【感想・ネタバレ】正しい世界の壊しかた―最果ての果ての殺人―のレビュー

あらすじ

いばらに囲まれた小さな村で幸福に暮らす未明。だが「いばらの外に出てはならない」という村の決まりを破り、瀕死の少年を介抱したことから全ては崩れ始める。村の優しき指導者が何者かに殺害され、人々の疑心暗鬼が頂点に達したとき、さらなる悲劇が――。犯人は誰なのか。大どんでん返しが待ち受ける、衝撃のミステリ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

単なるミステリーではなく、SF的な要素も入った作品
楽しく読むことができた
小さな村で暮らす1人の少女
その村からは出てはいけないルールがあり、村の外に興味が募る少女
村の外から来た少年はその村の真実を知っている
ありがちな設定ではあるが、テンポの良い文体で凄く面白かった

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いばらに囲まれた小さな村で「預言者」の老婆が殺害される。彼女が死ぬ前に言い残した話とは?そしてその世界の「真実」は・・・

ベタではありますが、魅力的な世界観。いばらに囲まれて外の世界と断絶されたユートピア。そして外の世界からやってきた少年。まあここで素直にユートピアを信じる読者もまずいないだろうとは思いますが。
でもそこでディストピアだと思ったらポストアポカリプスでなおかつ神の視点の話になるとはなー。いろんな要素てんこもりでなかなかに楽しめました。まあ最後の神の視点うんぬんは、最初期から「蟻の観察」であからさまに示唆されてたのでそこまでではなかったにせよ。

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

未明。絹繭。キフカ。正夢。十三。ドルノ村。
一世。赤い山。海。いばらの森。カルト。海。
エスペラント。洪水。神。
隔離された村。楽園。争いも差別もない。
少しずつ世界の真実に気づいていく。

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初世界観が分からなくて、「これはシミュレーションの世界なのか? それともファンタジー??」となりながら読んでいくうちに、どんどん読んでいる人間には分かる「あ。これ世界滅んでないか?」となっていくのがよかった。途中で蟻を飼育しているシーンの描写で不穏さは感じてたんだけど、まさか蟻の飼育=人間の選別っていう伏線だったとはなぁー……。ラストはまあ救いがあるかないかでいえば救いがありそうでよかったけど、でも宇宙生命体の気まぐれが今後どんな風に働いていくのか。面白い一冊でした。

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2025年08月20日

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