【感想・ネタバレ】七月の鋭利な破片のレビュー

あらすじ

市立中学で英語を教える青哉は、久しぶりに小学校の同級生と集まった。武丸、凪、若葉、そして青哉の4人は、14年前の林間学校で起きた壮絶な事件を振り返る。4人と同じ班だった乃江瑠が、近所の危険人物・須藤に殺害されたあの日のことを――。それぞれが、わだかまる思いを抱えつつ、また会うことを約束した数日後、若葉が絞殺体で発見された。過去の事件と繋がりがあるのか? 悪夢が再び動き出す!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いろいろ複雑に絡まっていて、でも子供の目からは見えなくて…大人になってから分かることもある。
六田先生はまだ若い先生だったんだから、学年主任とか誰か注意できなかったのかな??
凪さんへの態度はクレームきてもおかしくない。
周りの大人がなんとかしてあげて欲しかった。
泰介はモラハラ鬼畜だな。
岩割刑事みたいな人いてよかったね。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025/07/14予約9
小学5年生の林間学校で同じ班だった青哉、武丸、凪、若葉が14年後集まる。班にいた嫌われ者の乃江瑠が変質者スドウに殺された事件にキリをつけたい、その直後、集まったうちのひとり若葉が殺される。担任の六田、青哉の父、凪の父、若葉の祖母など大人がひどすぎる。でも子どもは身近な大人以外知らないから当たり前だと思ってしまう。目に見えることが本当のことだと思いこむこと、それも子どもならではかな。
大人になり真実に気づいた時、どれほど衝撃を受けただろう。その上で教職に就いた青哉はいい先生になるだろう。

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2025年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子供を中心とした社会問題をテーマにした小説という印象。子供時代の14年前と大人の現代を行き来しながら、子供の生きづらさとはなんだろうか?と考えさせられる。内容が結構ヘビーなのに対して作者さんの淡々とした文章のおかげで最後までしんどさを抱えながらも読み終えられたのがすごい。ただミステリーとして読むと伏線っぽいものはあるけど軽いし唐突だし、犯人に対しても「え?貴方だったの?(今まで存在感がない)」なのでいまいち。でもまあ、この本は子供の生きづらさを取り扱った作品だと思うから、それでいいのかな。

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2025年08月12日

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