【感想・ネタバレ】東京プリズンのレビュー

あらすじ

「《戦争と戦後》のことを書きたい、すべての日本人の問題として書きたいと、私は、十年以上願ってきた。」――戦争を忘れても、戦後は終らない……16歳のマリが挑んだ現代の「東京裁判」を描き、朝日、毎日、産経各紙で、“文学史的”事件と話題騒然! 著者が沈黙を破って放つ、感動の超大作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

作者マリが米国留学時に経験した天皇の戦争責任の有無のディベートを題材としているが、母と娘、祖母と母、自分と母、肉体と精神、時空を超えた超常的な対話が起こり構造が複雑。
東京裁判について日本人が誤解している2点を米国人から指摘させている。A級戦犯とは平和に対する罪のことで、犯罪の程度による分類ではないこと。真珠湾攻撃はハーグ陸戦法規定の不備もありだまし討ちではなくアクシデントと認定されていること。日本では近代史を教えないことが繰り返し出てくる。戦後の日本をどう解釈するのかを問う大作。

0
2016年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっとこ読み終わる。
時代は留学していた14歳と現在と交差しながら進む。
ヘラジカ、電話、ディベートがキーワードか。
最終章でやっと東京裁判の話題に触れる。
これは、著者の自伝なのかな…

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2014年06月07日

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