あらすじ
ペストを逃れて郊外に移り住んだ男3人と女7人が、毎日1人1話ずつ10日間にわたって話した100篇の物語。この巻では、天使のふりをして女性をだます修道士の話、殺された男が恋人の夢枕に立つ話、愛人といるところを夫に見つかった妻が、機智をもちいていいのがれる話など、人の心の奥にひそむ欲望、嫉妬の落し穴を風刺にくるんだ傑作集。本巻には70話までを収録。
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Posted by ブクログ
結構残酷なお話が多いです。
言えるのは嫉妬は良くないということ。
男女間もそうだけれども
自分が追い付けない人に嫉妬して
よからぬ行動を起こしたところで
何もいいことはないからね。
残酷なのは嫉妬に狂った父親が
愛した男を殺して心臓を
娘に食べさせた物語。
もうサイテー以外でもないし
そのあとに待ち受けた展開は胸糞。
嫉妬なんか意味がないぜ。
読後感はかなり悪いので注意。
まず通常の概念で読んじゃダメ。
Posted by ブクログ
再読。
ほとんど忘れていた。
そんなことでまんまと言いくるめられてしまうの?と思うような話もあって、おかしかった。
7日目9話はうっすら覚えていた。
いつの世も、恋愛や好色にはみんな興味津々だったんだな。
当時の人たちも楽しく読んだのだろうな。
登場人物がいきいきと感じられて、古さを感じさせない。
だからこそ、時代を超えて生き残れた作品なのだな、と思う。