【感想・ネタバレ】証言 細野豪志 「原発危機500日」の真実に鳥越俊太郎が迫るのレビュー

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Posted by ブクログ

彼を知る者として、あの時何を考えてどのように行動したのか非常に興味深かった。
政治家としての覚悟•責任という発言が随所に出てくるが、プロ意識の高さに感銘を受けた。
自分が困難に立ち向かう時にこれだけの覚悟を持って臨めるのか… 深く考えさせられ、見習わなければいけないと強く感じさせられた。
また彼のインタビューの受け答えも非常に論理的かつ明解で、読み易かった。

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2012年10月19日

Posted by ブクログ

「これからの自分の言動の一つ一つは、必ず歴史の法廷で裁かれるであろう。そして、間違いなく私は歴史の法廷の被告となる。」
「この本は、歴史の法廷における私の陳述書となったと思う。」
以上、“あとがき”よりの細野剛志の言葉である。

「この本は私の発案でできあがったものではない。本の基底になっている合計十時間以上に及ぶインタビューは、・・・当時総理大臣補佐官だった細野剛志衆議院議員からの依頼によってスタートした。」
以上、“まえがき”よりの鳥越俊太郎の言葉である。

細野氏の記憶とそれぞれのその時の思いを、鳥越氏が聞き出すというインタビュー記録である。細野氏の政治姿勢も分かるが、細野氏の立場から見た「福島原発事故対応」の様子が垣間見える。

私がこの本で新しい視点を持ったのは「今後の日本の原発」である。単に「なくしたほうが良い」と言うだけでは、日本の使命を果たしていけない、という細野氏の指摘だ。使用済み核燃料の最終処理の問題も含めた今後の原子力のあり方について、唯一の被爆国であり、核兵器を待たない原子力技術一流国として、日本と言う国は大いに世界に貢献していくことが使命ではないかと言う。

今後の政治家細野剛志を見守っていきたい。

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2013年04月23日

Posted by ブクログ

細野氏は非常に律儀な方なのだ、というのが読んだ第一印象。
民主党の代表選について、「自分は政権の責任ある立場に居たものなので、その責任を取って今回は出ない」としたことが、なるほどと分かる。非常に道理をわきまえる部分があるので、人としての好感が高まる一冊。

リーダーというよりは名参謀になるべき方なのかもしれない。民主党自体には疑問符がついてしまったが、今後の立て直しに尽力されることを期待したい。

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2012年12月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

震災のとき官邸でどんなことが起きて、どんなやり取りがされていたのか?
細野氏の目線からだけなので全部が正しいとは限りませんが(思い違い、記憶違いもあるかもしれないですし)、ひとりの人の目線から語られていることでより詳細でわかりやすく理解することができました。
自分の記憶が風化する前に語りたいというのは、とてもよいことだと思いました。
私も震災で怖かった記憶が、日常に紛れていくうちにどんどん薄れていることを自覚しているので……。
官邸サイドのどこか幕越しにしか分からなかったことが、この本で身近に感じることができました。
当時の報道から、何もしてないように思えて不安でしたが細野さんの視点で菅元総理等いろいろ美化されてるのでは? と思うところもありましたが、思っていたより官邸サイドがまともな動きをしていたように感じました。
他に当時のことを語ってくれている政治家や現場の人はいるのでしょうか? あれば読んでいろいろ比較してみたいなぁ。

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2012年11月22日

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