【感想・ネタバレ】努力の地図のレビュー

あらすじ

頑張るのが苦手なのは、頑張る技術を知らないからだ。三宅香帆氏推薦!(文芸評論家、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者)仕事、勉強、スポーツ、ダイエット、家事、育児……。いつも頑張っているすべての人に贈る努力の救世主、爆誕!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

努力と報酬。その間に横たわる神話について構造化されモヤが晴れた。自分自身の努力の方向性にも支持線を引いてもらったが、何よりチームメンバーとのコミュニケーションにも活かせそう。

0
2025年10月13日

Posted by ブクログ

努力の地図
著:荒木博行

「努力」とは何か?「報酬」とは何か?
「努力」と「報酬」をつなぐ「神話」とは何か?
ということを、過去の偉人や学者、一流のスポーツ選手の発言や行動、小説や漫画などを題材にしながら構造化を行っている。無限に散らばった「努力持論」を構造化し地図を示している。

構造化された地図を手に入れると、「努力が本当に報われるか?」というモヤモヤに終止符を打てるだけでなく、今後まったく新しい目標や課題に直面した際も役立つ。再現性のある「思考と行動の道具」になるからだ。

本書の構成は以下の4章から成る。
①「努力」を構造化する
②「報酬」を類型化する
③「神話」を可視化する
④「認知」を多様化する

「努力」への向き合い方は人それぞれ違う。どれが正解というではないものの、そもそも努力という概念が広すぎて、定義や捉え方を整えないと空論となって答えはおろか議論さえもできない。

本書では、「努力」「報酬」「神話」の関連性について構造化し、「努力」に関する概念を見える化してくれている。構造化しても答えは人それぞれであり、導き出すものではない。

しかし、目の前の「努力」というもののの全体のどの部分なのか、どこに向かって行けば、風向きは変わるのかそもそも変えるべきなのか等の俯瞰的な視点を身に付けながら「努力」を捉えることができる。

何のための努力なのか、誰のための努力なのか、目的と時間軸や変えられないもの等を整理しながら自身に落とし込むことで、自分の立ち位置の把握はできる。現状がわかり向かうべきところとのギャップが確認できる。

答えがないと諦めるのではなく、本書では、答え以上に大切なものが見える化により浮彫となる。

0
2025年09月15日

Posted by ブクログ

努力を4つの変数、直接的効果と間接的効果、9つの神話に分けて論じるやり方はある程度成功していると思う。
行っている努力はどの立ち位置にあるのか、何を目指すべきかが構造的に理解出来る良書であると感じた。
自身量の努力と質の努力は意識して使い分けていたが、設計の努力と選択の努力は思考の中になかった。
位レイヤーになるため、ミッションを遂行するには必要のない思考方法かもしれないが、ミッションの「そもそも」を考えるには必要かもしれない。
努力のカテゴリーに入れているけど、思考のカテゴリーのため、○○を努力するというカテゴリーには若干違和感がある。言いたい事の根幹である事、間接的努力、直接的努力を連結するためカテゴリーを作ったのではと予想している。
神話に関しては、自分は農耕型神話で捉えやすいという事が分かった。他の人がどのような神話を好むのか考えるのも面白い。

0
2025年07月02日

Posted by ブクログ

”努力”という事を多角的に分析してあって面白く読める。
特に後半の努力のタイプ分けは、あるあると思えるし、コミックや映画など身近な例が多くとりあげてあるので、共感しやすい。

ただし楽しく読めるし、色々うなずけるものの、ここから何か”努力”と言うのもについて大きく認識が変わるというようなことは無かった。

面白い分析なので、自分の努力タイプの長所短所を知ってうまく活かせていけばいいのだろう。

0
2025年11月09日

Posted by ブクログ

地図というだけあって、努力をわかりやすく分解して解説してくれている。特に9つの努力神話は読み物として楽しい。確かに、知っている話から努力の形や成功のイメージが植え付けられていることに気づいた。
努力には種類があるし、努力に対する報酬にも種類がある。それを使いこなせるようになれると結果が出やすいということか!

