【感想・ネタバレ】ミッドウェー海戦―第二部 運命の日―のレビュー

あらすじ

「本日敵出撃ノ算ナシ」――隠蔽されてきたこの敵情報告に油断して、空母四隻を誇る南雲艦隊は、暗号を解読し待ち構えていた米機動部隊に大敗北を喫した。生き残った戦闘員への丹念な取材を元に、山本五十六の構想から参謀や部隊指揮官の思惑、パイロットや整備兵の奮闘まで、戦闘の全過程を克明に描く壮大な戦史ノンフィクション。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日米の人事の差も大きく感じる海戦の結果となった。
山本五十六→南雲忠一&草鹿龍之介へ作戦の目的・趣旨が正確に伝達されていなかった。
太平洋戦争開戦以来の戦勝気分からぬけておらず、またその後の敗戦の研究もされなかった。
少しでも研究分析をしていれば、この後の戦闘も幾分違ったはずである。
また、艦艇の沈没とともに司令官や艦長が沈んでいくのは理解しがたい。
兵士や幹部一人一人を育てるのにどれだけ時間とお金がかかるのかという根本も理解していないようである。
今まで知らなかった真実も知ることができたのが良かった。
「運命の5分間」などまったくなかった。
この敗戦の根本的な責任は山本長官も含め幹部全体にあると感じた。

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2020年09月26日

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