすじを見て気になったので読んでみた。
かなりボリュームがある本で読むのに時間はかかったが、読み応えがあり読んで良かったと思える本。

昭和18年に起きた一家強盗殺人事件で、無実の罪に問われた谷口喜介。
当時8歳である娘の波子とその周囲の人達が、人生をかけて冤罪に立ち向かう話。
時代が変わり、世代を超えて、なんとか無罪を…の思いの元に、弁護士や検事達が奮闘する。
やはり身近に法曹界の人間がいるとその道に進もうとなるのか、あまりにも次から次へと皆が弁護士になっていくので出来すぎでは…という思いも抱きつつ(まあ小説だし)、一度死刑執行されてから無罪を勝ち取ることがどれだけ大変なことなのか考えさせられた。
この小説内で書かれる戦中戦後の弁護士の扱いや警察のあり方を見ていると、そういう冤罪事件が少なからずあったんだろうな…とも。

正義とは何か、という問いを突きつけられた。

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2026年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何十年にも渡る冤罪事件の終わりがこんな形になるなんて、因果応報と言うべきなのか、真実が運命を手放さなかったと言うべきなのか…壮大な物語を読むことができて読書の醍醐味だなと。

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2026年01月26日

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