0
2025年10月09日

Posted by ブクログ

2章まででもかなり有意義な内容だと感じた。

・努力の階層(構造化)
・報酬の類型化

これらを知るだけでも自分の努力を振り返る貴重な材料となるはず。

今の自分の頑張りは即座の目標へと続いているのかを考える良いきっかけになったと思う。

努力と結果を結びつける過程の捉え方として『努力神話』という捉え方があるが、これは自分が努力を続けるために言い聞かせる合言葉に近いと思った。

いろんな努力神話を言語化し、認識しておくことで自己肯定感を維持することができるように思う。

自分の目標と努力の階層を見直し、何のためにどんな努力が必要なのか、そしてそれを続けるためにどんな思考を持ち続けるのか改めて考え直そうと思う。

0
2025年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

◯学びと考え
- 努力には、努力の階層と努力に対する神話、報酬の得られ方等の要素がある
- 階層は「量の努力」「質の努力」「設計の努力」「選択の努力」
- 設計の努力は逆算思考。選択の努力は、目標そのものを問い直し、理想自体を自分で定義して、必要な努力を決めていくこと
- 報酬は「即達成型」「ゆっくりサプライズ型」などがある。努力をしている本人は前者を意識しがち
- 努力の神話は、努力に対して報酬がどのように得られるのかのパターン。努力に比例して報酬が増えるパターンもあれば、ホッケースティックのように一定の努力を超えてから急に伸びるような努力神話もある。

→自分がつまずいていると感じたときは、努力の階層のどこでつまずいているのか努力の報酬に関して別の考え方ができないか、努力の神話は状況にあっているのかを考えることが大事。その場に適した組み合わせをすることで停滞を突破する鍵になりそう。

- 努力の娯楽化現象は、得られる報酬が減退してくるので終わりを迎える。努力の娯楽化を継続するためには、報酬を自分で設定しなおすか、報酬の定義を広げていくかなどの視点の変更が求められる

→現状の営業に対しても努力の階層でいうと「設計の努力」まで来て、その先の「選択の努力」の階層でつまずいている気がする。今一度「理想の営業」や「3年後の将来像」等の考え直しが必要か?

◯アクション
- 理想の営業像や3年後の将来像等を考えてみる時間をつくる
◯振り返り
- 今週は木曜日から有給をとり、湖にいったり、森の中で焚き火や滝を見に山登りするなど、仕事から離れ徹底的に休養する時間を取ってました。体と頭がリフレッシュされ、エネルギーチャージができ、明日からまた全力で頑張れそうです。

0
2025年08月11日

Posted by ブクログ

努力とその成果、そしてその両者をつなげるプロセスや解釈のロジックを「神話」として、類型化した本。解像度があがったのはとてもよかったけれど、終章が少し物足りなかったかな。道具に振りまわされない、が自分の求めているものなので、その点では良書。

0
2025年10月13日

Posted by ブクログ

努力は階層 x 神話 x 報酬で成り立つ多様な概念。

努力は実るのか?人によって意見は分かれると思う。一方、努力論は噛み合わないことが多い中で、本書は一つ道筋を示してくれていると感じた。

本書は努力を4つの階層、9つの神話、2 x 2の報酬とそれぞれ分解して論じていく。個人的に報酬の部分が結構関心惹かれ、短期的・即時型の報酬を求めることで自分を極限まで追い込めるという点に、特に納得感が強かった。

自分が努力をしようとしたとき、誰かの努力を支えようとするとき、この本で見た考えは役立つと思う。

0
2025年08月23日

Posted by ブクログ

「努力」、努力の先に得られる「報酬」、努力と報酬の関係性についての「神話」について、歴史や漫画など様々な例を用いて分析、考察されている。努力について考えが深まった。それとともに、「努力」のような抽象的な概念は、このように細分化して考えていけばよいのかと、知見が広がった。

0
2025年08月19日

Posted by ブクログ

努力は、何かと言われて私は、続けることだと思っていました。タイトルからそれが正しいのかどうか知りたくなりこの本を読みました。

前半は、努力とは何かを細分化して捉え、中盤は努力によって得られる報酬について書かれ後半はこの努力と報酬をつなぐ神話について書かれています。

努力は、報われるという考えと努力は、報われないと考えを報酬という考え方でとても上手く整理されていて納得できました。

ただ、それをつなぐもの神話がイマイチでした。
イマイチの理由1つ目は、神話を9種類に無理に分けていて、差が分かりにくいところです。これは、本のボリュームを持たせるために多くしてない?って感じました。
2つ目は、神話と言う言葉のチョイスが、努力に突然神様出てくるの?っと思わされていて、神話というよりは、努力の世間的な概念を示しているだけで神話は言い過ぎだと思ったからです。

努力は、意味があるのか?と疑いだしたら一度自分を整理するには良い本だと思います。

0
2025年08月17日

Posted by ブクログ

「努力すれば報われる」ということは、ずっと言われていることだが、ずっと違和感を覚えていた。その違和感を解決してくれるのがこの本である。努力というものを、深く考察し、体系立ったものにしてくれた。しかし、結論的には、努力というものを各自でさまざまな捉え方をしなさいという内容は、どこか腑に落ちなかった。

0
2025年06月23日

「ビジネス・経済」ランキング