【感想・ネタバレ】デカメロン(上)のレビュー

あらすじ

中世の終焉と近代の人間解放を告げた最初の作品と讃えられる、イタリアが産んだ不朽の名作。時は14世紀、ペストが荒れ狂うフィレンツェである教会堂に落ち合った年若い3人の貴公子と7人の貴婦人。丘陵に囲まれた郊外の山荘へ難を逃れた彼らが、悲惨な現実を忘れるため、毎日1人1話ずつ10人で10日間にわたって話された100篇の物語。精力絶倫の修道士が自分の不行跡に修道院長を引きずり込んで罪を逃れる話や、恋多き女が修道院を舞台に巧みに思いを遂げる話など、本巻には30話までを収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

基本的に艶話ですので
18歳未満の人にはちょっと刺激が強いかなー
ただ、そういう表現に関しては
きちんとぼやかしているのよ。
このぼやかしているのがポイントで
うっ、とは人によっては思うはず。

ペストから逃れてきた7人の女性(ちょっと若いとはいいがたい)と3人の男性が織りなす物語たち。
基本エロスですよ。
だけれども、それをいかにしてその頭で
逃れていくかについてがまた面白いのよ。

傑作は何万回も愛の睦言をした女性が
いけしゃあしゃあと純潔を表明する奴。
人っつうのは(笑)

まあ、それもまた人なりよ。

0
2019年03月23日

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